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平和・協同
静岡市のフェアトレードショップTeebomが目指すのは、つくる人も買う人もフェアでいられる関係と仕組みづくり
フェアトレードを理念に、開発途上国の生産者と信頼関係を築き、真摯にものづくりをする人たちがいる。静岡県にあるフェアトレードショップTeebom・代表のイマイ ナホコさんもその一人だ。 商品の半分以上は、オリジナルで開発し […] -
平和・協同
見捨てられたペットや家畜を命がけで守るーウクライナでの動物保護活動
東日本大震災の際に、避難区域からペットたちを救出する活動をした人たちの存在はニュースなどで取り上げられたが、他国の戦争・紛争における動物支援活動には光が当たりにくい。ウクライナでの動物保護活動を追ったチェコのストリートペ […] -
アート・文化
世界中から毎年1000通のラブレター。ドイツの樹齢500年「花婿のオーク」が結んだ二人の物語
ドイツ北部、ドダワーの森に立つ樹齢500年のオーク。この木は 19 世紀から現在に至るまで、恋人を探し求める人々の手紙を受け取り、何組もの出会いをとりもっている。60年前、このオークの木で出会ったペーターとマリタが二人の […] -
公正・包摂
障害者のできることを増やすまちづくり―米オハイオ州の「アビリティセンター」所長に聞く
米オハイオ州トレドにある「アビリティ・センター」は、“米国一の障害者に優しい街”を目指し、障害者一人ひとりの真の情熱を大切にした自立支援、そしてコミュニティの障害者の受け止め方を変えていく活動を展開している。2021年末 […] -
公正・包摂
ボランティアは本当に尊いのかー国の怠慢を招く?支援を受ける側の固定化?ドイツの社会政治学教授が指摘する問題
日本の「子ども食堂」の数は少なく見積もっても7千を超え、子ども食堂に関わるボランティアの数も増え続けている。そんな“子ども食堂文化の浸透”を喜ぶ政治家もいるが、「子ども食堂が必要な状況(=子どもの貧困)をなくすのが本来の […] -
ビッグイシューのご案内
1月15日発売の『ビッグイシュ―日本版』447号の表紙は「コリン・ファレル」、新春スペシャル企画は「南極と人類の未来」
2023年1月15日発売のビッグイシュー日本版447号の紹介です。 表紙は「コリン・ファレル」、新春スペシャル企画は「南極と人類の未来」です。 -
平和・協同
再び核シェルターが必要とされる時代に?ー プラハの地下壕は15万人を収容可
ウクライナ戦争の終わりが見えない。戦禍を逃れて中欧諸国に流入する避難民、高騰するエネルギー価格への不満など、ヨーロッパ内の緊張は高まる一方だ。ウクライナが砲撃にさらされるのを目の当たりにし、ヨーロッパ諸国の人々は民間防衛 […] -
原発ウォッチ!
山口県・上関原発、建設続行へ!? 建設計画は白紙のまま14年
山口県上関町で柏原重海町長の病気辞任を受けて11年ぶりに町長選挙が行われた。柏原町長はもともとは上関原発計画を推進する姿勢だったが、2011年の福島原発事故以降、原発に依存しない町づくりを進めてきた。このため、原発計画に […] -
アート・文化
国境も時間も超える不思議な漫画「マムアンちゃん」の誕生秘話/BIG ISSUE LIVE「愛蔵版『ビッグ マムアンちゃん』発売記念 タムくんと話そう!」
雑誌『ビッグイシュー日本版』の第1号が世に出たのは2003年のこと。来年の創刊20周年を記念した企画の第一弾として、ビッグイシューで大人気連載中の「マムアンちゃん」を一冊に取りまとめた単行本、愛蔵版『ビッグ マムアンちゃ […] -
まちづくり
新たな住まい方、“コウハウジング”。企業の利益最大化ではなく、長く住むことを目的にした住宅開発
住宅を持つことのハードルが高くなり、住宅費に苦しむ人が増えている昨今、共同出資で空間やリソースを確保する“コミュニティ暮らし”への関心が高まっている。住宅危機が深刻化しているオーストラリアで、新たな住まい方の一つとして注 […] -
平和・協同
地域の米と自然の力で作る酒を扱う「アキモト酒店」は本州最北端のビッグイシュー販売店(秋田県大仙市)
人口流出による働き手の不足や高齢化の加速は、どの地方でも深刻な問題だ。こうした課題に対し、地域で生産したものを、人との”つながり“を通じて広げることで向きあっている店がある。秋田県大仙市にある、アキモト酒店だ。 今回は、 […] -
ビッグイシューのご案内
1月1日発売の『ビッグイシュー日本版』446号、表紙は「イ・ジョンジェ」、特集は「お正月に宇宙。私たちは星のかけら」です
2023年1月1日発売のビッグイシュー日本版446号の紹介です。 表紙は「イ・ジョンジェ」、特集は「お正月に宇宙。私たちは星のかけら」です。 -
経済・産業
スタートアップ企業の人材募集は流動的!?
