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アート・文化
68歳となったスティングが語る“成功”と“幸福”の違いとは
英国ミュージシャンのスティングに、イタリアのストリート誌『Scarp de’ tenis』がインタビューを行った。アルバムのプロモーションとイタリアでのツアーを控えてミラノのホテルに滞在していたのだ。40年超 […] -
公正・包摂
刑務所行きが決まった時にやるべき重要な手続きとは?/元受刑者の37%がホームレス状態に陥る英国事情
「犯罪者も路上生活者も、自業自得でしょ」と思われがちだ。しかし、いずれもなりたくてなる人などまずいない。境遇などに恵まれず犯罪を犯して刑務所行きになると、出所後は4割近くがホームレス状態になっているという英国 […] -
経済・産業
仕事はあっても家がない:英国で深刻化する「ワーキングプア」事情
労働者や、その家族を取り巻く厳しい現実を撮り続けてきたケン・ローチ監督(83)の最新作『家族を想うとき』(原題:Sorry We Missed You)が公開された。非正規雇用で働く低所得家族の物語を通して、昨今の英国の […] -
INSPニュース
ビッグイシューを「転売」!? 読者が「販売者」になることで元の販売者の収入をアップさせるサイクル:『ビッグイシューUK』の新プロジェクト「ペイ・フォワード」
2019年4月1日、『ビッグイシューUK』(英国版)が「ペイ・フォワード(Pay It Forward: 親切を次につなぐ、の意)」という新たな取り組みを導入すると発表した。急速な成長を見せているモバイルバン […] -
貧困・ホームレス
高すぎる葬儀費用で借金を強いられる人々/ローン完済まで遺灰すら受け取れない英国の葬儀事情
日本ほどではないにせよ、英国では葬儀費用がジワジワと上昇しており、葬儀業界の価格に政府が目を光らせ始めている。これまで、低所得者や貧困者が大切な人を亡くし見送る際には、政府からの給付金に頼るしかなかった。しかし近年では、 […] -
アート・文化
映画『ロケットマン』はエルトン・ジョンの半生を赤裸々に描いたミュージカル作品-主演のタロン・エガートンと監督のデクスター・フレッチャーにインタビュー
英国の伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカリスト、フレディ・マーキュリーを主人公とした伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットしたのはまだ記憶に新しい。そして今夏はと言うと、同じく英国のミュージシャン、エルトン・ジ […] -
まちづくり
「住む家がない人たち」にふさわしい住環境とは? 困窮層が強いられるイギリスの劣悪な住環境と改善策について
安定した住まいがない状態にありながら、支援を受けられない人たちがいる。彼らは驚くほど簡易なつくりの宿泊所にしか入れず、なかには何年にも渡ってそこが「生活の場」となってしまう人もいる。英国の『Big Issue North […] -
まちづくり
「賃貸住宅に住む人は持ち家に住む人より不健康」?! ― 英国の最新研究から住宅政策を考える
「住まい」は私たちの暮らしにかけがえのないもので、「住まい」と「健康」には多くの関連性があることは研究者たちも指摘するところだ。通常、「住まいと健康」の関連性をみる研究では、アンケート形式で回答者の健康状態を5段階評価し […] -
アート・文化
アートでホームレス問題に関心を向けることはできるか/英国の人気音楽ユニット「アンダーワールド」による挑戦
英国マンチェスター市内では、2007年から2年に1度「マンチェスター・インターナショナル・フェスティバル」が開催され、国内外アーティストが最新パフォーマンスや作品発表を行う場となっている。2017年の動員数は20万人以上 […] -
経済・産業
臓器提供を有償にすることで、望ましい未来は訪れるかー髪の毛、血液、精子、卵子、皮膚、そして臓器が売買される市場
日本では臓器移植の希望者がおよそ14,000人。そのうち、移植を受けられるのは年間およそ400人(※日本臓器移植ネットワークの調査より)。ニーズは高いが提供者が少ない、これは海外でも見られる傾向だ。では、臓器提供を有償に […] -
貧困・ホームレス
英国のホームレス化最大要因は子ども時代の貧困。リスク要因を突き止め、阻止できる問題として向き合おう
2018年8月に開催された「INSPサミット2018(国際ストリートペーパー総会)」の最終日、住宅問題と社会政策が専門のスザンヌ・フィッツパトリック教授(エジンバラのヘリオット・ワット大学「I-SPHERE」所属)が基調 […] -
アート・文化
元スパイス・ガールズのメラニー・チズム、新曲で人間関係の破綻、母であること、いじめを歌う-「やっとソロ活動で一人前になれた」
スパイス・ガールズの元メンバー、メラニー・チズムが、ビッグイシュー英国版とのインタビューで、彼女の新たな一面について語った。最新アルバムに歌われているように、母であること、いじめ、うつ病がテーマとなった。今回で3度目とな […] -
INSPニュース
英国で絶大な人気を誇るロックスター、フランク・ターナーによるチャリティコンサートで閉幕 INSPサミット報告その5
8月21日〜24日に、イギリス・マンチェスターで行われた国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)主催の年次総会「グローバル・ストリートペーパー・サミット2017」。ビッグイシュー日本のスタッフも参加した […] -
アート・文化
「あのゴミ袋、人が入っている…?」人を” 使い捨て”にする社会の無関心
