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まちづくり
犯罪者たちの更正に有効な平和的アプローチ。水産養殖プロジェクトでギャングたちが改心、人々の食卓を豊かに
南西太平洋地域の島々からなる国パプアニューギニアでは、険しい高地で水産養殖プロジェクトがおこなわれている。この取り組みが元受刑者の人生を変えるとともに、犯罪多発地域として悪名高いハイウェイ沿いの治安改善にもつながっている […] -
被災地から
数十倍高い子どもの甲状腺がん罹患率。それでも「放射能被曝と関連なし」の報告書案/内部委員からも「60点」「五合目」の厳しい評価
原発事故後の子どもの甲状腺がんと放射能被曝の関連は、問題含みであいまいなままに終わっていってしまうのか。福島市内で6月3日、福島県県民健康調査の「甲状腺検査評価部会(※)」(部会長・鈴木元・国際医療福祉大学教授)が開か […] -
ビッグイシューのご案内
「路上生活者」が減少しても「ホームレス状態」が減っているわけではない。多様化するホームレス問題とその支援の形
「ホームレスの人」と聞いて、あなたはどんな人を思い浮かべるだろうか。「おじさん・おじいさん」「公園などで段ボールハウスに住んでいる」といった人を思い浮かべる人もいるかもしれない。確かにホームレス状態と言えばそ […] -
ビッグイシューのご案内
8月1日発売のビッグイシュー日本版364号、表紙は「『セサミストリート』リリー」特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」
2019年8月1日発売のビッグイシュー日本版364号の紹介です。 表紙は「『セサミストリート』リリー」、特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」です。 -
健康・衛生
冷暖房・ベッドなし、食事・プライバシーもなし…。騒音・盗難・襲撃と隣り合わせ。解消しえないストレスまみれの路上生活の実態
人は誰しも、日常生活で多かれ少なかれストレスを抱えている。しかし路上生活者は、「心身を衰弱させうるレベル」で「長期的」にストレスを受け続けている。米国オレゴン州ポートランドのストリート紙『Street Roots』が、路 […] -
イベントレポート
部下をリストラできずに自分が退職、ホームレス状態になった販売者に「過去に戻れるならリストラしますか?」と学生から鋭い質問。ビッグイシュー販売者が出張講義
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学などで出張授業をさせていただくことがあります。今回の行き先は、大阪大学・豊中キャンパス。2017年度に引き続き基盤教養科目の「平和の探求」の授業を担当 […] -
イベントレポート
フランス料理店でのシェフ経験もある人が、ホームレス状態になったのはなぜ? 大阪府立松原高校の「きずな」を学ぶ授業にビッグイシュー販売者が出張講義
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学などで出張授業をさせていただくことがあります。今回の行き先は、大阪府立松原高校の「社会体験」の授業。体験学習の一環で、「ホームレスの襲撃事件」や「日雇 […] -
原発ウォッチ!
