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貧困・ホームレス
1日2回、週5回。ホームレスの人々のために料理を提供し続けるシェフのモチベーションとは
米国の食の専門テレビ局「フード・ネットワーク」などでは、制限時間内に限られた食材でシェフたちが料理の腕を競うガチンコ勝負の様子がひっきりなしに流れている。“テレビ受け”する設定だが、実のところ、路上生活者たち […] -
貧困・ホームレス
路上生活者たちが老けて見える理由/路上やシェルターで年老いていくことについて、当事者にインタビュー
日本ではホームレス人口の42.8%が65才以上、平均年齢は61.5才という数字が発表されている(厚生労働省 2017年9月)*。*平成28年度ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」の分析結果より同 […] -
貧困・ホームレス
美しくデザイン性ある安心空間を路上生活者にも:米国のホームレス支援団体が官・民の協力を得て実現しつつある超意欲的な取り組み
あなたがもし住んでいる家を追われることとなり、頼れる人もいなかったら、どこへ向かえばよいのか? やむなくそんな状態に陥ってしまった人たちの受け皿となるべく、各支援団体が努力しているわけだが、資金難や偏見などの […] -
貧困・ホームレス
「はたらけない」若者たちの「自己責任」ではない。 社会の持続可能性を踏まえて社会で対策をたてるべき問題―「中央ろうきん若者応援ファンド」選考委員 座談会
社会的不利・困難を抱える若者の問題が注目されて20年。この間、彼らを取り巻く状況は変わり、支援の選択肢は増えたのか? 2015年から始まった「若者応援ファンド」が果たしてきた役割は何なのか? 選考委員の皆さんに聞いた。 […] -
貧困・ホームレス
サイズが合わないボロ靴と劣悪な環境が、ホームレスの人々の健康を足から蝕んでいく
ボロボロの靴を履いて一日中立ちっぱなしの歩きっぱなし。およそ快適とは言えないシェルター施設で大勢の人との共同生活。ホームレス状態にある人にとって「足の健康」を保つことは容易ではない。この見過ごされやすい問題について、米ポ […] -
貧困・ホームレス
280万人の子ども・若者が貧困リスクにあるドイツ。IT機器の充実より、ソーシャルワーカー・教師といった必要な支援を優先すべき
日本の地方自治体のなかには、財政難により子どもの給食が驚くほど貧相になっているところもあると、SNS上で話題になっている。その一方で、政府は2020年には小中学校の全生徒にタブレット端末が行きわたることを推奨 […] -
貧困・ホームレス
世界的拡がりを見せる反政府デモ。地方を見限る政治で都市に移住せざるを得なくなった人たちへの冷遇が原因か
反政府デモが世界各地で勃発、主要都市が何ヶ月にもわたって“機能停止”に陥るなどの影響が出ている。ボリビアのラパス、チリのサンティアゴ、リベリアのモンロビア、レバノンのベイルートなど例には事欠かない。なぜいま、 […] -
貧困・ホームレス
ホームレス人口は本当に減っているのか? 路上生活者の実数調査の難しさ/米国の調査方法の限界
少し前、SNSの一部のユーザーのあいだで「日本のホームレス人口が激減している」ことが話題になった。たしかに、2003年の厚生労働省調査で全国に25,296人確認された路上生活者は、2019年の最新調査では4, […] -
貧困・ホームレス
“車上生活”を続けるしかない人たちの事情/生活困窮者が福祉や就職につながるための「駐車場」の役割
住宅価格の高騰により“普通の人々” には手が届かない物件ばかりになった街では、「車」が一つの “アフォーダブル住宅”* となっている。その代表が、ハイテク業界の好景気から住宅価格の高騰が著しいシアトルだ。ホー […] -
貧困・ホームレス
貧しい地域を「肥溜め」呼ばわりするトランプ米大統領。ホームレス問題に「重要な対策」を講じると宣言する真意とは
一国のリーダーがホームレスの人々にどういう姿勢を取るかは、社会的に弱い立場にある人やその支援者にダイレクトに影響し、誰を「国民」と捉えているかが如実に示される。先日の台風19号の際にホームレスの人々が避難所か […] -