一時期、名の知れた企業で「月給35万円のはずが、実態は17万円だった」として求人詐欺の疑惑が話題になった。当然、求職者は記載されている求人内容を期待して応募するのだから、問題になるのも致し方ない。しかし「スタートアップ企 […] -
アート・文化
大切な人との死別がもたらす「グリーフの力」について
大切な人を亡くしたとき、心の痛みがなかなか消化されず、長く心の中に残り続ける人もいれば、亡くなった人とのきずなが日常のさまざまな場面で感じられ、悲しみを感じつつもその人がすぐそばにいてくれるような感覚を抱ける人もいる。死 […] -
気候・自然
コロナ禍3年。今年7月、観光客は戻ってきた/引退した追跡犬と探知犬の2頭が老衰で天国に
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、ゾウの密猟対策や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに保護活動をしている、3年ぶりに観光客が戻ってきたこと、引退した追 […] -
貧困・ホームレス
スペイン・アンダルシア地方の果樹園を支える不法労働者たち
スペインは、欧州連合(EU)の中でも指折りの青果物産地。国内最南端に位置するアンダルシア地方は欧州最大級の有機農地面積を誇り、農園労働者は引っ張りだこだ。しかしハードな労働の割に低賃金のため、この分野で働きたいと考えるス […] -
原発ウォッチ!
北海道寿都(すっつ)町で文献調査/核のごみ処分地に!? 住民投票も実施予定
「高レベル放射性廃棄物問題から考える脱原発」と題するシンポジウムが、9月29日に北海道旭川市で開催され、筆者も参加した。日本弁護士連合会主催の第64回人権擁護大会での企画だ。 -
イベントレポート
ビッグイシュー販売者を足元から支える“KEEN”。社員の1割が参加してフィッティング会をする意義とは?
