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まちづくり
チャールズ英国王の理想のまちづくりプロジェクト:パウンドベリーがめざすものとは
「パウンドベリー」は、チャールズ英国王(当時は皇太子)が1993年から大切に温めてきた街づくりのプロジェクトだ。英国ドーセット州ドーチェスターの西、コーンウォール公領(皇太子の領土を指す)の400エーカーにおよぶこの 土 […] -
公正・包摂
身体障害や発達障害のある学生に“合理的配慮”を。大学でのダイバーシティの取り組み(英国)
身体障害のある学生ならびにニューロダイバーシティ*1の学生への教育支援について、英国サリー大学で障害・インクルーシビティ責任者を務めるルイーズ・バデリーに『ビッグイシュー・ノース』が話を聞いた。 -
ビッグイシューのご案内
一歩踏み出すことで、ポジティブな変化が生まれる「もう一歩、外に。」アウトドア・フットウェアブランド KEEN
15年前から、ビッグイシューとの交流が続いているアウトドア・フットウェアブランドのKEEN。その軌跡を振り返りながら、KEEN JAPANのヒルダ・チャン代表と高木雅樹さんが、原点にあるものづくりに対する考え方や社会貢献 […] -
平和・協同
栃木県那須塩原市のパン屋「Rakuda」が天然酵母でパンを焼き、ビッグイシューを売る理由
「天然酵母でつくるパンのおいしさを伝えたい」と話すのは、栃木県那須塩原市「Rakuda」を女性一人で切り盛りする山下三奈さんだ。今回は山下さんに、お店の特色や設立の経緯、ビッグイシューとの関わりについて聞いてみた。 -
ジェンダー
中絶禁止が広がる米国で、中絶処置が可能な移動式クリニックが増加
「中絶を原則禁止とする法律」が米国のおよそ3分の1の州で成立したのを受け 、中絶が認められていない州の女性たちは、州を越えて長距離を移動しなければ中絶できない状況となっている。そこで中絶の支援団体が開設を進めているのが、 […] -
公正・包摂
イタリアの流刑地ゴルゴーナ島で受刑者がつくる高級ワイン
イタリアの西海岸に浮かぶトスカーナ群島、その中でも最も小さなゴルゴーナ島。面積わずか2平方キロメートルほどのこの島には、二つの大きな特徴がある。海洋保護区であり、ヨーロッパ唯一の監獄島なのだ。島の海域は自由に航行できず、 […] -
教育
パフォーマンスという子ども支援ー性別・年齢不詳のクラウン(道化師)だからこそできること
43歳の彼女の仕事には、パソコンもユニフォームも要らない。緑色のオーバーオールに、ポケットからは小さなぬいぐるみをのぞかせ、三角帽や野球帽をかぶって働く彼女の仕事は、学校や病院、難民センターを訪れて、子どもをサポートする […] -
平和・協同
八百屋さんがビッグイシューを売る理由を「真澄屋」に聞いてみた(千葉県流山市)
野菜づくりを通じて、環境や体にやさしい「食」を届けるため、自然と向き合っている店がある。千葉県流山市にある「街を耕す八百屋&カフェ 真澄屋」だ。夫の吉田篤さんが野菜を作り、妻のまささんが八百屋を運営している。併設 […] -
平和・協同
「夜のパン屋さん」のはじめかた-地域の人と “フードロス削減”に取り組もう
パン屋さんから「営業時間内で売りきることができなかったパン」を卸してもらい、「営業時間外にパンを食べたいお客さん」に販売する「夜のパン屋さん」の取り組みをビッグイシューが始めて3年目。 -
まちづくり
フードロス削減と人のつながり…「夜のパン屋さん」、札幌でも展開中
パン屋さん「美味しいパンをつくったけれど、営業時間内に売り切れなかった」--お客さん「パンがほしかったけれど、営業時間内にお店に行けなかった」--この2者をつなぐ「夜のパン屋さん」は、営業時間内では販売しきれなかったパン […] -
平和・協同
吉祥寺の商店街でビッグイシューのポップアップストアが開店したわけ
