-
経済・産業
出禁になるほどマナーの悪い外国人観光客たちーインバウンド収益目当てに際限なき快楽を提供してきた観光業界への報い?
「旅の恥はかき捨て」ということわざは昔からあるが、もはや「反社会的」と言ってもおかしくない観光客が後を絶たない。しかしそんな観光客に毅然とした態度を示す人たちも増えつつあるようだ。背景について専門家が解説する。 -
イベントレポート
「ホームレスの人を見かけたら、どう声をかけたらいい?」トークイベントを機に、社会の問題が自分ごとに/“ホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー」ってなに?”@広島 レポート
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学・市民団体などでの出張授業をさせていただくことがあります。出張授業では販売者がスタッフとともに現地へお伺いするパターンが多いのですが、今回初めて、広島 […] -
被災地から
国家公務員宿舎からの退去を迫る、福島県の文書。障害や病気、高齢の一人暮らし…追い込まれる生活困窮者
「あえて申し上げます。知事は福島県政の歴史に『棄民強行』の4文字を刻むのでしょうか」 4月4日、福島県内から首都圏などへの避難者や、福島県内外で避難者を支援している人25人が福島県庁を訪れ、この一文が掲載された内堀雅雄県 […] -
健康・衛生
心穏やかに死ぬ権利。「緩和ケア」を社会的弱者の最期に提供する人々の思い
社会の片隅で生きる人々の最期の時に、「緩和ケア」を提供しようと尽力する医療関係者が増えている。カナダ国内でこうした取り組みをすすめている医師たちに、バンクーバーのストリート誌『Megaphone』が話を聞いた。 路上生活 […] -
貧困・ホームレス
「GNP(国民総生産)の高さ=貧困率の低さ」ではない。富裕国スイスで増加する貧困高齢者の実態
GNP(国民総生産)の数値からは「世界で最も裕福な国」とされているスイスだが、実のところ、貧困率は驚くほど高い。多くの人に影響を及ぼしている事実でありながら、スイスの社会においてもあまり目を向けられていないこの問題の実態 […] -
ジェンダー
職場でALLY(アライ)を可視化・情報発信することで性的マイノリティも働きやすく。-NPO法人 「虹色ダイバーシティ」
企業や行政、教育機関などを対象としたLGBT研修やコンサルティングなどを通じて、性的マイノリティも働きやすい職場づくりを支援している「NPO法人 虹色ダイバーシティ」。理事長の村木真紀さんとスタッフの橋本竜二さんに話を聞 […] -
ビッグイシューのご案内
台風が強くなっていくのか、街が台風にもろくなっていくのか。台風を考える
今から60年ほど前。1959年9月26日に日本を襲った伊勢湾台風は、和歌山から上陸、本州を縦断。今からは考えにくいが約5000名の死者・行方不明者を出した。それ以降、日本では台風被害で死者・行方不明者が100名を超えたこ […] -
イベントレポート
路上生活者が “路上清掃ウォーキング”イベントを企画・実行。100回以上「歩こう会」を開催する大阪・梅田の販売者の想い
ビッグイシュー販売者の濱田さんの企画力・継続力は人並み外れている。彼が世話人を務めるまち歩きクラブ「歩こう会」は、2007年から大阪市内を中心に開催を続け、2018年の5月には開催100回目を記念した、活動の歴史を振り返 […] -
ビッグイシューのご案内
6月1日発売の『ビッグイシュー日本版』表紙・特集は「“台風”最前線」、スペシャルは「ヤリッツァ・アパリシオ」
2019年6月1日発売のビッグイシュー日本版360号の紹介です。 表紙・特集は「“台風”最前線」、スペシャルは「ヤリッツァ・アパリシオ」です。 -
原発ウォッチ!
