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アート・文化
サプライズ型朗読プロジェクト:本との出会いを広げる活動
「本を朗読しましょうか?」と道行く人に声をかけているのは「リズール・ピュブリック(Liseur Public、公共の読書人の意)」のボランティアスタッフだ。意外な場所に本の世界を届けようと、モントリオール市内で活動してい […] -
平和・協同
カナダの民間支援「プライベート・スポンサーシップ」のおかげでバンクーバーに移住できたシリア人難民家族のストーリー
難民を「収容」すると「コスト」のかかる「問題」であることは避けようがない。 だが、難民を「自国に多様性をもたらす存在」として捉え、コミュニティが受け入れられるのであれば、もはや「難民」は「問題」ではなくなる。 カナダの民 […] -
まちづくり
老朽ホテルを買い上げ「福祉住宅」に改修へ。バンクーバー市が進める、低所得者向け住宅政策
カナダでは住宅政策として、ホテルを買い上げ福祉住宅へと転用する動きがある。バンクーバーのストリートペーパー『Megaphone』によるレポート。 -
ジェンダー
セクハラはれっきとした人権侵害。加害者だけでなく組織全体の検証を
日本ではセクシュアル・ハラスメント(以下「セクハラ」)や性暴力のニュースを聞かない日はなく、その対策は遅々として進んでいないように思える。他の先進国ではどうだろうか。カナダ・アタバスカ大学で組織行動論を専門とするアンジェ […] -
公正・包摂
カナダ先住民寄宿学校で大量の遺骨発見は、貧困やホームレス問題と地続き
カナダの先住民ファースト・ネーションにまつわる悲劇が、またひとつ明らかになった*1。バンクーバーのストリートペーパー『メガフォン』のコラムにて、編集長ジュリー・アオキが綴った思いを紹介したい。*1 参照:無名の墓751基 […] -
公正・包摂
選挙で投票する人 vs 棄権する人を分けるものは?
日本での国政選挙の投票率は年々じりじりと下降傾向にある*1 のはご承知の通りだが、世界的にも一部を除いて低下傾向にあるようだ。選挙で投票するか棄権するかの判断にはいくつもの要因が影響し、人によっても事情は異なる。なぜ選挙 […] -
公正・包摂
家を失った先住民を支援する「ラウンドハウス・プログラム」をカナダのストリート誌が運営
カナダのストリートペーパー『リティネレール』(ケベック州モントリオール市で発行)では、薬物依存症や貧困、家を失うなどして苦しむ先住民の人たち向けに、ワークショップや研修、カフェでの就労トレーニングなどを通して […] -
虐待・暴力
「ペットがいるとDVから逃れにくい」問題を軽減する必要性:カナダの調査より
カナダでは身近なパートナーによる虐待死が増え続けており、その被害者は圧倒的に女性たちだ*1。暴力を振るうパートナーの元から逃れたくても、そこにはさまざまな難題や障壁があり、その中でもあまり認知されていないもの […] -
健康・衛生
アルコール依存症者にボランティアが酒を配達?! ー コロナ禍におけるカナダのウイルス感染リスクマネジメント
“家なき人”たちは健康上の問題を抱えていることが多いため、新型コロナウイルスに感染すると重症化するリスクが高い。自分の行動をコントロールできなくなった「アルコール依存症」の人となると、感染リスクも高まる。 -
公正・包摂
偏見を持たれがちな精神疾患のある人たちに、デジタルツールを活用し課題の共有をスムーズに
精神疾患のある人たちはただでさえ苦しい状況にあるのに、偏見や差別に遭うとその苦しみは何倍にも膨らんでしまう。しかし現実には、日常生活だけでなく医療の現場ですら偏見を持たれている実態がある。この問題解決に向け「 […] -
アート・文化
ダンスは優れた身体能力を持つ人だけのものではない。車いすユーザーも受け入れる「インクルーシブ」なダンスカンパニー「オール・ボディーズ・ダンス・プロジェクト」
