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公正・包摂
差別を生むのは「無知」から来る「恐れ」ー 異なるものを知り、行動を起こそう
差別と闘う、これはすべての人に関わってくるテーマだ。往々にして、差別とは目に見えず、どんな形であれ人間の尊厳を踏みにじる。では、いったいなぜ人は差別をしてしまうのだろう? 差別をなくすことはできるのだろうか? […] -
虐待・暴力
介護者による高齢者虐待は世界的な課題。家族へのサポート、高齢者用シェルターなど、認知症フレンドリーな社会に向けた取り組み
高齢者への身体的・心理的虐待、その多くは自宅で起きており、痛ましいことに加害者は身内の人であることも多い。ある日を境に、年老いた親類を介護しなければならない日々が始まる。心づもりがあったとしても、日々の生活にかかる想像以 […] -
教育
子どもたちの安全な遊び場を低価格でつくる4つの方法
屋外での遊びは、ストレスを軽減し、コミュニケーション能力、社交性、注意力を向上させる。運動量が増えることでからだの発育も促され、子どもの成長には欠かせない。特にコロナ禍においては、子どもたちが社会的なつながりを持ち、スト […] -
気候・自然
殺人レベルの酷暑はこれからも続くー健康・生活・経済の前提が変わっていく未来
2024年の夏、日本では熱中症による救急搬送数が過去最高を記録したとのニュースが流れたが、世界中の国々も記録的な熱波に襲われている。中国では過去最高気温を記録(2023年7月に52度)し、米国の広範囲で高温に関する警告・ […] -
気候・自然
ファッション業界を持続可能なものにーー企業のリジェネラティブな取り組みを支持しよう
自分のお気に入りのシャツを作るのに、どれくらいのカーボン・フットプリント(二酸化炭素排出量)がかかっているか考えたことはあるだろうか。綿のシャツで2.1kg、ポリエステルのシャツだとその2倍以上(5.5kg)の二酸化炭素 […] -
公正・包摂
16歳で統合失調症を発症しながらも南カリフォルニア大学精神医学教授となったエリン・サックス 「重度の精神疾患者も、もっと自立した生活ができる」
エリン・サックスは16歳のある日、急に席を立つと教室を出て、学校を抜け出し、自宅へと向かった。なぜそんな行動をとったのか自分でも分からなかった。近所まで来ると、家々が侮辱的な、敵意に満ちた言葉を浴びせてきて、頭の中でこだ […] -
公正・包摂
密売人から最高位の鷹匠へ。貧困地域の若者を支援「ロドニーズ・ラプターズ」–人生変えたワシミミズクとの出合い
タカやワシなどの猛禽類を世話しながら、鳥とともに地域の若者支援に邁進する鷹匠が米ワシントンDCにいる。貧困地区で育ち、薬物に依存していた若き時代に、自身を変えてくれた恩を返すためだ。 米国で数少ない黒人鷹匠。 世話した成 […] -
公正・包摂
26歳で双極性障害を発症した弁護士:奇異な行動を取った者に必要なのは「懲罰」ではない
ザック・マクダーモットは、公選弁護人(*1)として働いていた26歳のある日、自宅のアパートを出ると、なぜかこの日はコメディ番組のパイロット版の撮影中なんだと思い込んだ。いかにもニューヨークっぽいシーンで、出会う人たちはみ […] -
アート・文化
坂本龍一“もっと怒って、怖がって、怖気づくべき。このままでは、世界はあと20年、持たないんじゃないですか?”