日本唯一の新規原発計画、山口県・上関原発-迫る、埋め立て許可の期限切れ。電力需要が減っても、白紙にできない中国電力
上関(かみのせき)原発計画が大きな山場を迎えている。地先の海岸の埋め立て許可の期限切れが迫っているからだ。中国電力が山口県で進めるこの原発計画が最初に浮上したのは1982年。以来37年間、計画地対岸の祝島(いわいしま)漁 […] -
アート・文化
ホームレスの人たちを拒絶する「排除アート」が街中に仕掛けられている現状
「反ホームレス施策」なるものが、世界各地でかれこれ何十年にもわたり ”当たり前” のものになっている。徘徊禁止法、座りこみ禁止条例などあからさまなものから、街の設備や公共スペースに埋め込まれているものまで、そのかたちはさ […] -
気候・自然
人間の活動は原発以上に有害? 事故から33年経ったチェルノブイリで見られる野生動物の繁殖の様子
ソビエト連邦時代にチェルノブイリにある原子力発電所が史上最悪の大爆発を起こしたことは、現在40代以上の人たちなら強烈な印象として残っているのではないだろうか。「生物の砂漠(desert for life)」になると考えら […] -
ビッグイシューのご案内
「海底の美しい模様」の正体は? “脊椎動物の覇者”魚類の多様性に学ぶ
ダイバーなど海に関心のある人ならご存じかもしれないが、20年ほど前に、奄美大島付近の海底で美しい模様が見つかった。砂と貝殻でできた、直径2メートルほどの円型の幾何学的な模様だ。 この模様は毎年4月から8月に現れては消えて […] -
ビッグイシューのご案内
7月15日発売の『ビッグイシュー日本版』363号、特集は「多様な魚とたわむれる」、スペシャルインタビューは「ジェシカ・ロース」
2019年7月15日発売のビッグイシュー日本版363号の紹介です。 表紙は表紙&特集は「多様な魚とたわむれる」、スペシャルは「ジェシカ・ロース」です。 -
イベントレポート
社会課題の当事者、支援者の想いを届けるには?「ソーシャル×ライティング」の教室@大阪 レポート
“社会課題や、書くことに興味があるけど、伝わる文章にするにはどうすればいいだろう?”そんな思いを持つ人々が「ソーシャル×ライティング」の教室@大阪に集まった。 ※このイベントレポートは、この講座の受講者の有志による合作を […] -
公正・包摂
家を爆撃され逃亡してきた若者がドイツで拘置所に入るハメに。少年犯罪と移民増加の相関関係
難民受け入れ政策で知られるドイツだが、少年犯罪においては移民の割合が異常に高いという実状があるようだ。それだけ聞くと、「移民は怖い」「移民は暴力的」と思うかもしれないが、若くして自国を離れなければならなかった彼ら一人ひと […] -
公正・包摂
有権者9億人を支える電子投票システムとは/世界最大の民主主義国インドの場合
世界的に「民主主義」がさまざまな脅威にさらされている。恣意的な選挙区割り、扇動的キャンペーン、ソーシャルメディアの操作、外部からのハッキング、他国からの干渉など、その手口はさまざまだ。そうした中、世界最大の民主主義国イン […] -
被災地から
原発避難の高校生、ローマ法王と謁見「多くの福島の人々が傷つき、分断されています」現在も続く事故の被害を訴える
「日本政府と東京電力は事故の責任を認めず、そのことで多くの福島の人々が傷つき、分断されています。どうか福島に来て、人々のために祈り、励ましてください」。福島県いわき市から東京都に避難している高校生が実名で立ち上がった。高 […] -
公正・包摂
世界の死刑執行件数は減少する中、日本はこの10年で国内最多の15件執行
2018年の世界的な死刑執行件数は前年度より31%減少、少なくともこの10年では最も少なかった。しかし国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」は、数字としては減っているものの、依然として世界各地で ”冷酷な” […] -
アート・文化
ワーキングプアのシングルマザーが厳しい現実を著書「MAID」(メイドの手帖)にまとめベストセラーに
日本でももはや「離婚」はめずらしいものではなく、必然的にシングルマザーになる人も増えている。特に若いシングルマザーは、育ちに関係なく「貧困」に陥りやすい。賃金の安い仕事に就くことの多い彼女たち、働けど働けど生活は一向に楽 […] -
公正・包摂
犯罪加害者家族を孤立させても犯罪は減らない。1500件以上の相談から見えてきた課題—NPO法人 World Open Heart