2023年の市議会選挙で、議員の半数が女性となり話題となっている武蔵野市。これからの市政がどう変わるのか注目を浴びているなか、吉祥寺の商店街サンロードでは新たな試みが始まっている。人通りの多い商店街の一角で、“ビッグイシ […] -
ジェンダー
漁業の世界で男女格差は是正できるかー世界の公平・持続可能なケースに学ぶ
小規模漁業に従事する女性は 世界的に約450万人、全漁業労働者の4割を占めるとされる。しかし、女性たちは、漁場や沿岸資源へのアクセスにまつわる意思決定プロセスからは外されがちだ。漁業に関する政策、法律、プログラムは歴史的 […] -
ジェンダー
企業は「社会的調達」の検討を!即効性のある社会インパクトをもたらす豪ビッグイシューの女性支援事業「ウィメンズ・ワークフォース」
家庭内暴力に苦しむ専業主婦にとっては、「暴力に耐える」か「家を出る」かの二択になりがちだ。そこでビッグイシュー・オーストラリアでは、路上での雑誌販売と並行して、ホームレス状態の女性支援「ウィメンズ・ワークフォース(Wom […] -
健康・衛生
薬物依存。“回復の機会をつくる農場ー自分が食べるものを自分たちで育て、より健康的に生きること
薬物依存症に苦しむ人々に農業を中心としたさまざまな仕事を提供することで、依存症からの回復を手助けするドイツの「フレッケンビュール農場」。自身も当事者の一人で、役員のロルフ・シュテルクがこのユニークな回復施設について語った […] -
平和・協同
静岡市のフェアトレードショップTeebomが目指すのは、つくる人も買う人もフェアでいられる関係と仕組みづくり
フェアトレードを理念に、開発途上国の生産者と信頼関係を築き、真摯にものづくりをする人たちがいる。静岡県にあるフェアトレードショップTeebom・代表のイマイ ナホコさんもその一人だ。商品の半分以上は、オリジナルで開発した […] -
平和・協同
見捨てられたペットや家畜を命がけで守るーウクライナでの動物保護活動
東日本大震災の際に、避難区域からペットたちを救出する活動をした人たちの存在はニュースなどで取り上げられたが、他国の戦争・紛争における動物支援活動には光が当たりにくい。ウクライナでの動物保護活動を追ったチェコのストリートペ […] -
公正・包摂
障害者のできることを増やすまちづくり―米オハイオ州の「アビリティセンター」所長に聞く
米オハイオ州トレドにある「アビリティ・センター」は、“米国一の障害者に優しい街”を目指し、障害者一人ひとりの真の情熱を大切にした自立支援、そしてコミュニティの障害者の受け止め方を変えていく活動を展開している。2021年末 […] -
まちづくり
新たな住まい方、“コウハウジング”。企業の利益最大化ではなく、長く住むことを目的にした住宅開発
住宅を持つことのハードルが高くなり、住宅費に苦しむ人が増えている昨今、共同出資で空間やリソースを確保する“コミュニティ暮らし”への関心が高まっている。住宅危機が深刻化しているオーストラリアで、新たな住まい方の一つとして注 […] -
平和・協同
地域の米と自然の力で作る酒を扱う「アキモト酒店」は本州最北端のビッグイシュー販売店(秋田県大仙市)
人口流出による働き手の不足や高齢化の加速は、どの地方でも深刻な問題だ。こうした課題に対し、地域で生産したものを、人との”つながり“を通じて広げることで向きあっている店がある。秋田県大仙市にある、アキモト酒店だ。今回は、ア […] -
気候・自然
持続可能性の目標を達成している企業3社の取り組み紹介
多くの企業が環境目標を掲げて「環境への配慮」をアピールしている。米国ではSDGs(国連の掲げる持続可能な開発目標)に取り組み、持続可能性に関する報告書を発表することが常識となりつつあるが、実際にはどれほどの成果を挙げられ […] -
公正・包摂
入院・通院する子どもときょうだい・家族を支えたい。認定NPO法人 スマイルオブキッズの組織力強化・情報発信をパナソニックが助成
