-
ジェンダー
男子校での男尊女卑の教育がレイプ文化を助長!? 豪のジェンダー教育についての研究結果より
「この詩を書いた女、頭おかしいんじゃね?」 シドニーにある男子校の授業で、米国の詩人シルヴィア・プラスの詩を読んでいると、ある生徒がそう強く批判した。教室にいたのは教師(筆者)を含めて全員が男性だった。生徒た […] -
公正・包摂
入院・通院する子どもときょうだい・家族を支えたい。認定NPO法人 スマイルオブキッズの組織力強化・情報発信をパナソニックが助成
病気や障がいのある子どもたちとその家族を支援してきた「スマイルオブキッズ」は、設立15年目を迎え、事業拡大や体制変更を実施。組織内のコミュニケーションのあり方を見直し、新体制を構築したことで今後の可能性が広が […] -
アート・文化
5月1日発売の『ビッグイシュー日本版』406号、スペシャルインタビューは「柳楽優弥&田中泯」、特集は「コロナ禍で考えた“民主主義”」
2021年5月1日発売のビッグイシュー日本版406号の紹介です。 表紙は葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」、スペシャルインタビューは「柳楽優弥&田中泯」、特集は「コロナ禍で考えた“民主主義”」です。 -
気候・自然
ベテランの探知犬、追跡犬、ともに引退。仕事を引き継ぐ子犬を探し出し、訓練開始!
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。象牙・銃器探知犬のゲージが天国に旅立った後(※2)、新しい探知犬を育てあげることにした滝田さんからレポー […] -
公正・包摂
障害ゆえにかかる経費は年額平均約191万円。介助サービス・バリアフリー改修やツールが生活を圧迫する米国の現状
米国テネシー州ジャクソンで暮らすエドワード・ミッチェル(34歳)は、17歳のときにひき逃げ事故に遭い、脊髄を損傷した。しかしそんな彼にも他の人たちと同様、食費や公共料金などの生活費がかかる上、自立した生活を送 […] -
ジェンダー
女子に笑顔を強要する“空気”は、ジェンダーの構造的問題を個人の問題にすり替えがち
トランプ元米大統領はかつて、気候変動問題への怒りを表明した活動家グレタ・トゥーンベリに皮肉を込めてツイートした*1。「彼女は明るく素晴らしい未来を夢見ている、とても幸せそうな女の子のようだね。清々しい!」 女 […] -
平和・協同
400人のふわもこウサギコスプレ集団がバイクで走る。「STREET BUNNY CREW」は寄付を集めるチャリティ団体
荒く大きな音が耳に響きわたり、目の前でバイクが数十台と過ぎ去る―。だが、そこに乗っているのはふわふわのウサギたち。コスプレライダー? ジョーク? いいえ、彼らは笑いを誘い、寄付を集めるチャリティ団体なのだ。 […] -
貧困・ホームレス
路上の雑誌販売者からフローリストに転身。アレンジメントのスキルを学び、人生を切り拓く米ストリート誌の取り組み
2020年12月、オクラホマシティのストリート誌『カーブサイド・クロニクル』(道端の物語、の意味)が長年構想を温めてきた花屋が、市内の繁華街にオープンした。雇用や住居が不安定な人たちが新たな才能を“開花”させ […] -
原発ウォッチ!
