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ジェンダー
インド、女の子を増やす政策に異論噴出 [世界短信]
第3子は教育費を含めて政府が面倒をみます。ただし、その子が女の子なら——。2021年に中国を追い抜き、世界一の人口大国になる見通しのインドで、マハラシュトラ州政府が打ち出した新方針が物議をかもしている。 インド政府は、4 […] -
貧困・ホームレス
メキシコ、麻薬組織に使い捨てにされる未成年 [世界短信]
「妹は何とか事件を忘れようとしています」と、16歳の少年が言う。彼は麻薬組織に「かっこいい車」を贈られ、メンバーの移動を手伝っていたが、今は組織に命を狙われる身となり、妹(12歳)とともに人権団体に保護されている。 母親 […] -
アート・文化
「70年代のヒッピーなんて、自分で家を建てて村まで作っていた」(2/2)
<前編を読む> 「70年代のアメリカのヒッピーなんて、自分たちで家を建てて村までつくっちゃいましたからね」。 その名も、ドロップアウトした連中による「ドロップシティ」は、既存の社会の枠組みに飽き足らなかった若者たちによる […] -
公正・包摂
どちらの名称で呼ぶ?「ミャンマー」と「ビルマ」のあいだ [世界短信]
国際社会で、ミャンマーへの関心が高まっている。一昨年の総選挙を受け、政権側が民主化の方向にかじを切ったとみられているためだ。 クリントン米国務長官の訪問では、ミャンマーとビルマ、どちらの国名が使われるのかが注目を集めた。 […] -
アート・文化
究極の家「ツリーハウス」にまつわる書籍、絵本たち
究極の家、ツリーハウスの系譜 子供の頃、木登りをしたときの気分を覚えていますか? 上空から世界を見下ろす爽快さ。ちょっと孤高の気分と優越感が混ざった感じ。それが人目につかないところであれば、とっておきの秘密の隠れ処にもな […] -
アート・文化
人は“家づくりの本能”をもつ—鈴木明さんによる小屋づくりワークショップ(1/2)
人は“家づくりの本能”をもつ 「僕らより縄文時代の人のほうが冴えてた」と語る建築家の鈴木明さん。家づくりの本能を忘れた現代人に、セルフビルドの小屋作りの楽しさを語る。 標準の発想を捨てるところから始まるセルフビルド 芝生 […] -
アート・文化
デヴィッド・アッテンボロー「世界は驚きに満ちている」
2011年に好評を博したBBCの「フローズンプラネット」シリーズをはじめ多数の自然ドキュメンタリーで解説役を務めてきたデヴィッド・アッテンボローは、86歳にしてイギリス最高の自然ドキュメンタリー作家でありつづけている。ア […] -
経済・産業
中国、広がる経済格差 1%の世帯が富の41.4%を占有 [世界短信]
経済評論家の邱林(チョウ・リン)氏は世界銀行が発表したデータを引用し、「1パーセントの世帯による全国の富の41.4パーセントの占有をどう見るか」という文章を発表した。 その中で都市住民における高所得者層と低所得者層の格差 […] -
まちづくり
香港、焼石に水の住宅政策 [世界短信]
来年6月で任期を終える曾蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は最後の施政報告で住宅政策の失敗を認め、2003年から凍結していた公共分譲住宅の建設を再開すると発表した。 香港では世界的に株価が下落しても不動産価格は下がらず、住 […] -
ビッグイシューのご案内
乙武洋匡さんが語る「インクルーシブ教育」の難しさ
ビッグイシュー・オンライン編集長のイケダハヤトです。211号の読みどころをご紹介です。 インクルーシブ教育の難しさ 最新号の目玉は乙武洋匡さんのインタビュー記事。小学校教師の実体験をもとに描いた小説「だいじょうぶ3組」の […] -
食・農
[中国] 食品添加物使用基準の適用で“美しい”月餅から“醜い”月餅へ [世界短信]
中国では、中秋節(旧暦8月15日)にお世話になった人などに月餅を贈る風習がある。月餅の箱は高級感がありデザインも美しく、収集している人も多い。 重慶市の羅翠容さんも箱を収集しており、その“コレクション”から食べ忘れた月餅 […] -
公正・包摂
中国、「小悦悦(悦ちゃん)事件」に社会が反省 [世界短信]
「小悦悦」とは広東省で車にひかれて数日後に亡くなった2歳の女の子の愛称だ。防犯カメラが捉えた事故の一部始終が公開され、彼女の名は流行語になるほど広まった。映像には、悦ちゃんがひかれて倒れているのに、18人の通行人が無視し […] -
経済・産業
フランス、電気自動車レンタル“オトリブ”誕生 [世界短信]
パリはこの秋、CO2と大気汚染対策を目的に、「電気自動車レンタル」というユニークな挑戦を打ち出した。2007年開始の自転車レンタル“ヴェリブ”の大成功にあやかり、自動車版“オトリブ”(「auto=自動車+libre=フリ […] -
ビッグイシューのご案内
差別の塊だけど悪意ない同僚に困っています [ホームレス人生相談]
THE BIG ISSUE JAPAN99号(2008-07-15 発売)より転載 -
健康・衛生
雨水活用、トイレ用水への再利用、肉食を減らす…水の浪費問題の解決策とは(2/2)
<前編を読む> 今も日本は食糧の約6割を海外から輸入している。食糧自給率は年々下がり続け、1965年当時に73%あったものが、2000年には40%となった(図5)。 食糧自給率はオーストラリアの237%は別格としても、カ […] -
健康・衛生
