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経済・産業
下水道の重要性―マンホールの下で働く人たちに話を聞く
私たちは視界から消えたものを、すぐに忘れてしまいがちだ。台所、トイレ、洗濯機、食洗機などから大量の汚水が下水管へと流れ出している。どの街にも最大のインフラが地下にある。ストリートペーパー『ボド』誌(ドイツ・ドルトムント) […] -
平和・協同
ナチスがユダヤ人家族にした仕打ちとはーナチスによる虐殺からのサバイバーが語る
ナチスに家を追い出された時、ルース・グローネは8歳だった。彼女の家族だけでなく、ハノーファー市内のユダヤ人家族が「ユダヤ人の家(Jew’s houses)」に連行された。ナチスによるユダヤ人の強制収容所への移 […] -
公正・包摂
ナチ独裁への入り口となった「大統領緊急令」と「緊急事態条項」の共通性。政権が自由に法律を作り、国民の基本権は停止される?!― 石田 勇治さんに聞く
1919年に制定され、当時最も民主的だと言われたドイツの「ワイマール憲法」。しかし48条「大統領緊急令」が濫用されて、ヒトラー独裁が生じた。自民党改憲草案の「緊急事態条項」の危険性と併せて、ドイツ近現代史の研究者・石田勇 […] -
アート・文化
“社会の逸れ者”―アウトキャスト―に着目した世界各地の優れたドキュメンタリー映画を特集した「OUTCAST Film Festival」で登壇
「社会の枠から外れて生きるとはどういうことなのか?」「私たちはそこから何を学ぶのか?」について考える機会として開催されたドキュメンタリー映画祭『OUTCAST FILM FESTIVAL』2024。 11月4日(月)、東 […] -
イベントレポート
「人の役に立ちたい」と奮闘するも、うまくいかず自暴自棄に。ホームレス状態から再び希望を持てたきっかけとは
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学などで講義をさせていただくことがあります。 今回の訪問先は駒澤大学の消費経済論bの授業。講義を企画してくださったのは、経済学部の姉歯曉先生です。「生活 […] -
ビッグイシューのご案内
スペシャルインタビューは「齊藤工×竹林亮」、特集は「『PFAS』フリーの社会へ」/『ビッグイシュー日本版』492号
2024年12月1日発売のビッグイシュー日本版492号の紹介です。 スペシャルインタビューは「齊藤工×竹林亮」、特集は「『PFAS』フリーの社会へ」です。 リレーインタビュー 私の分岐点:俳優、モデル 中田クルミさん 1 […] -
教育
成人の5人に1人が十分な識字能力や計算能力を持っていないー失読症(ディスレクシア)への理解を(豪)
オーストラリア・キャンベラの『ビッグ・イシュー』販売者シェーンは、ニューサウスウェールズ州の田舎で祖父母に育てられた。15歳で学校を退学した後は、叔父の牧場で働き始め、馬の世話をしながら馬の調教法や蹄鉄の打ち方などを学ん […] -
イベントレポート
投資にハマって実家のお金に手を出し、ホームレスに…/みのお市民活動センターへ出張講義
有限会社ビッグイシューでは、ホームレス問題や貧困問題、ビッグイシューの活動への理解を深めるため、企業や団体・学校などから依頼を受け、講義をさせていただくことがあります。 今回の行き先は、みのお市民活動センターの市民社会講 […] -
アート・文化
サプライズ型朗読プロジェクト:本との出会いを広げる活動
「本を朗読しましょうか?」と道行く人に声をかけているのは「リズール・ピュブリック(Liseur Public、公共の読書人の意)」のボランティアスタッフだ。意外な場所に本の世界を届けようと、モントリオール市内で活動してい […] -
ビッグイシュー基金
ホームレス・ワールドカップ2024、韓国で開催-日本の最高齢プレイヤー山田さんが語る
韓国で開催された「ホームレス・ワールドカップ」2024。若返りを図ったものの、日本代表の戦績は1勝9敗に終わった。しかし、敵味方関係なく声援を送るなどしたことが認められて、「フェアプレー賞」を受賞。今大会最高齢プレイヤー […] -
ビッグイシュー基金
ホームレス・ワールドカップ2024、韓国で開催‐日本代表チームの平均年齢が下がった背景
「ホームレス・ワールドカップ」は、ホームレス状態の人が一生に一度だけ選手として参加できるストリートサッカーの世界大会だ。ホームレスの人がサッカーを通して生きがいや人との関わりを取り戻すとともに、ホームレスの人に対する偏見 […] -
INSPニュース
INSPサミット2024のアワード受賞者
2024年9月、国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)主催の年次総会「グローバル・ストリートペーパー・サミット2024」が英国リバプールで開催された。参加各国の誌面づくりや販売サポートについて知見を共有する場とし […] -
原発ウォッチ!