東電職員が中央制御室に不正入室。ずさんな安全管理でも、審査合格の柏崎刈羽原発
福島第一原発事故から10年。これを一区切りにしたいのか、ここにきて東京電力HDは新潟県にある柏崎刈羽原発7号機の再稼働を強引に進めようとしている。 -
健康・衛生
「財政危機だから水道民営化」は火事場泥棒。災害資本主義に屈してはならない
コロナ禍が世界各地の水道事業の財政にすさまじい影響を及ぼしている。何百万もの家庭や企業が収入減により水道代を支払えなくなる中、水道事業の運営コストは急増しているのだ。カナダ・クイーンズ大学のグローバル開発教授 […] -
ビッグイシューのご案内
4月15日発売のビッグイシュー日本版405号、表紙は「ソフィア・ローレン」、特集は「“渡り”と“回遊”」
2021年4月15日発売のビッグイシュー日本版405号の紹介です。 表紙は「ソフィア・ローレン」、特集は「“渡り”と“回遊”」です。 -
イベントレポート
女子サッカーの役割は、男子サッカーとは異なる。「解放」のプラットフォームとして期待される女子サッカー、2021年秋にプロリーグ「WEリーグ」開幕
2020年11月、スポーツメーカーのナイキジャパンが、アスリートの実体験をもとに3人のサッカー少女の苦悩や葛藤を描いた動画「動かしつづける。自分を。未来を。The Future Isn’t Waiting.」 […] -
アート・文化
過体重を悪とする社会の視線。私たちは「肥満恐怖症」!? 身体は本来何がよいのかを知っている
昨今、「ヘルシー」「スリム」はますます奨励され、「過体重」「肥満」は改善すべきものとみられることが多い。しかし、こうした社会が押しつける価値観によって、偏見や差別に苦しんでいる人々がいる。理想の身体を追求しす […] -
気候・自然
詰め替え容器の安全性を「デジタルパスポート」で担保。企業がプラごみを減らすための提案
コロナ禍が使い捨てプラスチック容器の需要を急激に押し上げている。市場の年間成長率も5.5パーセントとの予測(コロナ禍前の4パーセントからさらに上昇)だ。“買っては捨てる”のライフスタイルのおかげで、英国では一 […] -
ジェンダー
性差別をなくすために家庭や学校でできることとは? 子どもを固定観念から解放する5つの方法
札幌地方裁判所が同性婚を認めないのは「違憲」とする画期的な判断を示したのは記憶に新しい。多様なジェンダーに対する社会の許容度がひと昔前とは比べものにならないほど上がっている。さらに包摂的な社会にしていくために […] -
イベントレポート
コロナ禍における「居場所」運営の苦労と工夫/「居場所フェスタ2020 in とよなか」より
多様な「生きづらさ」を感じる人たちの「居場所」を運営する人たちがいる。コロナ禍において「不要不急」と言われがちな活動を、感染拡大防止策を取りながら、「居場所」として維持するために、どんな苦労を感じどんな工夫を […] -
イベントレポート
大阪・兵庫近辺で、安心して過ごせる「居場所」の紹介/「居場所フェスタ2020 in とよなか」より
外国にルーツがある、不登校、生活困窮、ヤングケアラー、ひきこもり、発達障害など、生きづらさを感じる人たちはコロナ禍でさらに厳しい状況に置かれている。 多様な「生きづらさ」との向き合い方として、様々な「居場所」 […] -
ビッグイシューのご案内
4月1日発売の『ビッグイシュー日本版』404号、表紙は「大坂なおみ」、特集は「にぎわう!空き家いちば」。
2021年4月1日発売のビッグイシュー日本版404号の紹介です。 表紙は「大坂なおみ」、特集は「にぎわう!空き家いちば」です。 リレーインタビュー 私の分岐点:グラフィックデザイナ― 福岡南央子さん 2010年、株式会社 […] -
ジェンダー
“生理貧困”の根絶と自尊心の回復をめざす英国「ヘイ・ガールズ」、どんな女の子にも高品質のナプキンを使ってほしい。
先進国の一つである英国で、約4割の女の子が生理用品を買えずにトイレットペーパーを代用したことがあるという調査結果が出た。毎月訪れる数日間に、心身への負担だけでなく経済的な負担がのしかかる〝生理貧困〟。社会的企業「ヘイ・ […] -
経済・産業
ベーシックインカム導入は、社会保障や公共サービス削減への絶好の言い訳?!ー 所得格差と貧困の解消には必ずしもつながらない恐れ
新型コロナウイルスの蔓延が雇用や収入に与える影響が明らかになるにつれ、、国民に無条件で現金を給付するユニバーサル・ベーシックインカム(UBI、以下ベーシックインカム)がすべてを解決してくれる万能薬として期待値 […] -
イベントレポート
「路上生活者を襲撃する若者をどう思いますか」―中学生たちからビッグイシュー販売者へ率直な質問の数々。南アルプス子どもの村中学校へのオンライン講義レポート
岐阜市の河川敷にいたホームレスの男性が、少年らによって襲撃され死亡した事件から約1年が経つ。この事件に限らず、「ホームレスだから」という理由にならない理由で襲撃される路上生活者は後を絶たない。路上生活者の約4 […] -
ジェンダー
「男らしい」「女らしい」脳は、幸せでない確率が高い? 二人に一人は中性的な脳を持つとの研究結果
広告表現から職場での役割まで、いたるところで男性と女性は根本的に違うが前提とされ、「男性は火星、女性は金星から来た」と比喩する本もあるほどだ。 その一方で、いわゆる「男性的」「女性的」な特徴が混じり合っている […] -
原発ウォッチ!