貧困・ホームレス
大企業のCEOが路上で雑誌を売る?!「道端留学」で社会課題へのまなざしを育む
ホームレス状態にある人々の自立支援を目指したストリートペーパーは世界各地で発行されているが、なかには、有名企業のビジネスリーダー、政治家、著名人らに雑誌の販売者になってもらう「CEO販売イベント」を定期的に開催している雑 […] -
貧困・ホームレス
ホームレス経験のある世界的著名人たち。「家がない」という状態は、本人の人となりを表すものではない
日本では「ホームレス中学生」だった芸人が有名だが、世界を見渡せば、ホームレス経験を経た後に偉業を成し遂げた著名人は決して少なくない。多くの人々から敬愛・賞賛され、世代を超えて“崇拝”されている人たちも、華やか […] -
貧困・ホームレス
ハローワークでビッグイシューが研修!?鳥取県米子市への出張講義
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、教育機関や団体などで出張講義をさせていただくことがあります。今回、スタッフの吉田が向かったのは鳥取県米子市。県立米子ハローワークから職員向けの“人権研修”のご依 […] -
貧困・ホームレス
ホームレス問題にまつわる各国の状況の類似点とは? ソウル大学、台湾大学、京都大学の学生にビッグイシューが出張講義 @京都大学
2019年8月。京都に、ソウル大学、台湾大学、京都大学の学生たちが集まり、「東アジアジュニアワークショップ」が開かれた。 -
貧困・ホームレス
酷暑が路上生活者にもたらすのは熱中症だけではないー冷たい無関心が引き起こすホームレスの人々の苦難
夏の暑さは誰にとっても厳しいものだが、路上生活者にとっては特に「危険」でもある。 ショッピングモールや図書館など冷房が効いた場所や、食事やシャワーなど生きていく上で必須のものを提供してくれるサービスを利用できないと、なお […] -
貧困・ホームレス
失業率・社会保障費増大への抑止効果はあるか? ベーシック・インカムについての住民投票を目指すオーストリアの動き
少し前、「不登校YouTuber」について賛否両論が巻き起こっていた。「いまの社会、大学を出たところでまともな仕事につけるとも限らないから、それもよいのでは」という意見もある一方で「(社会で自分が査定・選択されることに備 […] -
貧困・ホームレス
「店に利益のないトイレ利用」は禁止すべきか? ホームレスの人だけでなく店員もつらいトロントのトイレ事情
ちょっと、こんな状況を想像してみてほしい。あなたは街中にいて、急な便意を催してきた。しかし公衆トイレが見当たらない。あいにくその日はお金の持ち合わせも乏しく、買い物やカフェの利用もできない。あたりのお店にあたっても「こち […] -
貧困・ホームレス
無医村で人の命を救うには?巡回医療、保健衛生、有機菜園とコミュニティ・ガーデン–NPO法人 ミャンマー ファミリー・クリニックと菜園の会
「栄養不良の患者さんを治療してよくなっても、数ヵ月したら同じ病気で戻ってくる苦い経験をしました。そこで現在は、ミャンマーのデルタ地域・エーヤワディー管区の無医村を中心に、現地の医師・看護師・ドライバーと共にひ […] -
貧困・ホームレス
高すぎる葬儀費用で借金を強いられる人々/ローン完済まで遺灰すら受け取れない英国の葬儀事情
日本ほどではないにせよ、英国では葬儀費用がジワジワと上昇しており、葬儀業界の価格に政府が目を光らせ始めている。これまで、低所得者や貧困者が大切な人を亡くし見送る際には、政府からの給付金に頼るしかなかった。しかし近年では、 […] -
貧困・ホームレス
「路上生活者」が減少しても「ホームレス状態」が減っているわけではない。多様化するホームレス問題とその支援の形
「ホームレスの人」と聞いて、あなたはどんな人を思い浮かべるだろうか。「おじさん・おじいさん」「公園などで段ボールハウスに住んでいる」といった人を思い浮かべる人もいるかもしれない。確かにホームレス状態と言えばそ […] -
貧困・ホームレス
8月1日発売のビッグイシュー日本版364号、表紙は「『セサミストリート』リリー」特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」
