-
公正・包摂
原発作業と除染作業、被曝労働の実態-40年で労働災害認定は、わずか17人。低賃金で働かされる外国人実習生
「国会エネルギー調査会(準備会)」が被曝労働に関する会合を6月12日に開いた。同調査会はエネルギー問題を国会で議論しようと議員有志が2012年に組織した集まりだ。代表は河野太郎氏と近藤昭一氏の2名(ただし河野氏は外務大臣 […] -
原発ウォッチ!
「第5次エネルギー基本計画」改定案 2050年、再エネの主力電源化目指すも、原発はなお“重要なベースロード電源”のまま
「第5次エネルギー基本計画(エネ基)」の改定案がまとまった。同基本計画はエネルギー政策基本法に基づいて経済産業省で策定され、閣議決定を経て、国会へ報告されることになっている。この基本法は温暖化対策の柱に原発を位置づけるた […] -
原発ウォッチ!
運転から40年迎える東海第2原発、全国初、画期的な安全協定-地元と周辺5市の事前了解が必須に
周辺30キロ圏内の6自治体避難対象は約96万人茨城県東海村に東海第2原発を所有する日本原子力発電株式会社(以下、日本原電)は、地元東海村および周辺の5市と新たな安全協定を3月29日に締結した。新協定は、原発再稼働には実質 […] -
原発ウォッチ!
地震の揺れで破損起こり、冷却不能に!? 事故から丸7年、いまだ原因解明はされず。幕引きせず、科学的な視点で調査継続を
国会の報告書のみ、地震の影響に言及1号機の炉心溶融は揺れによる配管破断が原因!? 事故から7年が経ったが、未解決の問題が多くある。その一つは事故の原因で、特に福島第一原発1号機の爆発原因だ。3月8日に衆議院議員会館で行わ […] -
原発ウォッチ!
汚染水は100万㎥超。溶け落ちた核燃料の取り出しも困難、事故から7年、40年では終わらぬ廃炉への道
昨年12月、福島第一原発を訪問。むき出しの鉄骨、曲がった鉄筋-水素爆発の破壊力に圧倒された東京電力福島第一原発が爆発し、広範囲に放射能をまき散らす最悪の事故が起きてから7年が経過した。今年も3月11日前後には、事故を忘れ […] -
原発ウォッチ!
2018年を脱原発法制定の年に。原発ゼロと再生エネルギー100%をめざす二つの法案
全原発廃止など共通点多い立憲民主党案と原自連案1月2日、立憲民主党が次期通常国会に「原発ゼロ基本法案」を準備していると報じられた。久しぶりに明るいニュースに接し、脱原発法案がこの1年を通した話題となると確信した。 -
原発ウォッチ!
神戸製鋼所のデータ改ざん資機材、原発・再処理工場にも納品。
日本企業、改ざんが常態化、地に落ちた世界での信頼昨年は企業の不正事件で暮れた。10月に神戸製鋼所が記者会見を開き、子会社でのアルミや銅製品などの品質データ改ざんや日本工業規格(JIS)違反などを公表。改ざんは原発の資機材 […] -
経済・産業
自然エネルギーで地域活性化「会津電力」、地熱などで温泉街をエコタウン「元気アップつちゆ」。― 福島で市民・地域共同発電所 全国フォーラム開催
市民の手による地域発電所でエネルギーを生み出し、原発や化石燃料に依存しない安心で安全で持続可能な社会を実現しよう―。 11月2日~4日、福島市で「市民・地域共同発電所全国フォーラム」が開かれ、多様でユニークな取り組みが […] -
原発ウォッチ!
もんじゅ廃炉は決定したが、核燃料は中に残ったまま。廃炉措置申請に合意しない、福井県と敦賀市
プルトニウムが放出されれば、関西圏にも影響が及ぶ可能性11月5日に福井市で「もんじゅ廃炉勝利集会」が開催された。95年に高速増殖原型炉「もんじゅ」でナトリウム漏えい火災事故が起き、その翌年から毎年廃炉を求める全国集会が開 […] -
原発ウォッチ!
