米や食品が高騰している昨今でもまだなお、節分の恵方巻、バレンタインのチョコレート、クリスマスのケーキなど、イベントがあるごとに大量の商品が店に並び、「この量を全部売り切れるのかな…」と気にかけている方も多いでしょう。
残念ながら日本国内の食品ロスは依然として多く、食料自給率は低いままなのに年間数百万トン単位で廃棄が発生していると言われています。

映画に学ぶ、「食品ロス問題」解決策
Just Eat It: A Food Waste Story (FULL MOVIE)
カナダのカップルが、食品廃棄ゼロ生活に挑戦。その過程で食品の無駄の大きさや仕組みを可視化するドキュメンタリー。
「0円キッチン」
この「食品ロス問題」を明るく解決しようと立ち上がったのが、1978年生まれのダーヴィド・グロス監督。
彼は廃棄食材を救うべく、ゴミ箱で作ったキッチンを搭載し、廃油で走れるよう改良した車で、ヨーロッパ5か国をめぐる5079キロの旅に出る。行く先々で廃棄食材を「おいしい料理」に変身させて、町の人々の意識を変えていくというドキュメンタリー映画を作りました。
<「捨てるな」と言うだけでは根本的な解決にならないこともわかっていた>という彼の問題解決手法がユニークです。
このダーヴィド・グロス監督へのインタビューが昨年2017年2月1日発売の『ビッグイシュー日本版』304号「監督インタビュー」に掲載されています。
0円キッチン 公式サイト
http://unitedpeople.jp/wastecooking/
「もったいないキッチン」
「0円キッチン」に続き、ダーヴィト・グロス監督が、「食材救出人」として日本で食品ロス問題に取り組む人々の姿を追ったドキュメンタリー。
監督自身がキッチンカーに乗り、日本全国を駆け巡る様子を描く。
ドキュメンタリー映画「ありあまるごちそう」
大量に作られ、大量に廃棄される食品。世界中で、飢えている人がいるなかで、余った食品の扱いとして「燃料にする」という解決案まであるといいます。
私たちの日々の外食、買い物について考えさせられる映画です。
私たちにもできる「食品ロス」を減らすための行動
「食品ロスを減らすために日常生活でできる10ポイント」
0円キッチンの公式サイト内に「食品ロスを減らすために日常生活でできる10ポイント」が紹介されています。
「空腹状態で買い物に行かない」「すぐ食べるものは棚の手前から取る」など、少し気をつければ実践できることばかりです。
https://unitedpeople.jp/wastecooking/10point
「フードバンク」への参加・寄付
米国発の「フードバンク」は、賞味期限の迫る食品を企業から引き取り、福祉施設や生活困窮者支援の団体などに提供する市民活動のことです。
日本国内では2002年に初の「フードバンク」が東京で誕生して以来、2026年現在250カ所以上に広がっています。
「子ども食堂」への参加・寄付
全国に広がっている「子ども食堂」の取り組み。あなたの住む地域にも「子ども食堂」があるようなら、支援の申し出をしてみてはいかがでしょうか。
フードバンク等と連携して余っている食品を地域の子どもたちに提供する、という手もあります。
・湯浅誠さんが解説、「子どもの貧困」に対してあなたができること-子ども食堂(居場所)フォーラム基調講演「なんとかする」子どもの貧困 より
まずは毎日の食卓、そして余裕のある方は「まちの食卓」に思いを馳せてみませんか。
関連記事
・食環境ジャーナリストの金丸弘美さんが警告する、日本のフードクライシスとその処方箋
※この記事は2018年2月の記事に加筆・酒精したものです。
