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中国、「俺の親父は李鋼だ」 ひき逃げ犯の言葉が流行語に [世界短信]
昨年10月、河北大学の構内で22歳の青年が酒気帯び運転のあげくに女子学生二人をはね、一人は死亡、一人は重傷という事故を起こした。 二人をはねた後、高スピードで走り去り、何事もなかったかのように女友達を迎えに行ったという。 […] -
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中国、広東省で治安当局への不満爆発、暴動に [世界短信]
広東省で「民工」と呼ばれる出稼ぎ農民による暴動が起きた。きっかけは違法に露店を営んでいた四川省出身の妊婦が、地元の治安当局に身柄を拘束されたことだ。 この事件で、日頃から治安当局に不満をもつ「民工」の怒りが爆発し、警察機 […] -
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ドイツ、機能的非識字者が国内で750万人 [世界短信]
このほどハンブルク大学の調査で、ドイツ国内に750万人の機能的非識字者がいることが報告された。機能的非識字者とは、就業能力がある成人でも小学校1〜2年生レベルの読み書きしかできない人を指す。 ベルリン在住のノラさん(23 […] -
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麻薬抗争の街、メキシコ・クリアカン—命をかけるジャーナリスト、バルデス=カルデナスが語る
あきらめで社会は弱体化、市民の絶望は深い 国民の4割が何らかのかたちで麻薬にかかわるといわれるメキシコ。闇社会の恐怖を命がけで伝えようと奮闘するジャーナリスト、ハビエル・バルデス=カルデナスに、アルゼンチンのストリート誌 […] -
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どちらの名称で呼ぶ?「ミャンマー」と「ビルマ」のあいだ [世界短信]
国際社会で、ミャンマーへの関心が高まっている。一昨年の総選挙を受け、政権側が民主化の方向にかじを切ったとみられているためだ。 クリントン米国務長官の訪問では、ミャンマーとビルマ、どちらの国名が使われるのかが注目を集めた。 […] -
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乙武洋匡さんが語る「インクルーシブ教育」の難しさ
ビッグイシュー・オンライン編集長のイケダハヤトです。211号の読みどころをご紹介です。 インクルーシブ教育の難しさ 最新号の目玉は乙武洋匡さんのインタビュー記事。小学校教師の実体験をもとに描いた小説「だいじょうぶ3組」の […] -
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中国、「小悦悦(悦ちゃん)事件」に社会が反省 [世界短信]
「小悦悦」とは広東省で車にひかれて数日後に亡くなった2歳の女の子の愛称だ。防犯カメラが捉えた事故の一部始終が公開され、彼女の名は流行語になるほど広まった。映像には、悦ちゃんがひかれて倒れているのに、18人の通行人が無視し […] -
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賄賂が「文化」として根づくインド、「幽霊職員」が2万人 [世界短信]
「神の使い」として牛が街中を行きかうインドの首都デリーで、新しい「幽霊」の発見が話題を呼んでいる。職員の勤務実態を把握するため、市政府が数年前に生体認証システムを導入したところ、13万人のうち、2万人は名前が登録されてい […] -
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インド・バングラデシュ、見過ごされてきた国境犯罪 [世界短信]
インドとバングラデシュの国境地帯は、武器の密輸や人身売買など、犯罪の温床とされている。ただ、この問題がメディアに取り上げられる機会は少なく、国際的に問題意識が共有されているとは言いがたいのが実情だ。 インド北東部メガラヤ […] -
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中国、永康市が「ただ飯食い」の職員名簿を公開 [世界短信]
浙江省永康市政府の新聞が、公共部門に在籍する就業実態のない名目職員に関する調査結果を発表した。192人の名目職員がいることが明らかになり、自らの恥部をさらす永康市の意外な行為とずさんな人事管理が大きな関心を集めている。 […] -
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デ・フルクト教会へようこそ—温かい食事と寝床、政治亡命者を受け入れるアムステルダム市民たち
オランダ・アムステルダムの難民キャンプに身を寄せていた政治亡命者たち。彼らに手を差し伸べたのは政府ではなく、オランダの市民たちだった。 自由に生きる場所もなく、帰る場所もない オランダ・アムステルダム、オスドロプ地区の難 […] -
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世界中に、約2100万人の強制労働従事者 [世界短信]
6月1日付けのILO(国際労働機関)報告書で、全世界で今も2090万人が、心身の自由を奪われ強制労働に従事させられていることがわかった。 内訳ではアジア・太平洋地域が約1100万人で全体の56パーセントを占め、次にアフリ […] -
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中国、共産党が警告 「党員は宗教を信じてはいけない」 [世界短信]
