2018年12月21日(金)、大阪市・中央公会堂でNPO法人ビッグイシュー基金が主催の“大阪ホームレスクリスマスパーティ"が行われました。

ホームレスの人もそうでない人も分断されることなく、ともにクリスマスの賑わいを楽しむことを目的に開催しているこのパーティはなんと今回で10回目。

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“悩みも人生もディナーも味わいつくす「即興!? ホームレス人生相談」×「ワークショップ」×「枝元さんの料理」”と題し、盛りだくさんのプログラムが、ホームレス当事者を中心とする実行委員で企画・準備されました。

基金理事で料理研究家の枝元さんが腕を振るうということで、前日から仕込みのために来阪し大量の「顔の見える食材」を用意。ボランティアの皆さんと200人分近い料理の怒涛の仕込みをされました。



料理研究家による本気のパーティ料理が炸裂

この日のお料理解説は、枝元さんのTweetより。





開幕







会場に設けられた物販のブースも盛況でした。

毎年ご提供いただいているKEENさんの靴のチャリティセールや・・・
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『ビッグイシュー日本版』のブースはもちろん、
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枝元なほみさんとビッグイシュー誌の販売者による『ビッグイシュー日本版』の人気連載「世界一あたたかい人生レシピ」を単行本化した『クッキングと人生相談――悩みこそ究極のスパイス』のブース、

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エシカルで人と地球環境にやさしいファッションブランドPeople Treeとビッグイシューに連載中の「マムアンちゃん」のコラボTシャツも。(通販でもお求めいただけます

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そしてメインステージでは、ホームレスの回答者と枝元さんが悩みにこたえる「公開人生相談会」が始まりました。ホームレスの回答者を相手に、「働かないで生活してみたい」「家が片付かないのはどうすればいいか」などの質問が飛び出し、ハラハラなのかほっこりなのか、どう転ぶかわからないドキドキのトークが繰り広げられました。





閉会の挨拶ーそれぞれバラバラなのに、あったかい

最後は枝元さんと理事長の佐野章二のご挨拶。

参加者・協力者へのお礼とともに「ワークショップの時間はバラバラに好きなことをやる形を取りましたが、それぞれが好きなことをやる、というのがビッグイシュー基金らしくてよかったと思います」と締めくくりました。

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※来場者の合計は計194人となりました。

パーティを振り返って













10回目らしく、それぞれがそれぞれのできることを持ち寄ってもてなし合う会となりました。

当日の様子は、2月頃の『ビッグイシュー日本版』本誌でもご案内予定です。

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ビッグイシューについて

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ビッグイシューは1991年ロンドンで生まれ、日本では2003年9月に創刊したストリートペーパーです。

ビッグイシューはホームレスの人々の「救済」ではなく、「仕事」を提供し自立を応援するビジネスです。1冊350円の雑誌を売ると半分以上の180円が彼らの収入となります。