世界的な音楽家であると同時に、数々の環境・平和活動にも取り組む坂本龍一さん。3・11市民のつどい「Peace on Earth(ピース・オン・アース)」に参加した坂本さんが語る、3・11後の日本の変化と社会活動、そして未 […] -
気候・自然
サンゴ再生のモデルケース–海底の“苗床ツリー”で育つ/カリブ海・ボネール島
イタリア出身の写真家ロレンツォ・ミッティガは、カリブ海に浮かぶボネール島沖でサンゴが育つ現場をカメラで捉えた。育成中の稚サンゴに付いた藻を除去する作業や、めったに見られない産卵の瞬間――。その様子は、まるで“海底ガーデニ […] -
経済・産業
下水道の重要性―マンホールの下で働く人たちに話を聞く
私たちは視界から消えたものを、すぐに忘れてしまいがちだ。台所、トイレ、洗濯機、食洗機などから大量の汚水が下水管へと流れ出している。どの街にも最大のインフラが地下にある。ストリートペーパー『ボド』誌(ドイツ・ドルトムント) […] -
平和・協同
ナチスがユダヤ人家族にした仕打ちとはーナチスによる虐殺からのサバイバーが語る
ナチスに家を追い出された時、ルース・グローネは8歳だった。彼女の家族だけでなく、ハノーファー市内のユダヤ人家族が「ユダヤ人の家(Jew’s houses)」に連行された。ナチスによるユダヤ人の強制収容所への移 […] -
公正・包摂
ナチ独裁への入り口となった「大統領緊急令」と「緊急事態条項」の共通性。政権が自由に法律を作り、国民の基本権は停止される?!― 石田 勇治さんに聞く
1919年に制定され、当時最も民主的だと言われたドイツの「ワイマール憲法」。しかし48条「大統領緊急令」が濫用されて、ヒトラー独裁が生じた。自民党改憲草案の「緊急事態条項」の危険性と併せて、ドイツ近現代史の研究者・石田勇 […] -
アート・文化
“社会の逸れ者”―アウトキャスト―に着目した世界各地の優れたドキュメンタリー映画を特集した「OUTCAST Film Festival」で登壇
「社会の枠から外れて生きるとはどういうことなのか?」「私たちはそこから何を学ぶのか?」について考える機会として開催されたドキュメンタリー映画祭『OUTCAST FILM FESTIVAL』2024。 11月4日(月)、東 […] -
イベントレポート
「人の役に立ちたい」と奮闘するも、うまくいかず自暴自棄に。ホームレス状態から再び希望を持てたきっかけとは
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学などで講義をさせていただくことがあります。 今回の訪問先は駒澤大学の消費経済論bの授業。講義を企画してくださったのは、経済学部の姉歯曉先生です。「生活 […] -
ビッグイシューのご案内
スペシャルインタビューは「齊藤工×竹林亮」、特集は「『PFAS』フリーの社会へ」/『ビッグイシュー日本版』492号
2024年12月1日発売のビッグイシュー日本版492号の紹介です。 スペシャルインタビューは「齊藤工×竹林亮」、特集は「『PFAS』フリーの社会へ」です。 リレーインタビュー 私の分岐点:俳優、モデル 中田クルミさん 1 […] -
教育
成人の5人に1人が十分な識字能力や計算能力を持っていないー失読症(ディスレクシア)への理解を(豪)
オーストラリア・キャンベラの『ビッグ・イシュー』販売者シェーンは、ニューサウスウェールズ州の田舎で祖父母に育てられた。15歳で学校を退学した後は、叔父の牧場で働き始め、馬の世話をしながら馬の調教法や蹄鉄の打ち方などを学ん […] -
イベントレポート
投資にハマって実家のお金に手を出し、ホームレスに…/みのお市民活動センターへ出張講義
有限会社ビッグイシューでは、ホームレス問題や貧困問題、ビッグイシューの活動への理解を深めるため、企業や団体・学校などから依頼を受け、講義をさせていただくことがあります。 今回の行き先は、みのお市民活動センターの市民社会講 […] -
アート・文化
サプライズ型朗読プロジェクト:本との出会いを広げる活動
「本を朗読しましょうか?」と道行く人に声をかけているのは「リズール・ピュブリック(Liseur Public、公共の読書人の意)」のボランティアスタッフだ。意外な場所に本の世界を届けようと、モントリオール市内で活動してい […] -
ビッグイシュー基金
ホームレス・ワールドカップ2024、韓国で開催-日本の最高齢プレイヤー山田さんが語る
韓国で開催された「ホームレス・ワールドカップ」2024。若返りを図ったものの、日本代表の戦績は1勝9敗に終わった。しかし、敵味方関係なく声援を送るなどしたことが認められて、「フェアプレー賞」を受賞。今大会最高齢プレイヤー […] -
ビッグイシュー基金
ホームレス・ワールドカップ2024、韓国で開催‐日本代表チームの平均年齢が下がった背景
「ホームレス・ワールドカップ」は、ホームレス状態の人が一生に一度だけ選手として参加できるストリートサッカーの世界大会だ。ホームレスの人がサッカーを通して生きがいや人との関わりを取り戻すとともに、ホームレスの人に対する偏見 […] -
INSPニュース
INSPサミット2024のアワード受賞者
2024年9月、国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)主催の年次総会「グローバル・ストリートペーパー・サミット2024」が英国リバプールで開催された。参加各国の誌面づくりや販売サポートについて知見を共有する場とし […] -
原発ウォッチ!