富士山噴火のシミュレーション。静岡・浜岡原発は10㎝の降灰で停電発生、各地の原発も、近隣火山の噴火可能性あり
富士山の噴火に注目が集まっている。前回の宝永噴火(1707年)から300年ほどが経過し、次の噴火が迫っているようだ。すでに2004年に内閣府は富士山の噴火シミュレーションを公表している。宝永噴火は16日間続き、火山灰が静 […] -
貧困・ホームレス
「路上生活は違法」として路上生活者から罰金を徴収するデンマーク。移民排除政策で苦しむのは自国民!?
2018年3月に議会を通過した「反ホームレス法」によって、デンマーク警察には路上生活者に罰金を科し、「特定区域禁止令(zone ban)」を命じる権限が与えられた。この地域のストリート誌『Hus Forbi』の販売者2名 […] -
ビッグイシューのご案内
ビッグイシュー販売3年6か月で「卒業」となる千里中央駅(大阪)の販売者Mさんの「路上脱出までのステップ」とは
「ビッグイシュー売ったところで、1冊定価円で売って数百円ほどの収入でしょ。路上脱出なんてできないんじゃない?」という質問を時々いただく。 『ビッグイシュー日本版』の創刊から15年あまり。ビッグイシューの販売をきっかけに他 […] -
まちづくり
「住む家がない人たち」にふさわしい住環境とは? 困窮層が強いられるイギリスの劣悪な住環境と改善策について
安定した住まいがない状態にありながら、支援を受けられない人たちがいる。彼らは驚くほど簡易なつくりの宿泊所にしか入れず、なかには何年にも渡ってそこが「生活の場」となってしまう人もいる。英国の『Big Issue North […] -
公正・包摂
インターネットは必ずしも世界に等しく開かれているわけではない。政治的思惑で「分断」される国々
インターネットは「世界に開かれた公共の場」のようなもの、大半の人はそう捉えているだろう。しかし実際のところは、国家間の対立が繰り広げられている「分断された空間」といえるのだ。 -
イベントレポート
国内の貧困と海外の貧困、どちらが優先か?-「とことん考える子どもの貧困、若者の貧困-国境を越えて」ビッグイシュー×ACC21 イベントレポート
日本の「子どもの貧困」が気になり、子ども食堂に関わる人が増えている一方、アジアの街角で物乞いをするストリートチルドレンのために活動する人もいる。「アジアより国内の貧困問題でしょ?」という人もいるが、「子どもや若者が貧困の […] -
イベントレポート
灘中学の生徒に「格差社会と自己責任論」について、ビッグイシューが出張講義
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、学校や団体などで講義をさせていただくことがあります。今回の訪問先は、兵庫県・灘中学校の3年生の授業。社会科の片田先生が「同じ社会に生きるものとして、社会に出た時 […] -
イベントレポート
出会う・学ぶ・話す。ライティングを楽しみたいすべての人へ/「ソーシャル×ライティング教室in岡山」イベントレポート~
「社会問題についてのニュースを見て『自分も何かしなくては』と思って」「紙のライターとしての実績はあるけれど、スキルアップしたくて」「NPOの広報に活かしたくて」ふだん実際に書くことが仕事のひとつである人もいれば、文章を書 […] -
アート・文化
役者が路上を走り、観客がそれを追いかける—路上演劇祭 Japan in 浜松 ダイナミックな迫力、垣根のない舞台。
静岡県浜松市の街中で毎年5月ごろに開催される「路上演劇祭」。観客は道行く人々、演者は在日外国人や障害者など、多彩な背景をもつ人々が出演する。路上を舞台に変えてしまうユニークな演劇祭の魅力を聞いた。 ※この記事は2015年 […] -
ビッグイシューのご案内
紙とタブレットの校正・校閲、精度が高いのはどちら?