路上に置かれたひとつのゴミ袋。ポリエチレン袋の中には人の形をしたものが座っているようだと気づき、思わず二度見をしてしまう。さて、あなたならこの後どうしますか? -
アート・文化
ロンドンで「ホームレス・アーティスト」のアート展を開催、大きな手応えを得た主催者、参加アーティストたちの声
セントラルロンドンで開催中のアートフェスティバル 「The One Festival of Homeless Arts」は、ホームレス経験者でアートの才能に恵まれた人たちの作品を展示するイベントだ。 -
貧困・ホームレス
ホームレス、公共の場にいるだけで犯罪?! 緊縮財政下の英国で起きているホームレスへの対応、その歴史と現状
ケン・ローチ監督の最新映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』でも描かれている緊縮財政下の英国社会での社会的弱者に対する政府・自治体の冷やかな対応、そしてそれらに抵抗する動きについて、オープン大学(イギリスに本部を置く通信教 […] -
貧困・ホームレス
子どもの貧困問題:イギリスの貧困状態の子どもの数を50万人減らした仕組みを視察。日本との違いは5つあった:一般社団法人Collective for Childrenの英国視察報告会より
18歳未満の子ども6人のうち1人が貧困状態に置かれ、先進国の中でも4番目の高さとなる日本(*1)。貧困層の子どもは、自己肯定感を喪失しており、その44%は「夢がない」と回答する(*2)。「どうせ叶わないから」 […] -
貧困・ホームレス
孤独なストリート・ペーパーの路上販売を支える犬たち
世界中を魅了しハリウッド映画にもなった『ボブという名のストリートキャット』では、ホームレス状態という孤立と貧困の中でジェームスが野良猫のボブと出会い人生を取り戻す姿が描かれている。(ジェームスはボブと出会った後、生活を立 […] -
貧困・ホームレス
新しい映画館「ホーム」の前で販売。いつか厨房やケータリングの仕事に戻りたい―『ビッグイシュー・ノース』販売者、 コリン
コリンはマンチェスターで『ビッグイシュー・ノース』を販売して7年になる。現在は街の映画館前で販売しており、ビッグイシューのフェイスブックページに日々のできごとを書きつづっているので、名前が知られるようになった。地元で撮影 […] -
貧困・ホームレス
二人の結婚のニュースは世界をかけめぐった。英・ブリストルのビッグイシュー販売者、路上生活時代に出会った女性と結婚。
その婚約のニュースは新聞の見出しとなり世界を駆けめぐった。ビッグイシューの販売者ジャックとその妻トニが、2016年3月、互いの故郷であるブリストルで結婚式を挙げたのだ。 二人の愛の物語に触発された地域の人々は、二人の結婚 […] -
貧困・ホームレス
住まいは友人宅、生活再建用ホステル、公園、高架下のテント。英国、ビッグイシュー販売者たちの24時間
社会の縁にいる非力な人間にとって、英国はどんな風に見えるのでしょうか? 今まで幾度も繰り返されてきたこうした質問に、正直な答えを得られたことはほとんどありませんでした。 今回は、社会の一員となるべく忙しく働きながらも依然 […] -
まちづくり
空き家再生の道ーイギリス発ーウィリアム王子も参加した空き家改修プロジェクト。
今日は「住まい」のお話です。路上で暮らす人が多くいる一方で、膨大な数の空き家が放置されているのはイギリスも日本も同じ。使わなくなった社員寮や、都市計画で数年後には取り壊される空き事務所などを眺めては、何とか活用する方向に […] -
公正・包摂
「死ぬわけにはいかなかった。家族も死なせるわけにはいかなかった」家族と離れ離れの逃避行。:難民たちの「父の日」 ③
ムニール・エムキデ は2012年にシリアから英国に渡ってきた。難民として逃げてきた他の父親たち同様、彼も家族を祖国に残してくるしかなかった。ストレスフルで不安な一年を過ごしたあと、ムニールはついにスコットランドのグラスゴ […] -
公正・包摂
アサド政権の組織に追われ、観光ビザでシリアを脱出:難民たちの「父の日」②
シリアでは父の日を祝う習慣はあまり一般的ではない。しかし、身の危険を感じ、妻子をアラブ首長国連邦に残して英スコットランド・グラスゴーに逃れたシリア人ジャーナリストのサアッドにとって、父の日は特別な意味を持っている。 家族 […] -
INSPニュース
バリスタを養成し路上のコーヒーショップを展開。英国ビッグイシューの「チェンジ・プリーズ」コーヒープロジェクト始動。
バリスタを養成し路上のコーヒーショップを展開するという、ロンドンで始まった英国ビッグイシューの新たなホームレス支援の取り組みを紹介します。 -
貧困・ホームレス
ウィリアム王子「若者ホームレス問題は、複雑だけど、解決できない問題ではない。僕はそのことを強く信じているよ」
「ビッグイシュー日本版」281号から、読みどころをピックアップいたします。 今回は、10年前から若者ホームレスを支援する団体「センターポイント」の後継者として、ホームレス問題の解決に自ら尽力している英国のウィリアム王子へ […] -
食・農
イギリスのフードバンク:国家の恥
(2013年9月30日掲載、著・ロジャー・ラットクリフ / ©street-paper.org) イギリスのフードバンク:国家の恥 イギリスで緊縮財政の衝撃的な象徴となってしまった「フードバンク」。現在、政府の支出削減と […] -
アート・文化
デヴィッド・アッテンボロー「世界は驚きに満ちている」
2011年に好評を博したBBCの「フローズンプラネット」シリーズをはじめ多数の自然ドキュメンタリーで解説役を務めてきたデヴィッド・アッテンボローは、86歳にしてイギリス最高の自然ドキュメンタリー作家でありつづけている。ア […]