病気や障がいのある子どもたちとその家族を支援してきた「スマイルオブキッズ」は、設立15年目を迎え、事業拡大や体制変更を実施。組織内のコミュニケーションのあり方を見直し、新体制を構築したことで今後の可能性が広が […] -
ジェンダー
少女たちが頻繁に誘拐される街で取られた自衛策:地元住民によるスクールバス運行
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市内「バホ・フローレス地区」では、学校帰りに女子児童が行方不明になる事件が頻発している。これを受け、地元住民らが自主的にスクールバスの運行を始めた。関係者たちは少女たちが「迷 […] -
経済・産業
「失業率が低い=良い状況」とは受け止めない。「隠れ失業者」問題に取り組むカナダの社会的企業
2018年6月に放映されたテレビ番組『NHKスペシャル ミッシングワーカー 働くことをあきらめて…』でも取り上げられた「隠れ失業者」の問題。この課題に直面しているのは日本だけではない。カナダも同じ状況にあるよ […] -
公正・包摂
「当事者力」を高め、自己決定力を育む。就学前後の障害児とその家族を支援—NPO法人 文化・福祉・人権サポート アエソン
兵庫県播磨地域で、障害のある人の相談支援や地域活動支援を行う「NPO法人 文化・福祉・人権サポート アエソン」。最近では特に、障害のある就学前後の子どもとその家族を支える活動に力を入れている。同法人・代表理事、政本和子さ […] -
イベントレポート
偶数月のとある日曜の朝、電車に乗ってニヤける理由。8年目の「ビッグイシュートレイン」
関東エリアでビッグイシューを購入いただいている方のなかには、「ビッグイシュートレイン」という活動をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 「ビッグイシュートレイン」とは2010年に始まった有志の活動で、「偶数月の『ビッ […] -
アート・文化
路上で話をひたすら「聴く」仕事。ただそれだけで多くの人の心が解き放たれる、その理由とは。
トーマス・ビシグは「聴く人」。路上で、見知らぬ人たちの話をひたすら聴く。相手にはただ好きなように話させる。3年半前に金融業界での仕事を辞めたのも、この見知らぬ人の話を聴くことを仕事にするためだ。彼が昔を振り返 […] -
平和・協同
「四方よし」ビジネス!週替わりでチャリティTシャツをつくり続ける京都のソーシャルウェアブランド「JAMMIN」にインタビュー
世の中には格差、貧困、病気、孤立、環境問題など、様々な社会課題があります。その課題たちに対して果敢に立ち向かい、懸命に活動しているNPOは、数えきれないほど存在しています。しかし多くのNPOは、活動資金に困っ […] -
公正・包摂
「来てくれて助かるよ」の声を支えに。ひきこもりや心身の障害で働けない人たちの社会参加を応援する“小さな作業所”:NPO法人ワークハウス雲
岩手県一関市東山町。日本百景の一つ「猊鼻渓」の近くで、ひきこもりや心身の障害で働けない人たちが社会復帰するための場を作る「ワークハウス雲」。宅配弁当、便利屋、ものづくり……と、どのように活動の幅を広げてきたの […] -
健康・衛生
認知症介護は長期戦。家族の介護体験、家族交流会は貴重な社会資源。独自のプログラムで介護家族を支援:NPO法人HEART TO HEART
社会の高齢化とともに認知症患者が増加の一途をたどる中、独自のプログラムで介護家族を支援するNPO法人「HEART TO HEART」。昨年には、親の介護を理由に仕事を辞める「介護離職」を防ごうと企業内研修や電話相談の取組 […] -
平和・協同
ロビーに被災者を迎えた、あの日。ホテルの役割と社会的責任考えた
コンフォートホテルを展開する「チョイスホテルズジャパン」は、宿泊した分だけ支援団体への寄付が増えるプログラム「Choice Guest Club」を始めた。誕生の背景やそこに込めた想いとは?