SNSやブログといった個人発信のメディアが一般的になったことで、広く世に出る文章だからといって、必ずしも「校正・校閲」の工程を経ているわけではなくなった。しかし、新聞社や出版社など、日常的に大量の文章を世に出している会社 […] -
ビッグイシューのご案内
2019年5月15日発売のビッグイシュー日本版359号は表紙「アン・ハサウェイ」、特集は「紙の力―ポストデジタル文化」
2019年5月15日発売のビッグイシュー日本版359号の紹介です。 表紙「アン・ハサウェイ」、特集は「紙の力―ポストデジタル文化」です。 -
まちづくり
良質な土壌、有機肥料、知識を農場が無料提供。「ニュー・コモンズ・ファーミング」/オランダ・トゥエロ
手頃な価格で有機栽培の野菜を買えるようになり、地域でお金が回る。そんな一石二鳥のビジネスモデルを実践する農場がオランダにある。地域住民が“コモナー”として農場運営に参加し、グリーンツーリズムで4万人が訪れるという農場を訪 […] -
気候・自然
今や、日本は唯一の象牙販売国になろうとしている/「マラソラ・プロジェクト」ーマサイマラに小型飛行機が届く!
ケニア、ナイロビ大学で野生動物獣の医師免許を取得し、マサイマラ保護区(※1)でゾウ密猟対策活動などを続けながら、2017年にはケニアで外国人として初めて野生動物の治療ができる許可を得た滝田明日香さん。だが、その直後に、腰 […] -
イベントレポート
ミャンマーと日本の学生が貧困問題を考える/IDFC日本ミャンマー学生会議での出張講義
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、各種団体などの勉強会へ出張授業をさせていただくことがあります。 今回の行き先は「International Development Field Camp for […] -
被災地から
福島県から首都圏への避難者は約1万8070人。迫られる、国家公務員宿舎からの退去
「ひなん生活をまもる会」(鴨下祐也代表、会員約100世帯)は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で、首都圏などに避難している区域外避難者(避難指示区域以外から避難している人)を中心とした団体だ。同会は3月14日、東京 […] -
経済・産業
農業は大きなビジネスチャンス。アプリや動画で農業の成功モデルを配信、若者が持つイメージを変えていくアフリカの取り組み
農業は世界的にみると13億人以上の人々が従事している産業であり(*)、大きな雇用をもたらすとともに、人々の主要な所得・生計手段となっている。ところで、世界中の「耕作に適していながら開墾されていない土地」の6割をアフリカが […] -
気候・自然
気候変動の加速は森林管理で食い止められる。「コミュニティ林業」の海外先進事例から学べること
「管理が行き届いた、持続可能でイキイキした森林を夢見ています」メキシコシティから南に840km、オアハカ州「ラ・トリニダ共有地委員会」のリーダーを務める森林管理者ロヘリオ・ルイスは言う。「私たちは森を整備し、林業によって […] -
健康・衛生
“ソシオエステティック”の力を多くの人に知らせたい—NPO法人 ソシオキュアアンドケアサポート
「エステティックの施術によって人を癒やし、励まし、QOL(生活の質)の向上に寄与する」ソシオエステティック(以下、SE)。発祥の地フランスでは医療現場や福祉施設などで広く行われているというSEの力を多くの人に知らせたいと […] -
ビッグイシューのご案内
森を特集!―森へ行くことが「がん予防」に効く?!/間伐材で楽器「アルプホルン」を自作、年間40回以上の演奏会
この季節、新緑を楽しむために公園や山、森に行く人もいるだろう。緑の美しい季節にあわせ、『ビッグイシュー日本版』358号では森や木をテーマに「森の時間」を特集。ここから読みどころをピックアップしたい。 -
ビッグイシューのご案内
5月1日発売のビッグイシュー日本版358号、表紙・特集は「森の時間」、スペシャルインタビューは「ローズ・マッゴーワン」
2019年5月1日発売のビッグイシュー日本版358号の紹介です。 表紙・特集は「森の時間」、スペシャルインタビューは「ローズ・マッゴーワン」です。 -
食・農
「過剰な肉食」は、人類の安全を脅かす?ー日本人の3倍肉を食べるアメリカ人の肉消費を減らす方法
「商業的農業」は世界的な森林破壊を引き起こす主要因になっており、気候変動にもマイナスに働いている。これがまさに当てはまるのが大豆、パーム油(*)、牛肉などの生産だ。土地管理を誤るとどれほどの弊害を将来世代にもたらすのか、 […]