中国共産党中央統戦部常務副部長の朱維群氏が党の機関誌で、宗教信者となっている党員がいる実態を危惧し、「党員は宗教を信じてはいけない」と警告した。 警告の理由は三つあり、一つはマルクス・レーニン主義の指導的地位が揺らぐこと […] -
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中国、「大学生村官」の活路は? [世界短信]
「大学生村官」とは、政府から派遣され、農村部で技術指導や管理などを担当する大卒者で、任期は通常3年である。2009年から中国政府は「大学生村官」派遣事業を全国展開し、「1村当たり2人の村官」を目安に現在22万人派遣されて […] -
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ドイツ、「赤ちゃんポスト」の機能に疑念の声 [世界短信]
出産しても育児能力がないなどの理由で、医療機関に匿名で乳児を預けるシステム、「赤ちゃんポスト(Babyklappe)」の機能を疑問視する声が広がっている。 きっかけとなったのは、「ヴェルト」紙が報道したドイツ青少年研究所 […] -
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「福島原発告訴団」原発事故責任者の刑事告訴へ [被災地から]
東電・加害者が罰せられる社会をつくる 「被害と加害は明確なのに、加害者が誰一人法的責任を問われていないのはおかしい。刑事告訴で一人ひとりの被害を明らかにし、責任を明確にする」 福島県いわき市で3月16日夕方、会合が開かれ […] -
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ビッグイシュー日本版 1月15日発売 207号の紹介
1月15日発売のビッグイシュー日本版207号のご紹介です。 特集 「盲ろう者」 二重障害の世界 視覚と聴覚の両方を失っている、またはそれらが不十分な状態の人は「盲ろう者」と呼ばれています。厚労省調査(06年)の推計による […] -
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東田直樹さん著書『風になる―自閉症の僕が生きていく風景』出版記念記者会見
連載開始以来、多くの反響と書籍化のご要望をいだたいた東田直樹さんのコラム「自閉症の僕が生きていく風景」が、ついに書籍化します。 ビッグイシュー単行本第3弾『風になる―自閉症の僕が生きていく風景』の出版を記念して行った記者 […] -
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台湾、「一刑務所一品」政策 [世界短信]
台湾では刑務所オリジナル商品の年間売り上げが2億6千万元(約7億7千万円)を超えた。人気商品は屏東刑務所の「アニキ醤油」、台中女子刑務所の手作りチョコ、台北刑務所の陶器等、中には3ヵ月待ちの商品もある。 刑務所工場の主流 […] -
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視覚障害者向けの「しゃべる線量計」を開発 [被災地から]
東京電力の福島第一原発事故に伴う放射性物質の拡散に悩む福島県で、測定した放射線量を音声で案内する線量計「しゃべる線量計」が開発された。 「しゃべる線量計」視覚障害者や高齢者も使える放射線測定器開発! 12月9日には、開発 […] -
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[インタビュー] 土井香苗さん「”人権”を守るのはカッコいい」
誰もが幸せになる社会を目指して歩むことは私にとっての名誉 「難民鎖国」日本の中で、外国人の権利や平和問題を中心に 幅広く活躍する若き弁護士、土井香苗さん。 現在アメリカでの「ヒューマンライツ・ウォッチ」で研修中の土井さん […] -
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森口奈緒美さん「自閉症者の可能性を開くために。まず長所、得意なことを伸ばす」
幸せな生き方へ。まず長所、得意なことを伸ばす 自閉症者の可能性を開くために。森口奈緒美さんから社会へのメッセージ 自閉症は発達障害の一つだが、30〜40年前は母親の育て方にその原因を求める母親原因説が猛威をふるっていた。 […] -
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「発達障害」も発達する——杉山登志郎著『発達障害の子どもたち』から
「発達障害」も発達する——杉山登志郎著『発達障害の子どもたち』から 世間に広がる「発達障害」についての誤解は多い。今号の特集では「発達障害」という日本語を使ったが、「発達障害」は英語では「developmental di […] -
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LDは「違いを学ぶ」ことで、こえられる(2/2) [特集 発達障害は個性にできる]
<前編はこちら> ディスレクシアを克服して作家になった、ジョン・アーヴィング 例えば、あのアルバート・アインシュタインはLDだったといわれている。彼は幼いころ、言葉を覚えるのが遅くて、数学以外の成績はからっきし駄目だった […] -
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LDは「違いを学ぶ」ことで、こえられる(1/2) [特集 発達障害は個性にできる]
LDは「違いを学ぶ」ことで、こえられる。「Learning Disabilities」から「Learning Differences」へ 自身もLD・ADHD的な傾向があるという上野一彦さん(東京学芸大学教授)は、 40 […]