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イベントレポート
釜ヶ崎の過去と現在。高齢化・IT化の流れであいりん総合センターは?/インバウンド外国人を見込んで変わりつつあるかつての「日雇いの街」
大阪市西成区、「日雇い労働者の街」として知られる釜ヶ崎。最近では「あいりん総合センター」の閉鎖をめぐる反対運動がニュースで報じられているが、そもそも近年の釜ヶ崎はどんな状況になっているのだろうか。 -
公正・包摂
「障害者雇用」は障害者のためではない。穏やかなコミュニケーションにより「誇らしい職場」をつくるインクルージョン推進レストラン
ドイツ北部の都市キールにある「フライシュティール(Freistil)」は、一般的なレストランとはひと味違う。障害のある人とない人が肩を並べて働くレストランなのだ。そこでは、障害の有無でスタッフを区別せず、いわゆる「インク […] -
ビッグイシューのご案内
人はカテゴライズされるものではなく、グラデーション。それに気づいた4ヶ月間―ビッグイシュー東京事務所のインターン体験談―
ホームレスが路上で販売する雑誌、『ビッグイシュー日本版』。毎月1日、15日に発売される雑誌の販売者は、全国で約120人(2019年3月末現在)。 その販売者たちのサポートは、ビッグイシュースタッフのほか、大学生をはじめと […] -
原発ウォッチ!
福島第一原発2号機で燃料デブリの初調査。取り出しは廃炉工程の最も困難な作業、試算32兆円、廃炉費用はさらに膨らむ?!
前回は福島第一原発3号機の使用済み核燃料の取り出しトラブルを報告したが、今回は燃料デブリ(溶融した核燃料が冷えて固化したもの)に関する初の調査が行われたことを報告したい。 格納容器内の撮影、温度測定放射線量は最大43Gy […] -
イベントレポート
共感を生み、人を巻き込む文章の書き方とは?「ソーシャル×ライティング」の教室@東京レポート
「“書くこと”に苦手意識を持っているNPOスタッフ」や、「職場と家の往復の毎日、このままでいいのだろうか」と感じる副業ライター志望の人…そんな人たちが、2019年4月、代々木上原で開催された「ソーシャル×ライティング」の […] -
経済・産業
農業×太陽光発電の可能性は、僻地であればあるほど大きくなるー電力システムの分散化がもたらすのは地域社会への経済的効果と持続可能なアプローチ
太陽光発電式のエネルギーを使うことで農作業にどれほどのメリットがあるものなのか、ジンバブエの農家たちも気づき始めている。持続可能なエネルギー技術によって誰よりも恩恵を受けるであろう農家たちへのより良い教育と情報提供を、専 […] -
まちづくり
法外な電気代に苦しむ人口4000人の街が太陽光発電の導入でエネルギーの民主化へ/リオデジャネイロの貧困街の抵抗
貧富の差が激しいブラジルには、ほぼすべての都市郊外に貧困街「ファベーラ」が存在する。低所得層の人々が暮らすエリアにもかかわらず、長年、桁外れに高い電気代に悩まされている。そんな状況をテコ入れすべく、2015年、2人の男性 […] -
ビッグイシューのご案内
売電目的の自家発電から「電気が使えない日」にみんなで備える市民発電へ
2018年6月の大阪北部地震では17万戸停電し2時間半で復旧したが、9月6日の北海道胆振東部地震では約295万戸が停電、全ての停電が解消したのは10月4日だという。また、災害ではなくともベネズエラのように国土全体が長期間 […] -
貧困・ホームレス
「路上で生活する子ども」をなくしたい。フィリピンのストリートチルドレンに 職業訓練を-認定NPO法人 アジア・コミュニティ・センター21
マニラ首都圏だけでも万単位の子どもや若者が路上で暮らすフィリピン。現地のNGOと協力して彼らの自立を助ける支援をしているアジア・コミュニティ・センター21。その活動を聞いた。 -
ビッグイシューのご案内
4月15日発売の『ビッグイシュー日本版』357号、表紙は「ティモシー・シャラメ」、特集は「市民発電所」