仙台市を拠点に2008年、国内で初となる犯罪加害者家族の支援を始め、これまでに1500件以上の相談を受けてきた「NPO法人 World Open Heart」。理事長の阿部恭子さんに、加害者家族が直面している問題や支援の […] -
ビッグイシューのご案内
「みんな大変なんだから、お前も我慢しろ」「専門家でもないくせに、政治に口を出すな」で、お互いを縛り付け合わないために
日本では、政治について意見をすると「専門家でもないくせに、政治に口を出すな」という非難が飛んできやすい。 -
ビッグイシューのご案内
『ビッグイシュー日本版』7月1日発売の362号、表紙は「チ・チャンウク」、特集は「民主主義を見捨てない」
2019年7月1日発売のビッグイシュー日本版362号の紹介です。 表紙は「チ・チャンウク」、特集は「民主主義を見捨てない」です。 -
ビッグイシューのご案内
“合理的思考”の先に平和がある。9回特攻に出て、9回生還した特攻隊員/戦時下の精神論に負けなかった人たち―鴻上 尚史さん
9回特攻に出て9回とも生還した特攻隊のパイロット、佐々木友次さん―。作家・演出家の鴻上尚史さんは、佐々木さんにどうしても会いたいと2015年に5回にわたって面会した。17年に上梓した小説『青空に飛ぶ』、ノンフィクション『 […] -
公正・包摂
前科だらけだった元ホームレス生活者が、ホームレス支援プロジェクトのファンドレイザーとして活躍。再起に必要なのは「チャンス」
「ムーチ」の愛称で知られる男キース・アシュレイは、違法行為を繰り返しながら生きてきた。そんな彼を待っていたのは、路上生活と刑務所だった。だが、看守や保護観察官などから受けた親切がきっかけとなって、人生が好転。60歳になっ […] -
イベントレポート
大阪万博・IR誘致をSDGsの視点から考えた際の経済成長とは/「『だれひとりとり残さない社会』を考える 経済成長の光と影~ギャンブル依存症と社会的孤立」学習会レポート
2025年に開催が予定されている大阪・関西万博(以下、大阪万博)は、目標の一つにSDGs(※持続可能な開発目標)の達成が挙げられている。IR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致と合わせ、経済の活性化が大きく注目されている […] -
原発ウォッチ!
復興庁配布の冊子『放射能のホント』のウソー放射線被曝のリスク問題なし、本当に正しい?
復興庁は『放射線のホント』(A5判30ページ)というパンフレットを作成し、関係省庁や福島県内外のイベントなどで配布している。これまでに2万2000部を配布したという(2018年11月現在)。 -
まちづくり
「困窮者用の住居はショボくてもOK」と思っていませんか。ホームレス状態の人にもオシャレな住宅を提供するという発想
ホームレス問題への有効な対策として各都市でニーズが高まっているのが、手頃な価格で入居できる住まい、いわゆる「アフォーダブル住宅」の数を増やすことだ。オーストリアのザルツブルク(リーデンブルク)に2018年10月に完成した […] -
ジェンダー
多くの職場が女性に“家族の延長”の役割しか与えない日本。男女格差(ジェンダーギャップ)が149カ国中110位になってしまう要因について
日本は “すべての女性が輝く社会” を目指しているらしい。その割には、「日本の男女格差(ジェンダーギャップ)は諸外国と比べ改善が見られない」とシカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学の山口一男教授は言う。一体この国が改める […] -
経済・産業
“移民のせいで失業”を心配するより、いま検討すべきはロボティクス・オートメーション化による単純労働者の失業インパクト
「移民が増えると自国民の仕事が奪われる」戦々恐々とする人も少なくないようだが、実際にはその心配はほとんどなさそうだ。それよりも、単純労働者の仕事を大量に奪うのは、ロボティクス依存によるオートメーション化。政治家たちはろく […] -
ビッグイシューのご案内
“世間”と“社会”の違いを知れば、生きやすくなる? 鴻上 尚史さん(作家・演出家)からのアドバイス
「生きづらさ」のある人が増えてきている。増えてきて、というより、SNSで発信するユーザーやメディアで取り上げられる機会の増加などで、可視化が進んできているのかもしれない。 「生きづらさ」には、「発達の特性や障害があり、周 […] -
ビッグイシューのご案内
6月15日発売のビッグイシュー日本版361号、表紙は「ラミ・マレック」、特集は「生きやすくなる方法」
2019年6月15日発売のビッグイシュー日本版361号の紹介です。 表紙は「ラミ・マレック」、特集は「生きやすくなる方法」です。