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貧困・ホームレス
「格差は社会に悪影響」を客観的データで証明した『平等社会』の著者リチャード・ウィルキンソン教授、格差社会の是正について語る
リチャード・ウィルキンソン教授は、深く根付いた社会の格差をあらわにし、より平等な社会であれば人々の暮らし向きがいかに向上するかを示す研究に熱心に取り組んでいる。 その研究結果は、研究仲間であるケイト・ピケット […] -
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『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』 鑑賞会を米国ポートランドで開催。路上生活でペットがいることの安らぎを共有する販売者たち
『ストリート・ルーツ』(米国ポートランドで発行されているストリートペーパー)の販売者と彼らのペットが集まり、映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の鑑賞会を開催した。この作品は、ペットと一緒に路上生活を送 […] -
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全国の「フードバンク」一覧2017:「もったいない」を「ありがとう」に。
ビッグイシュー日本版321号の特集は「フードバンク」、誌面ではスペースの都合で国内の3団体しか紹介できていませんが、全国でフードバンクの活動が展開されています。誌面で紹介しているフードバンクのリンク集をご用意しました。 -
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人生を生き抜くために大切なことは、「信じること」写真家になる日を夢見る20歳、ロマの青年 ベオグラード『LiceUlice』誌販売者、ミルコさん
クネズ・ミハイロヴァ通りで最も楽しそうな笑顔を探せば、それがミルコだ。この20歳の青年は、朝は笑顔とともに起き、一日中笑顔を絶やさない。おそらく夜寝ている間も笑っているに違いない。写真家になる夢を見ながら—。 -
貧困・ホームレス
「ホームレス状態で困ること」例5つ&その解決をサポートするボランティアの人々
毎日、暑い日も寒い日も、自立を目指して路上に立つビッグイシューの販売者。ホームレス状態である彼らは、普段の生活においてどんなことに困っているのでしょうか。「ホームレス状態で困ること」のいくつか代表的な例と、そ […] -
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「脱ホームレス」のきっかけは、図書館でつくれる。たったひとつの館から始まった、「図書館でのホームレス支援」。
はじまりは、ひとつの図書館から ホームレス状態になってしまった人に、そこから抜け出すために必要な情報を届ける『路上脱出ガイド』。ビッグイシュー基金が事務局となって発行しているこのガイドの中には、「食べものがないとき」、「 […] -
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社会的投資の先駆け、マイクロファイナンス「オイコクレジット」。貧困層への投融資額は10億ユーロ超え
マイクロファイナンスと言えば、ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行の創設者ムハマド・ユヌス氏が有名ですが、本日紹介する「オイコクレジット」は、何と1975年に設立されました。西側諸国で集めた出資金を発展途上国の貧困層を対 […] -
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「格差が大きい社会こそ問題である」公衆衛生学者のリチャード・ウィルキンソン教授が基調講演 INSPサミット報告その2
8月21日〜24日に、イギリス・マンチェスターで行われた国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)主催の年次総会「グローバル・ストリートペーパー・サミット2017」。ビッグイシュー日本のスタッフも参加した […] -
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「米国の黒人は親戚の6割がホームレス状態なのに空き家は路上生活者よりも多い」!?「プロフェッツ・オブ・レイジ」インタビュー後編
インタビュー前編を読む 2016年8月19日、「Make America Rage Again (アメリカに再び怒りを、の意)」をスローガンとしたプロフェッツ・オブ・レイジのツアーが初日を迎えた。ライブ開始前 […] -
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「ホームレス問題は自然発生するのではなく、犯罪的非情さから生まれる」-米ロック・バンド「プロフェッツ・オブ・レイジ(Prophets of Rage)」インタビュー(前編)