2019年4月15日発売のビッグイシュー日本版357号の紹介です。 表紙は「ティモシー・シャラメ」、特集は「市民発電所」です。 -
イベントレポート
「勝つためのスポーツ」と「コミュニティとしてのスポーツ」のコーチの違いとは?/社会的困難を抱える人々へのコーチング勉強会
2008年に東京と大阪で発足したホームレスサッカーチーム「野武士ジャパン」。いまではホームレス状態の人に限らず、ひきこもりやうつ病といった様々な背景を持つ人たちも参加している。年齢も参加の目的も異なる人たちが楽しめる場を […] -
イベントレポート
「僕たちがホームレスになることはあると思いますか?」-進学校の高校生からの素朴な疑問/洛星高校への出張講義レポート
ビッグイシューでは、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、高校や大学などで出張授業をさせていただくことがあります。 今回の訪問先は、京都府にある中高一貫の男子校、洛星高校。年間を通してさまざまに機会に、「SNS利用時の […] -
ビッグイシューのご案内
ビッグイシューを敵視する人々の主張/誤解と思い込みによる攻撃例とその反論
日本では「ホームレスの人と対等にビジネスをする」「路上でモノを売る」ということになじみがないためか、販売者本人やビッグイシュー日本が様々な誤解や偏見、攻撃、嫌がらせに近い行為をうけることがしばしばあります。 今回はSNS […] -
被災地から
フランス大使館からメール「西日本に避難を」「関西空港から帰国便が出る」/原発事故後すぐ、夫の母国へ緊急避難
福島県三春町からフランスに避難したボアグリオ治子(はるこ)さんと、偶然パリで出会ったのは、震災後1年の2012年3月11日だった。 -
アート・文化
老人ホームで高齢者が創作ダンスワークショップ!?/「高齢化社会におけるダンスの可能性」KIACワークショップシリーズ2019 イベントレポート
「ダンスとは“ダンサー”だけのものではない」と、身体と向き合いながらダンスの可能性を探る人たちがいる。アオキ裕キさんは、ダンスチーム「新人Hソケリッサ!」の主宰者。人々の身体から生み出される表現と向き合い続けているアオキ […] -
貧困・ホームレス
子猫を見ると不遇な路上生活者より助けたくなる理由とは/人間の脳はホームレス問題をどう捉えるか
「慈悲深い国」であろうと、ホームレスの人たちを見ても脳の感情中枢が働かない人が多いのはなぜなのか。人間は生まれつき自分の身を苦痛から守るものではあるが、今回の『ビッグイシューUK』の取材により、その気になればそんな脳内ス […] -
ビッグイシューのご案内
「シェア」と「レンタル」の違いは何か?「シェア・キッチン」にみる、共感とコラボの生まれる場
「モノが売れない」と言われて久しい。車も住宅もかつてより売れにくい。そんななか、より多くの人が利用できるようにと様々なシェアやレンタルのサービスが生まれている。しかし「シェア」と「レンタル」の違いは何だろうか。 -
ビッグイシューのご案内
表紙・特集は「シェア・キッチン」、表4とスペシャルインタビューは「アンドレア・ボチェッリ」
2019年4月1日発売のビッグイシュー日本版356号の紹介です。 表紙・特集は「シェア・キッチン」、表4とスペシャルインタビューは「アンドレア・ボチェッリ」です。 -
教育
「ゴミ箱あさり」は違法なのか?廃棄された食料品を回収・調理して生活するシェアハウス住人たちの言い分
ドイツのニュルンベルク市、ゴステンホーフ地区にあるこのシェアハウスは、一見何の変哲もない学生向け住居だ。でもここに暮らす5人の住人たちのライフスタイルは独特だ。買い物はしない、そのかわりに深夜の「ゴミ箱あさり」で手に入れ […] -
貧困・ホームレス
公共の場所で座る・寝転ぶことを許さない法律は、障害のあるホームレスの存在を考慮していない。シアトルで始まった新たな取り組み
『ビッグイシュー』を路上で販売していると、「モノを売るならピシッと背筋を伸ばして立てよ」との声をもらうことがある。しかし長時間の立ちっぱなしは誰にとっても疲れるものだし、販売者の中にはケガや障害などで立っていること自体が […] -