2019年8月1日発売のビッグイシュー日本版364号の紹介です。 表紙は「『セサミストリート』リリー」、特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」です。 -
貧困・ホームレス
冷暖房・ベッドなし、食事・プライバシーもなし…。騒音・盗難・襲撃と隣り合わせ。解消しえないストレスまみれの路上生活の実態
人は誰しも、日常生活で多かれ少なかれストレスを抱えている。しかし路上生活者は、「心身を衰弱させうるレベル」で「長期的」にストレスを受け続けている。米国オレゴン州ポートランドのストリート紙『Street Roots』が、路 […] -
貧困・ホームレス
ホームレスの人たちを拒絶する「排除アート」が街中に仕掛けられている現状
「反ホームレス施策」なるものが、世界各地でかれこれ何十年にもわたり ”当たり前” のものになっている。徘徊禁止法、座りこみ禁止条例などあからさまなものから、街の設備や公共スペースに埋め込まれているものまで、そのかたちはさ […] -
貧困・ホームレス
ワーキングプアのシングルマザーが厳しい現実を著書「MAID」(メイドの手帖)にまとめベストセラーに
日本でももはや「離婚」はめずらしいものではなく、必然的にシングルマザーになる人も増えている。特に若いシングルマザーは、育ちに関係なく「貧困」に陥りやすい。賃金の安い仕事に就くことの多い彼女たち、働けど働けど生活は一向に楽 […] -
貧困・ホームレス
「困窮者用の住居はショボくてもOK」と思っていませんか。ホームレス状態の人にもオシャレな住宅を提供するという発想
ホームレス問題への有効な対策として各都市でニーズが高まっているのが、手頃な価格で入居できる住まい、いわゆる「アフォーダブル住宅」の数を増やすことだ。オーストリアのザルツブルク(リーデンブルク)に2018年10月に完成した […] -
貧困・ホームレス
「ホームレスの人を見かけたら、どう声をかけたらいい?」トークイベントを機に、社会の問題が自分ごとに/“ホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー」ってなに?”@広島 レポート
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学・市民団体などでの出張授業をさせていただくことがあります。出張授業では販売者がスタッフとともに現地へお伺いするパターンが多いのですが、今回初めて、広島 […] -
貧困・ホームレス
「GNP(国民総生産)の高さ=貧困率の低さ」ではない。富裕国スイスで増加する貧困高齢者の実態
GNP(国民総生産)の数値からは「世界で最も裕福な国」とされているスイスだが、実のところ、貧困率は驚くほど高い。多くの人に影響を及ぼしている事実でありながら、スイスの社会においてもあまり目を向けられていないこの問題の実態 […] -
貧困・ホームレス
「路上生活は違法」として路上生活者から罰金を徴収するデンマーク。移民排除政策で苦しむのは自国民!?
2018年3月に議会を通過した「反ホームレス法」によって、デンマーク警察には路上生活者に罰金を科し、「特定区域禁止令(zone ban)」を命じる権限が与えられた。この地域のストリート誌『Hus Forbi』の販売者2名 […] -
貧困・ホームレス
ビッグイシュー販売3年6か月で「卒業」となる千里中央駅(大阪)の販売者Mさんの「路上脱出までのステップ」とは
「ビッグイシュー売ったところで、1冊定価円で売って数百円ほどの収入でしょ。路上脱出なんてできないんじゃない?」という質問を時々いただく。 『ビッグイシュー日本版』の創刊から15年あまり。ビッグイシューの販売をきっかけに他 […] -
貧困・ホームレス
「住む家がない人たち」にふさわしい住環境とは? 困窮層が強いられるイギリスの劣悪な住環境と改善策について
安定した住まいがない状態にありながら、支援を受けられない人たちがいる。彼らは驚くほど簡易なつくりの宿泊所にしか入れず、なかには何年にも渡ってそこが「生活の場」となってしまう人もいる。英国の『Big Issue North […]