東電、電気料金の値下げは困難。柏崎刈羽原発再稼働ならコストは増
10月1日、石破茂自民党総裁が内閣総理大臣に指名され、新内閣が発足した。石破首相は9月に行われた自民党総裁選挙の中で、原発について「ゼロに近づけていく努力を最大限にいたします」と表明していた。だが首相就任後の所信表明演説 […] -
ビッグイシューのご案内
表紙&特集「恐竜関心大国 日本と恐竜」、スペシャルは「ニック・ケイヴ」/
2024年11月15日発売のビッグイシュー日本版491号の紹介です。 表紙&特集「恐竜関心大国 日本と恐竜」、スペシャルは「ニック・ケイヴ」です。 -
お知らせ
コミュニティプラットフォームFiNANCiEでBIGISSUE ONLINE DAO(BIO DAO)が始動
オンライン上でビッグイシューの理念や活動について広めたり、様々な社会課題についての記事などを発信するため、2012年にスタートした『ビッグイシュー・オンライン』。そのビッグイシュー・オンラインの新たなプロジェクトとして、 […] -
気候・自然
ファッション業界を持続可能なものにーー企業のリジェネラティブな取り組みを支持しよう
自分のお気に入りのシャツを作るのに、どれくらいのカーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)がかかっているか考えたことはあるだろうか。綿のシャツで2.1kg、ポリエステルのシャツだとその2倍以上(5.5kg)の二酸化炭素 […] -
貧困・ホームレス
米国の“人道危機”、亡命希望者の受け入れ飽和状態に/教会にあふれるテント、冬の夜間気温は氷点下
世界中で貧困や格差、戦争、自然災害が広がる中、中南米やアフリカの国々から米国に亡命を希望する人々が増え続けている。〝人道危機〟とも評される過酷な受け入れ現場では、冬の厳しさが人々を襲いつつある。 -
イベントレポート
高校生が道端でビッグイシュー販売者になりきってみたら/和光高等学校の生徒が「道端留学」に挑戦2024
ホームレス問題や活動の理解を深めるため、ビッグイシューでは路上でビッグイシューを販売する体験と、ビッグイシューのスタッフと販売者の講義をセットにした研修プログラム「道端留学」を学生や社会人向けに提供しています。今回の「道 […] -
公正・包摂
ホームレス問題の政策議論の場にホームレス当事者が参画/ワシントンD.C.の例
ワシントンD.C.(コロンビア特別区)のホームレス支援団体ミリアムズ・キッチン*1では、「公正を求める市民連合*2」の創設メンバーらが机を囲んでいる。この街のホームレス支援サービスーーとその問題点ーーを身をもって経験して […] -
アート・文化
沖縄県内を、そして県外・海外とも古本でつなぐ草の根運動。「ブックパーラー 砂辺書架(しなびぬしょか)」(沖縄県)
沖縄本島中部、北谷町(ちゃたんちょう)の住宅街の空き地に2022年にやってきた黄色いアメリカンスクールバス。木製デッキを上がり、バスの乗降口から靴を脱いで中に入ると、絵本や沖縄本・洋書や雑貨がずらりと並ぶ。「ブックパーラ […] -
ビッグイシュー基金
多様な人が訪れ、つながる「夜パンカフェ」。若者支援団体とのコラボ企画レポート
2020年に有限会社ビッグイシュー日本が始めた「夜のパン屋さん」。街のパン屋さんからロスとなってしまいそうなパンを買い取って代理販売する仕組みで、フードロス削減と、販売スタッフの仕事創出の2つの意義を持つ。そんな夜のパン […] -
ビッグイシューのご案内
表紙は「内田也哉子」、緊急特集は「変えよう!避難所生活」/2024年11月1日発売『ビッグイシュー日本版』490号
2024年11月1日発売のビッグイシュー日本版490号の紹介です。 表紙は「内田也哉子」、緊急特集は「変えよう!避難所生活」です。 -
公正・包摂
食料主権を求める黒人コミュニティ農園「ブラック・フューチャーズ・ファーム」
米国オレゴン州は長らく家族経営の農業が中心だった*1 が、その状況に変化が起きている。ポートランド州立大学が2019年に行った調査によると、より多くの農地を購入したのは企業だったのだ。この流れが、地域の食料システム、環境 […] -
原発ウォッチ!
原発新設に巨額の補助金/「脱炭素」と記し、本質ごまかす
かつて大手電力会社は地域独占が認められ、投資は電気料金に含めて回収できていた。東京電力福島第一原発事故後、電力自由化が行われ、新しい電力会社などとの競争が必要になった。そこで、国や原子力業界は、自由競争下での原子力推進の […] -
イベントレポート
ビッグイシュー販売者が高校生にオススメしたい本とは?/島根県の飯南高校の研修旅行受け入れレポート
有限会社ビッグイシュー日本では、企業や学校から依頼を受け、ホームレス問題や格差社会、ビッグイシューの活動への理解を深めるため、講義をさせていただくことがあります。今回はスタディツアーなどの事業を手掛けるリディラバさんから […] -
教育
フェイク情報に騙されない教育とは:高校生の98%がネットで真偽を見誤る/米研究結果より
インターネットの世界は、どこに危険が潜んでいるかわからない。スタンフォード大学の応用心理学者で、ウェブ情報の真偽の判断について研究しているサム・ワインバーグが『The Conversations』に寄稿した記 […] -
ジェンダー
ホルモンバランス教育の重要性–男子も女子も学校で習うべきこと
ホルモンの働きや更年期についての教育普及に力を入れているアイルランドの内分泌学者マリー・ライアン博士に、アイルランドの『ビッグイシュー』誌がインタビューした。 -
貧困・ホームレス
20年に及んだホームレス生活から脱出した女性にインタビュー
オーストラリア中をさまよい、20年にわたるホームレス生活を経験した一人の女性。そんな彼女が念願の住居を手にし、路上生活の厳しさ、現在のあふれる喜びを語った。 -
ビッグイシューのご案内
10月15日発売の『ビッグイシュー日本版』489号、表紙&特集は「幸せのアーバンファーミング」、スペシャル「ピーター・バラカン」
2024年10月15日発売のビッグイシュー日本版489号の紹介です。 表紙&特集「幸せのアーバンファーミング」、スペシャルインタビューは「ピーター・バラカン」です。 -
アート・文化
政治に頼らず、まちのQOLを上げる方法ー野外シネマやチャリティマラソンの仕掛人に聞く
オーストリア・ザルツブルクでは毎年6月、カピテル広場で開催される野外シネマに数千人もの人が押し寄せる。心疾患のある子どもを支援するため、ザルツブルク大聖堂の周囲を走るイベントも行われる。これらイベントを主導しているのは、 […]