東電、電気料金の値下げは困難。柏崎刈羽原発再稼働ならコストは増
10月1日、石破茂自民党総裁が内閣総理大臣に指名され、新内閣が発足した。石破首相は9月に行われた自民党総裁選挙の中で、原発について「ゼロに近づけていく努力を最大限にいたします」と表明していた。だが首相就任後の所信表明演説 […] -
ビッグイシューのご案内
表紙&特集「恐竜関心大国 日本と恐竜」、スペシャルは「ニック・ケイヴ」/2024年11月15日発売のビッグイシュー日本版491号
2024年11月15日発売のビッグイシュー日本版491号の紹介です。 表紙&特集「恐竜関心大国 日本と恐竜」、スペシャルは「ニック・ケイヴ」です。 リレーインタビュー 私の分岐点:モデル Amoさん 読者モデルが誌面を飾 […] -
お知らせ
コミュニティプラットフォームFiNANCiEでBIGISSUE ONLINE DAO(BIO DAO)が始動
オンライン上でビッグイシューの理念や活動について広めたり、様々な社会課題についての記事などを発信するため、2012年にスタートした『ビッグイシュー・オンライン』。そのビッグイシュー・オンラインの新たなプロジェクトとして、 […] -
貧困・ホームレス
米国の“人道危機”、亡命希望者の受け入れ飽和状態に/教会にあふれるテント、冬の夜間気温は氷点下
世界中で貧困や格差、戦争、自然災害が広がる中、中南米やアフリカの国々から米国に亡命を希望する人々が増え続けている。〝人道危機〟とも評される過酷な受け入れ現場では、冬の厳しさが人々を襲いつつある。 -
イベントレポート
高校生が道端でビッグイシュー販売者になりきってみたら/和光高等学校の生徒が「道端留学」に挑戦2024
ホームレス問題や活動の理解を深めるため、ビッグイシューでは路上でビッグイシューを販売する体験と、ビッグイシューのスタッフと販売者の講義をセットにした研修プログラム「道端留学」を学生や社会人向けに提供しています。今回の「道 […] -
公正・包摂
ホームレス問題の政策議論の場にホームレス当事者が参画/ワシントンD.C.の例
ワシントンD.C.(コロンビア特別区)のホームレス支援団体ミリアムズ・キッチン*1では、「公正を求める市民連合*2」の創設メンバーらが机を囲んでいる。この街のホームレス支援サービスーーとその問題点ーーを身をもって経験して […] -
アート・文化
沖縄県内を、そして県外・海外とも古本でつなぐ草の根運動。「ブックパーラー 砂辺書架(しなびぬしょか)」(沖縄県)
沖縄本島中部、北谷町(ちゃたんちょう)の住宅街の空き地に2022年にやってきた黄色いアメリカンスクールバス。 木製デッキを上がり、バスの乗降口から靴を脱いで中に入ると、絵本や沖縄本・洋書や雑貨がずらりと並ぶ。「ブックパー […] -
ビッグイシュー基金
多様な人が訪れ、つながる「夜パンカフェ」。若者支援団体とのコラボ企画レポート
2020年に有限会社ビッグイシュー日本が始めた「夜のパン屋さん」。街のパン屋さんからロスとなってしまいそうなパンを買い取って代理販売する仕組みで、フードロス削減と、販売スタッフの仕事創出の2つの意義を持つ。 そんな夜のパ […]