「ホームレス問題はもはや戦争犯罪」強い口調でそう言い張るのは、活動休止中のロックバンド「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(以下RATM)」のギタリスト、トム・モレロだ。2016年の米大統領選に合わせるかたちで、アメリカ […] -
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「ストリートペーパーを売る仕事のおかげで、交友関係が限定されず、たくさんのオーストリア人とつながることができた」
彼女の名前はチオマ。「聞きなれない響きでしょう?」とは本人の弁だ。アフリカ出身のチオマは、ヨーロッパ随一の音楽と芸術の都、ウィーンを拠点にするストリート誌『アウグスティーン』のベテラン販売者だ。Photo: Andrea […] -
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祖父母と4人の子どもたちをルーマニアにおいて、『ビッグイシュー・ノース』を販売ーエイドリアン
ルーマニア出身のエイドリアンは、イングランド北部の町フォーンビーで『ビッグイシュー・ノース』を販売している。フォーンビーはビートルズを輩出した港町リバプールのすぐ北に位置する、人口2万5千の海沿いの小さな町だ。現在31歳 […] -
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27才で無差別殺傷事件に巻き込まれPTSDに。仕事を失いホームレスに…。『ビッグイシュー オーストラリア』販売者ブルーイ
ブルーイは、長い間PTSDに悩まされ、自殺を図ったこともある。薬物に救いを求めたが、結局は仕事を失ってホームレスになった。ビッグイシューの販売を機に、再び社会とのかかわりを取り戻しつつある。 -
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雇用主が破産し、仕事と家を失った…ドイツ・ハンブルク『ヒンツ&クンツ』販売者 ライナー
ライナーはずっと船が好きだった。だから趣味を仕事にできた時はうれしかったと言う。しかし雇用主が破産申請をしたことで、彼は仕事だけでなく、家まで失ってしまった。 -
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災害で家を失った当時18歳の女子。いま、「恩送り」にホームレス状態の人々へ配る「バックパックセット路上配布プロジェクト」を立ち上げた
12年前、超大型ハリケーン・アイバンがフロリダを襲い、18歳のジェシカ・サーモンドの自宅や近隣を破壊した。家を失った彼女は複数の仕事を掛け持ちしながら、車での生活を余儀なくされた。見ず知らずの人々の親切に大いに助けられた […] -
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息子を母国に残し、大学院で社会学を学ぶストリートペーパー販売者-オーストリア・ウィーン『アウグスティーン』誌販売者 フランシス・ディメ
オーストリアには今、地域ごとに7つの独自のストリート・ペーパーが存在する。その中の一つ、首都ウィーンを拠点に活動する『アウグスティーン』は、雑誌の発行だけでなく自前のコミュニティ・ラジオ局やコミュニティ・テレビ局をもち […] -
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ロンドンで「ホームレス・アーティスト」のアート展を開催、大きな手応えを得た主催者、参加アーティストたちの声
セントラルロンドンで開催中のアートフェスティバル 「The One Festival of Homeless Arts」は、ホームレス経験者でアートの才能に恵まれた人たちの作品を展示するイベントだ。 -
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アートプロジェクトに参加し路上の経験を詩につづる-英国、『ビッグイシュー』販売者 ダニエル・コリンズ
元シェフのダニエル・コリンズがソーシャルメディアや全国ニュースをにぎわせたのは昨年1月のこと。雑誌を買ってくれる常連客の一人に、毎回のおしゃべりや親切のお礼にサプライズで朝食をご馳走したのである。 -
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ホームレス状態からアパート入居を目指す「ステップハウス」利用中の吉富さんに話を聞いた
現在の日本の路上生活者は約6200人(2016年厚生労働省調べ)。それに対し、日本に空き家は何戸あるかご存知ですか? 答えは820万戸(2014年総務省調べ)。 住宅困窮者やホームレス化の危険がある若者の住宅問題の解決に […] -
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長時間労働で家庭が崩壊、仕事中の事故で働けなくなった-スイス、『サプライズ』誌販売者 ロジャー・メイヤー
スイスの首都ベルンには、ユネスコ世界遺産にも登録された中世の古い街並みが残る。中心部の国会議事堂に近いベーレンプラッツ(熊の広場の意)には、毎日青空市が立ち、市民の憩いの場となっている。そのベーレンプラッツのトラム(路 […] -