まちづくり
オーガニックはちみつを採取・流通させるローカルベンチャー。数家族が始めた「甘い」フェアトレード
アルゼンチンのラルグエロ地域(※)に暮らす先住民族のウィチ族は、野生のはちみつ採取の名人だ。彼らにとって、はちみつ採取は先祖代々受け継がれてきた伝統技術。そんなウィチ族の家族らが協力し合い、彼らの言葉で「ミツバチ」を意味 […] -
食・農
「プラごみを出さない」を売りにした店が好調、クラウドファンディングで2店舗目オープン/ドイツ・ケルンの店「Tante Olga」の取り組み
プラスチックが引き起こす環境・健康問題への意識が高まる中で、普段の買い物でもプラスチックを減らせないかと積極的に行動を起こす人も増えている。ドイツ・ケルンでは、友達同士だった3人が「プラスチックを使わない」をコンセプトに […] -
まちづくり
「賃貸住宅に住む人は持ち家に住む人より不健康」?! ― 英国の最新研究から住宅政策を考える
「住まい」は私たちの暮らしにかけがえのないもので、「住まい」と「健康」には多くの関連性があることは研究者たちも指摘するところだ。通常、「住まいと健康」の関連性をみる研究では、アンケート形式で回答者の健康状態を5段階評価し […] -
健康・衛生
ホームレス問題に向き合うことで医療コストを大幅削減:「レスパイトケア」を路上生活者に適用する米国の大きな成果
ホームレス問題を語る際に無視できないのが「医療費の増大」である。この世界共通の課題について、海外ではどんな対策が取られているのだろうか。オーストラリアのストリートペーパー『The Conversation』の記事によると […] -
原発ウォッチ!
3号機からの燃料取り出しに初歩的トラブル続出。安全で着実な廃炉は実現できるのか?ー福島第一原発事故から丸8年。
福島第一原発事故から丸8年が経過しようとしている。しかし、事故を起こした第一原発の廃炉作業は困難に阻まれて進んでいない。作業を大きく分けると、汚染水対策、プールからの使用済燃料の取り出し、そして溶けた燃料の取り出し準備と […] -
ビッグイシューのご案内
「小さいけれど多様性のある生き方」を昆虫に学ぶ/ビッグイシュー日本版355号特集は「“小さく生きる”虫たちのすごい生き方」
発達の特性や肌の色、国籍や経済状況、はたまた支持政党など、「自分と違う人」への無理解・対話の拒絶・差別の話題は残念ながら日々事欠かない。しかしたまには「人類」という枠のなかで考えるのではなく、もっと大きなスケールで考えて […] -
ビッグイシューのご案内
3月15日発売の『ビッグイシュー日本版』355号、表紙は「ザ・ローリング・ストーンズ」、特集は「虫たちのすごい生き方」です
2019年3月15日発売のビッグイシュー日本版355号の紹介です。 表紙は「ザ・ローリング・ストーンズ」、特集は「虫たちのすごい生き方」です。 -
アート・文化
デスカフェ ー 終活は高齢者だけのものではない。初対面の人と「死」について語る場が持つ意味とは
「死」について、赤の他人と腹を割って語り合うカフェというのがあるらしい。英国人のジョン・アンダーウッドが2011年にロンドンで立ち上げた、その名も「デスカフェ(Death Cafe)」。年々人気が高まっていると聞き(※) […] -
ジェンダー
女性が男性よりうつ病になりやすい理由とは?/有色人種が白人より自殺率が高い理由との共通性
ディオール・バルガスは、ラテン系アメリカ人のフェミニスト。メンタルヘルスの問題に精力的に取り組み、これまでに『Forbes』『Newsweek』『The Guardian』等の媒体に寄稿。ホワイトハウス主催「Champi […] -
イベントレポート
人生相談の相手はホームレス経験者と料理研究家-単行本『クッキングと人生相談~悩みこそ究極のスパイス』出版記念トークイベント
読者から寄せられた悩みに対して、ビッグイシュー販売者による回答と、料理研究家・枝元なほみさんが考案する「悩みに効く」料理のレシピを併せてお届けするー読者調査でお気に入りのコーナーとして挙げられることも多い『ビッグイシュー […]