水は誰のもの?水は”私有“できない—日本と世界の水事情(1/2)
水は誰のもの?水は”私有“できない——日本と世界の水事情 モンスーン・アジアに位置する日本は降雨量も多く、水資源は一見豊かに見える。 だが、季節や地域で雨量には偏りがあり渇水にも悩まされる。 加えて、食物という名の水(バ […] -
ビッグイシューのご案内
情けない男に弱く、貢がされたり、泣き落とされたりします [ホームレス人生相談]
※THE BIG ISSUE JAPAN98号(2008-07-01 発売)より転載 -
健康・衛生
人工降雨で水不足解消—中国で進む雨雲の争奪戦(2/2)
<前編を読む> また、スケールの大きい大陸的な要素も大きい。例えば、水の蒸発量。中国の乾燥地帯では、水の蒸発量は降水量の4倍から20倍に達するところもある。しかもそれは地球温暖化によって確実に加速される。 雨によって失わ […] -
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ビッグイシュー日本版 3月15日発売 211号の紹介
3月15日発売のビッグイシュー日本版211号のご紹介です。 スペシャルインタビュー 乙武洋匡さん 大ベストセラー『五体不満足』から15年。今や教員資格をもち、小学校教師の実体験を元に描いた小説『だいじょうぶ3組』の映画化 […] -
健康・衛生
北京の地下水が枯渇する?高見邦雄さんに聞く、中国の水問題(1/2)
中国内陸部の砂漠化した農村で、長きにわたって緑化協力を続けている高見邦雄さん(緑の地球ネットワーク事務局長)。現地での生活経験を踏まえ、経済発展で躍進する中国の背後にある深刻な水危機の現状に警鐘を鳴らす。 (高見邦雄さん […] -
公正・包摂
賄賂が「文化」として根づくインド、「幽霊職員」が2万人 [世界短信]
「神の使い」として牛が街中を行きかうインドの首都デリーで、新しい「幽霊」の発見が話題を呼んでいる。職員の勤務実態を把握するため、市政府が数年前に生体認証システムを導入したところ、13万人のうち、2万人は名前が登録されてい […] -
まちづくり
「自転車先進国」オランダ・ドイツに学ぶ、自転車通勤事情(2/2)
<前編を読む> エコや環境の話は後からついてくる では世界の自転車事情はどうなっているのだろう? 疋田さんは自転車先進国と呼ばれるオランダ・ドイツに行ってきて、実際、自転車にまたがってみたことがある。そこで目にしたのは、 […] -
教育
ドイツ、すべての子どもに学童保育の権利を [世界短信]
先頃、ベルリン・ノイケルン地区にあるゾンネン小学校の教職員たちが市議会に対し、すべての小学校児童に学童保育の権利を要求する抗議書を提出した。ドイツの小学校では就学時間が通常午前中だけなので、両親が共働き家庭の子どもに対し […] -
健康・衛生
「ツーキニスト」疋田智さん—自転車通勤のダイエット効果。体重84kgから67kgに!(1/2)
自転車は身近すぎて、その重要性になかなか気づかない。 自転車ツーキニストの疋田智さんは、 「未来は間違いなく自転車とともにある」と、自転車乗りの気概を語る。 颯爽、かっこよく。さらば満員電車、クルマ渋滞 満員電車が嫌で始 […] -
経済・産業
台湾、人材流出に警鐘を鳴らす「人材宣言」[世界短信]
ここ数年、人材の流出が止まらない台湾で、ついに最高学術研究機関である中央研究院の翁啓恵院長が経済界、メディアなどの代表者と連名で「人材宣言」を発表し、政府に人材確保の対策を講じるよう提言した。 翁院長によると、台湾は既に […] -
公正・包摂
インド・バングラデシュ、見過ごされてきた国境犯罪 [世界短信]
インドとバングラデシュの国境地帯は、武器の密輸や人身売買など、犯罪の温床とされている。ただ、この問題がメディアに取り上げられる機会は少なく、国際的に問題意識が共有されているとは言いがたいのが実情だ。 インド北東部メガラヤ […] -
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「長男だから」と、特別扱いされる弟に嫉妬しています [ホームレス人生相談]
(2008年6月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第97号より) -
気候・自然
絶滅秒読みの希少種「ヤンバルクイナ」を保護する—「どうぶつたちの病院」事務局長・長嶺隆さん
(2007年7月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第75号より) 人口100万人と固有の動物が共存 奇跡の森の「命(ぬち)どぅ宝(たから)」 沖縄島北部”やんばるの森“に生息する、飛べない鳥、ヤンバルク […] -
気候・自然
大農園にリースされる、サバンナ。炭作りのために消え行く森林(2/2)
<前編を読む> サバンナの守り神、マサイ族。保護と住民の間を架橋する家畜診療プロジェクト 「現在、マサイマラ国立保護区の周辺で起きている問題に、マサイの個人所有の土地の貸し出しがあります」と指摘する滝田さん。主にナロック […] -
まちづくり
ドイツ、若年層一人親家庭支援プロジェクト「Jule」 [世界短信]
ベルリンのマルツァーン地区でこのたび、住居管理組合が中心になって若年層一人親家庭支援プロジェクト「Jule」を立ち上げ、話題を呼んでいる。 同地区は旧東ドイツ時代に開発された、パネル建築による高層住宅が多い新興住宅エリア […]