2050年に脱炭素社会は可能か?原発と火力に頼る「ベースロード電源」では困難
菅義偉政権は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル(脱炭素社会の実現を目指す)」を宣言した。これを受けて12月に「グリーン成長戦略」を策定し、50年には二酸化炭素排出量を実質ゼロにするという。「実質」というの […] -
公正・包摂
オリンピック開催をゴリ押しする理由:日本で教鞭を取る教授が解説
日本国内の新型コロナの感染状況は冬に入って着実に悪化。感染者数と死亡者数の記録が日々塗り替えられ、東京オリンピック開催可否の不透明さが再び増している。共立女子大学国際学部のクレイグ・マーク教授がオンラインメデ […] -
アート・文化
30年以上別居の妻が認知症になったら?夫が綴った日々の記録が書籍化
厚生労働省の試算によると、2025年の認知症の有病者数は約700万人となり*1、そのうち約3人に2人がアルツハイマー型認知症と見込まれている。これからますます身近な存在になるであろう認知症だが、80代の高齢に […] -
食・農
小商いと、フードロス削減 「夜のパン屋さん」
雑誌販売以外の仕事づくりと同時に、フードロスを減らすビッグイシューの新事業が10月16日の国連世界食糧計画(WFP)「世界食料デー」と連携してスタートした。 -
ビッグイシューのご案内
3月15日発売『ビッグイシュー日本版』403号、表紙は「デイヴ・グロール」、特集は「思い込みと偏りーー認知バイアス」
2021年3月15日発売のビッグイシュー日本版403号の紹介です。 表紙は「デイヴ・グロール」、特集は「思い込みと偏りーー認知バイアス」です。 -
公正・包摂
「犯罪を減らしたいならフルタイム雇用を増やせ」ー米国の就労支援プログラム「Pathways」
「何度も犯罪を繰り返す人」と聞くと「根っからの悪人」と思いがちだが、その人がフルタイム雇用されているかどうかは、犯罪が繰り返されるかどうかに大いに相関があるものだ。日本では、再犯で刑務所に収容された人のおよそ […] -
アート・文化
刑務所のライティング教室ー文章表現とフィードバックの重要性
受刑者に文章を書くことを勧めるプロジェクトが、オーストラリアの南オーストラリア州の刑務所で実施されている。文章表現は受刑者たちにどのような効果があるのだろうか。豪フリンダース大学の上級講師(クリエイティブ・ラ […] -
アート・文化
8億点、40兆円相当の“タンスの肥やし”。着物を蘇らせる「タンス開き」という仕事
「きものが気持ち良さそう…」 ハンガーにかけた着物が、窓から入る風にふわっと揺れると依頼主の女性は思わず呟いた。 ベースの色はきれいなレモン色。柄は紫木蓮だろうか、鮮やかな赤紫色で枝に咲く花が大胆に描かれている。