さまざまなモノが格安で手に入る現代。生活が困窮した人にも選択肢が複数あるのはよいことですが、格安なぶん、耐久性に欠けるモノが多いのが現実…。ビッグイシューの販売者も、かつては1,000円前後で買える靴を購入しては、1か月 […] -
ビッグイシューのご案内
12月15日発売の『ビッグイシュー日本版』445号、表紙&特集は「私の“サードプレイス”」、スペシャルは「ジョディ・ウィテカー」
2022年12月15日発売のビッグイシュー日本版445号の紹介です。 表紙&特集は「私の“サードプレイス”」、スペシャルは「ジョディ・ウィテカー」です。 -
アート・文化
レジリエンス・共感性・グリットを育みたいなら、団体での音楽活動が最適との研究結果
若いうちに身につけるべきとされる資質「レジリエンス」。いわゆる逆境を乗り越える力をいい、これからの時代、ますます重要になるとされている。幸い、レジリエンスは生まれながらに兼ね備えているものだけでなく、経験や他者とのかかわ […] -
健康・衛生
甲状腺がんになった子ども全員に被害救済を──原告のちひろさん(仮名)に聞く
前号では「311子ども甲状腺がん裁判」の井戸謙一弁護士に裁判の争点などを聞いた。 今号では、原告の一人、ちひろさん(仮名、中通り、20代女性)の話を紹介する。ちひろさんは原発事故が起きた2011年3月、中学3年生だった。 […] -
公正・包摂
高齢者の貧困が激増。腰の重い国に代わり、市議会はどこまでできるか
日本で年金生活に余裕があったのは昔のことで、今ではかなりの高齢になってもアルバイトをしないと生きていけない人が増えている。年金が足りないのは日本だけではなく、ドイツも同様だ。ドイツのストリートペーパー、『ヒンツ&クンツ』 […] -
貧困・ホームレス
「2030年までにホームレス問題解消」に取り組むドイツ政府:住宅・都市開発・建設相クララ・ゲイウィッツにインタビュー
2021年12月に発足したドイツのショルツ政権は「2030年までのホームレス問題解消」を掲げている。その具体策として、毎年40万戸の住宅建設を打ち出している*1住宅・都市開発・建設相クララ・ゲイウィッツに、『ヒンツ&クン […] -
ビッグイシューのご案内
コロナ禍でも“関係づくり”は自粛したくない。ビッグイシュー販売者を支える「販売サポート」の仕事
路上で販売される雑誌、『ビッグイシュー日本版』を発行する「有限会社ビッグイシュー日本」。この会社では、雑誌の編集・発行だけでなく「販売サポート」という販売者を支える仕事があります。 日々事務所で販売者から指定のあった雑誌 […] -
ビッグイシューのご案内
12月1日発売の『ビッグイシュー日本版』444号の表紙は「三浦透子」、特集は「“片づけ”楽しい時間を生む」
2022年12月1日発売のビッグイシュー日本版444号の紹介です。 表紙は「三浦透子」、特集は「“片づけ”楽しい時間を生む」です。 -
イベントレポート
困窮者に必要なのは仕事や住まいだけではない/ビッグイシューくまもとチーム主催「貧困をなくす活動のこれまでとこれから〜全国と熊本の現場から〜」より
ビッグイシュー日本の事務所は大阪と東京にあるが、それ以外の地域で『ビッグイシュー日本版』の路上販売をするならば、販売者だけがいればいいというものではない。販売者に雑誌を卸し、継続的に支援をする存在が不可欠なのだ。それを担 […] -
イベントレポート
「貧困に陥る層が多様化・拡大している」/ビッグイシュー基金・稲葉剛(ビッグイシューくまもとチームのイベントより)
2022年10月、熊本のビッグイシュー販売者を支える市民団体、ビッグイシューくまもとチームの主催で、「貧困をなくす活動のこれまでとこれから〜全国と熊本の現場から〜」が開催された。第一部の講師は認定NPO法人ビッグイシュー […] -
原発ウォッチ!
来夏以降、原発17基再稼働へ!? 大型軽水炉の新設・建て替えを目論む政府
社会経済を脱炭素や環境の持続可能性へと変革するグリーントランスフォーメーション(GX)が注目されている。7月27日に岸田首相を長とするGX実行会議(※1)が設置された。資料によれば、「エネルギー安定供給の再構築への方策、 […] -
まちづくり
「20分生活圏」の都市コンセプトで住み続けられるまちづくりを
高齢者による運転ミスが起こるたび、高齢者は車の免許を返納せよという声があがる。また若い世代では、経済的に車を持つ余裕がない人や持たない選択をする人も増えている。これからは、車での長距離移動を必要としない、誰も […] -
経済・産業
「インフレ対策に単発の援助」は焼け石に水。経済学者が主張する解決策とは
食料品やエネルギーの価格高騰に多くの人が危機感を募らせている。インフレがもたらす社会的影響と有効な施策について、ドイツ経済研究所(DIW)のマルセル・フラッチャー所長に『ヒンツ&クンツ』誌(ドイツ・ハンブルク)が話を聞い […]