2019年の参院選では重度障害者2名が国会議員に選出され、話題を集めた。おかげで国会の物理的なバリアフリー化が急ピッチですすみ、働いている間の介護費を参議院が負担することになるなど、当事者の当選によって環境が […] -
教育
メンター制度は、教える側にも教えられる側にも好影響。メンター販売者は市民向けスピーチも/モントリオールのストリート誌『リティネレール』
カナダのモントリオールで発行されているストリート誌『リティネレール』では、2018年から「メンター制度」を導入している。メンター(指導者)として選ばれた販売者は、一般市民向けにスピーチも行う。これまでに話されたテーマは、 […] -
貧困・ホームレス
カナダの大麻合法化・住宅問題・難民などについて、販売者が首相に独占インタビュー/モントリオールのストリート誌『リティニエール』
カナダのホームレス問題対策向けの連邦予算は22億ドル(約1870億円)。ジャスティン・トルドー首相は今後10年でホームレスを「半減」させたいとの意思を示している。この度、カナダ・モントリオール(ケベック州)のストリート誌 […] -
経済・産業
「失業率が低い=良い状況」とは受け止めない。「隠れ失業者」問題に取り組むカナダの社会的企業
2018年6月に放映されたテレビ番組『NHKスペシャル ミッシングワーカー 働くことをあきらめて…』でも取り上げられた「隠れ失業者」の問題。この課題に直面しているのは日本だけではない。カナダも同じ状況にあるよ […] -
貧困・ホームレス
ホームレス問題の解決には、対処療法より積極的な対策が効果的!?
ホームレスの人々に無料住宅を提供 – こうした対策に懐疑的な人たちがいる。税金がもったいない、家賃を稼ぐため一生懸命働いてる自分たちは何なのだ、という発想だ。しかし、路上生活者を放置しておくと結局はよりコストがかかり、そ […] -
公正・包摂
「里子」経験者が語る、カナダ・ケベック州の「里親プログラム」の実情
カナダのケベック州で提供されている里親プログラム「ユース・プロテクション・サービス(DPJ)」。このサービスを通じて里子になった経験を持つ4人が体験談を語った。最初に紹介するのは、子ども時代に虐待とホームレス […] -
イベントレポート
市民が難民を受け入れる「プライベート・スポンサーシップ」。きっかけは3歳のシリア難民男児の溺死ニュース
内戦で混乱するシリアから逃れようとして、船の転覆事故でアランくん(当時3歳)が地中海で溺死したニュースが流れたのは2015年9月のこと。 ソーシャルメディアでも多く取り上げられたので記憶に残っている人も多いだろう。 *こ […] -
公正・包摂
刑務所から「良き市民」までの道のり:法と正義はどちらの味方か
投獄から「よき市民」までの道のりは、ほとんどの人々にとっては長い長いプロセスだ。カナダでは、ほとんどの元受刑者は、彼らが釈放の条件を必ず満たし、社会復帰のために明確な努力をするのを保証するために、社会復帰訓練施設へ送られ […] -
貧困・ホームレス
ホームレスになることは、「早死にをするという宣告」を受けるに等しい:カナダ・ブリティッシュコロンビア州の「路上死」
2014年に46人のホームレスがカナダのブリティッシュコロンビアで亡くなったことについて、バンクーバーのストリートペーパー(※)は事態の深刻さを問題視し、政府に提言をしています。 日本はどうなんだろう?と思い、書物をめく […] -
貧困・ホームレス
カナダのストリート誌『リティネレール』のアラン・ルパージュさんより、日本の読者に向けたメッセージ!
本誌の288号(6月1日発売)で、カナダ東部のストリート誌『リティネレール』の販売者、アラン・ルパージュさんのストーリーを紹介しているのですが、そのアランさんから、日本の読者に向けてビデオメッセージが届きました。 アラン […]