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米国、毎年200万人以上の若者がホームレス状態に。飼い主がおらず保護される動物とホームレスの若者を有益につなぐ活動
フィラデルフィアにあるNPO団体Hand2Pawは、ホームレスの若者と保護動物を双方に有益な方法でつなぐ活動をしている。若者に自らの価値を認め職業訓練技能を習得するチャンスを与えつつ、飼い主のいない動物たちには相応のケア […] -
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ホームレス、公共の場にいるだけで犯罪?! 緊縮財政下の英国で起きているホームレスへの対応、その歴史と現状
ケン・ローチ監督の最新映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』でも描かれている緊縮財政下の英国社会での社会的弱者に対する政府・自治体の冷やかな対応、そしてそれらに抵抗する動きについて、オープン大学(イギリスに本部を置く通信教 […] -
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慢性の孤立人間が今は、愛犬と一緒に“路上の親善大使”。-米国、ポートランド『ストリート・ルーツ』販売者 ノーム・チェンバレン
ノーム・チェンバレンと愛犬ハイジは、一心同体の路上の親善大使だ。「ハイジは、私や他の人たちにとって、とてもいいセラピーなんです」とノームは言う。「たとえば朝、アパートの階段で出会った誰かが悩んでいるような表情をしていたら […] -
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子どもの貧困問題:イギリスの貧困状態の子どもの数を50万人減らした仕組みを視察。日本との違いは5つあった:一般社団法人Collective for Childrenの英国視察報告会より
18歳未満の子ども6人のうち1人が貧困状態に置かれ、先進国の中でも4番目の高さとなる日本(*1)。貧困層の子どもは、自己肯定感を喪失しており、その44%は「夢がない」と回答する(*2)。「どうせ叶わないから」 […] -
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子どもの貧困問題について本気で考える会:ビッグイシュー×Teach for Japan【イベントレポ】2017/3/22
昨今話題に上がることが多くなった「子どもの貧困」。なぜそのような状況が起こるのでしょうか?子どもは子どもだけで生きておらず、一生子どものままではいません。 子どもの貧困問題解決には、その先に繋がる「大人の貧困」について知 […] -
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3人の子ども、2人の孫。離婚で生活苦しくなり…カナダの『メガフォン』誌販売者 フレッド・ウィリントン
ブリティッシュ・コロンビアの州都ヴィクトリア市は、カナダの最南端に位置し、温暖な気候に恵まれた街だ。近くにある大都市バンクーバーに比べると、落ち着いた美しい街並みが広がっている。フレッド・ウィリントンは2015年10月、 […] -
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小さな住まいがホームレスに希望と安心をもたらす:シアトルのトランジショナル・ハウジング・プロジェクト
2016年の夏、ワシントン州キング郡の民主党副党首オマハ・スタンバーグ氏がとあるオンライン討論に加わり、大きな論争を巻き起こした。それというのも、「シアトル市内のホームレスを島に送って生活させる」という提言に関する討論だ […] -
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孤独なストリート・ペーパーの路上販売を支える犬たち
世界中を魅了しハリウッド映画にもなった『ボブという名のストリートキャット』では、ホームレス状態という孤立と貧困の中でジェームスが野良猫のボブと出会い人生を取り戻す姿が描かれている。(ジェームスはボブと出会った後、生活を立 […] -
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夫婦でストリートペーパー『ストリート・ルーツ』を路上で販売。米国ポートランドのジュリアンとドミニク
米国の北西海岸に位置するオレゴン州ポートランドは、環境保護への取り組みでは米国で第1位の評価を受けている。さまざまなアウトドアスポーツが盛んであり、また市内に点在するクラフトビールの醸造所や自家焙煎珈琲店などに惹かれて、 […] -
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うつ病を発症した看護師が、治療中に家族を亡くし『ビッグイシュー オーストラリア』の販売者に。「今、光の中に出ようとしている」
フェイはシドニー市の中心部にある人通りの多い交差点で『ビッグイシュー オーストラリア』を販売している。 Photo:Peter Holcroft 元看護師・助産師の彼女にとって、人生はかなりつらいものだった。両親に続いて […]