柏崎刈羽原発の再稼働へ向け、規制委員会が急きょ、安全審査合格の方針。安全だとはとても言えない
原発事故の損害額、22兆円。経営破綻回避のため再稼働?日本経済研の計算では70兆円東京電力は柏崎刈羽原発(新潟県)の6号機と7号機の再稼働申請を2014年12月に行った。以来、原子力規制委員会は厳しい姿勢で臨んできた。東 […] -
原発ウォッチ!
六ヶ所村、ウラン濃縮(再処理)工場で給排気ダクトがぼろぼろに。引き起こしかねない大きなトラブル
7年間運転停止で劣化。25年間点検せず48ヵ所に損傷 青森県六ヶ所村にあるウラン濃縮工場で、給排気ダクトの錆問題が起きている。公表された点検結果によれば、48ヵ所におよぶ錆やこれによる損傷などが発見された。材質にトタン板 […] -
原発ウォッチ!
核なき世界へ!国連で「核兵器禁止条約」採択。進むアジアの脱原発、中国、台湾、韓国で高まる機運
国連加盟国の3分の2が賛成採択。なぜ、日本は不参加?被爆72年目の8月5日〜9日にかけて、原水爆禁止日本国民会議が主催する広島世界大会と長崎世界大会に参加した。主催者による数々の分科会に加えて、自主的に開催される催しもた […] -
原発ウォッチ!
東海再処理工場、廃止までにかかる70年と1兆円。建設・操業依頼の事業費と同等、廃止のための時間は操業時間の2倍以上
77年から1140トン再処理ー「もんじゅ」の廃止で使えなくなったプルトニウム 東海再処理工場(茨城県)の廃止申請が、6月30日に原子力規制委員会に提出された。 提出したのは日本原子力研究開発機構(以下、「機構」)。197 […] -
原発ウォッチ!
高レベル放射性廃棄物のゆくえ。処分地への応募自治体なし、政府が有望地を選定?-「どうする! 原発のゴミ・全国交流会」 in 岡山
最終処分地適正地図、遅れる政府の公表 「どうする! 原発のゴミ・全国交流会」が6月3、4日に岡山市で開催され、全国21都道府県から約180人が参加して熱心な討論がかわされた。初日は基礎的な情報共有、2日目は意見交換という […] -
原発ウォッチ!
福島県で山林火災:セシウムが飛散、内部被曝の可能性。継続的な測定体制が必要
放射能汚染地域の火事、消火活動に防護服やマスク 4月末、福島県で山林火災が発生した。出火原因は突き止められていないが、空気が乾燥している時期であることと強い風によって燃え広がった。4月29日に白煙が確認され、福島県の公式 […] -
ビッグイシューのご案内
本気で電気代を削減したい人必見!小6の知識で自作可能な「わがや電力」
2016年4月電力小売りが全面自由化されたものの、変更率はいまだ全契約の数パーセントにすぎません。基本的には、変更手続きは「どの事業者を選ぶか」を決め、新事業者に申し込みをし、旧事業者に契約終了の連絡をすればいいだけで、 […] -
原発ウォッチ!
原発の定期検査は事業者任せに。法改正で助長される電力各社の隠ぺい体質
経済性重視の定期検査で04年には作業員11人が死傷 原子力規制に関する法律が改正されて、国が実施する従来の定期検査が廃止され、事業者任せになる。事業者任せで安全が確保できるとは到底考えられない。法改正というより改悪と言え […] -
原発ウォッチ!
「さようなら原発北海道集会」泊原発、停止から丸5年、再稼働めざす北電に市民が反対の声
福島原発事故から6年が経過した2017年3月11日に「さようなら原発北海道集会」が札幌市で開催された。650人の会場は立ち見が出るほど盛況で、人々が脱原発への強い思いを持ち続けていることを知ることができた。 -
原発ウォッチ!
メルトダウンした2号炉の炉内調査実施 人が1分と生きられない放射線量 530シーベルト/時を測定
溶け落ちた核燃料は原子炉脇からも漏れ出ていた? 福島原発事故から6年が過ぎようとしている。東京電力は1月26日に、核燃料が溶けてメルトダウンした2号炉の炉内調査を実施し、内部の様子を順次公開した。制御棒の交換用のレールを […] -
原発ウォッチ!
60年間の政策が失敗、「もんじゅ」は廃炉に。フランスと協力して開発進める高速炉も実用化の見通しはほぼなし
発電開始後4ヵ月目に火災発生20年で発電量は14日分のみ 2016年12月21日に政府は高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉を決定した。廃止の理由を政府は明らかにしていないが、開発の成果が得られそうにないこと、わずか8年程度 […] -
原発ウォッチ!
