2020年6月15日発売のビッグイシュー日本版385号の紹介です。
表紙は「アダム・ランバート」、スペシャルは「コロナ禍で、世界の路上は」。
リレーインタビュー。私の分岐点:作家 津村記久子さん
2005年「マンイーター」(単行本は改題し『君は永遠にそいつらより若い』)で太宰治賞を受賞しデビュー。09年『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞するなど、作家として活躍を続ける津村記久子さん。津村さんの人生の分岐点は23歳の時、勤めていた会社を辞め、ボロボロになって出かけた若年層向けの職業カウンセリングで、カウンセラーさんから言われた一言がきっかけになったと語ります。「この瞬間から人生がだいぶマシになりました」とまで津村さんを勇気づけた、その一言とは?
スペシャルインタビュー:アダム・ランバート
アダム・ランバートという名を世界に知らしめたのは、故フレディ・マーキュリーに代わる「クイーン」のボーカリストとしての活動でしょう。しかし最新のソロアルバム『Velvet』は“アダム・ランバートそのもの”を体現した作品だといいます。同性愛者を公言し、音楽界のみならず社会に変化をもたらしてきたランバートの素顔に迫ります。
特集:コロナ禍で、世界の路上は
新型コロナウイルスの感染拡大の中、世界各国で「#STAY HOME」「#私は家にいます」といったキャンペーンが広まりました。しかし、この言葉が目を塞いでいるのは“家をもたない人”たちです。
いま、どの国でも、最も困難を抱えた人たちが耐え難い影響を受けている状況で世界のストリートペーパーの販売者はどのように過ごしているのでしょうか?
雑誌の路上販売を中止した国、都市封鎖解除とともに再開した国、感染対策を取った上で継続している国など、全10ヵ国(英国、イタリア、ブラジル、南アフリカ、台湾、米国、スウェーデン、ドイツ、韓国、日本)からレポートが届きました。