ベトナム、原発計画中止 リトアニア、計画凍結 日本の脱原発への政策転換必至
90年代からオールジャパン体制でこぎ着けた受注がご破算 ベトナム国会が原発立地計画を中止する政府提案を11月22日に可決した。ベトナム政府は電力需要に応える切り札として、2009年に4基の原発を建設する計画を承認し14年 […] -
原発ウォッチ!
廃炉費用、除染費用、損害賠償費用など損害額はすでに13.2兆円。その費用のほとんどが国民に転嫁される
東京電力による福島第一原発(1F)事故の損害の負担を巡って、経済産業省内で議論が続いている。同省は非公開の「東京電力改革・1F問題委員会」(東電委員会)と「電力システム改革貫徹のための政策小委員会」(貫徹委員会)を発足さ […] -
原発ウォッチ!
今、チェルノブイリでは?年間5ミリシーベルトで強制避難。福島、20ミリシーベルトで帰還をなかば強制[原発ウォッチ!]
学校サナトリウム「希望21」年間5千人の子どもが利用 9月末、チェルノブイリを初めて訪問した。1986年4月26日の未明、旧ソ連(現ウクライナ)でチェルノブイリ原発4号炉が爆発事故を起こした。火災は10日間にわたって続 […] -
ビッグイシューのご案内
再生可能エネルギーで若者を雇用。「田中水力 株式会社」は国産の小水力発電機開発のパイオニア
2016年1-9月の太陽光関連事業者の倒産は42件で前年同期比10.5%増となり、このままのペースで推移すると2000年以降過去最高となる勢いだという。(東京商工リサーチ2016年10月1日の記事より) 再生可能エネルギ […] -
ビッグイシューのご案内
原発問題がある地域で知っておきたい<29の原発を止めた人とまち>
全国の慎重・反対派、そして推進・中立派にも読んでもらいたい記事がある。『ビッグイシュー日本版』297号の特集<29の原発を止めた人とまち>。この号の読みどころをピックアップする。 -
原発ウォッチ!
世界の自然エネルギー発電量、原発の倍以上。ハワイ、電力需要の40%をまかなう計画 日本、電力会社が自然エネルギー購入拒否[原発ウォッチ!]
中・韓・露・日をつなぐ風力発電の送電網計画、日本政府のみ消極的 自然エネルギー財団が設立5周年の記念シンポジウムを開催した。米国、カナダ、中国、ロシア、韓国などの国々からパネラーたちが参加し、参加者も1000人を超える超 […] -
ビッグイシューのご案内
10月15日発売のビッグイシュー日本版、スペシャルインタビューはレニー・ゼルウィガー、特集は「日本の市民――29の原発を止めた人とまち」
10月15日発売のビッグイシュー日本版297号の紹介です。スペシャルインタビューは映画「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのレニー・ゼルウィガー、特集は「日本の市民――29の原発を止めた人とまち」。 スペシャルイン […] -
原発ウォッチ!
米国は再処理工場の建設を断念。 六ヶ所での再処理中止を呼びかける米国専門家
余剰プルトニウムの利用難航 日本48トン、米国62トン 広島市で行われた「被爆71周年原水爆禁止世界大会国際会議」 原水爆禁止世界大会(原水禁主催)が8月4〜6日に広島で開催された。多くの分科会に加えて国際会議も行われた […] -
経済・産業
再生可能エネルギーへの転換は避けられない。でも地球の危機を押し留めるのに間に合わない?
気候変動は、今なお意見が二分する問題の一つかもしれないが、専門家によれば、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換は世界中で加速しているという。風力の発電量が増加し、アメリカでは今や9000万世帯以上に供給するのに十分な電 […] -
ビッグイシューのご案内
3月15日発売「ビッグイシュー日本版」283号 特集は「はじまる“市民電力”」!
3月15日発売のビッグイシュー日本版283号の紹介です。 表紙は「エディ・レッドメイン」、特集は「はじまる“市民電力”」。 スペシャルインタビュー エディ・レッドメイン ホーキング博士自身にも演技を絶賛され、オスカーを獲 […]