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死刑囚の選ぶ「最後の食事」とは?-写真家ヘンリー・ハーグリーブスの作品から毎週死刑が執行されているアメリカの死刑制度を考える
人生最後の食事を選ぶとしたら、どんなメニューにするだろうか? ありがちなステーキとベイクドポテト? それとも今まで一度も食べたことのないもの? 世界的に有名な写真家ヘンリー・ハーグリーブスは、シリーズ作品「ア・イヤー・オ […] -
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ひきこもりの30~50代が気軽に立ち寄れる居場所 体験と自立と就職を応援できる場にしたい — NPO法人 光希屋(家)
ひきこもってしまっているが出来ることを考えて語り合い、考えたことを一つずつやっていく、そんな居場所の提供を目指す「光希屋(家)」。孤立しがちな30~50代のひきこもりの方々などが、ランチやコーヒーを目当てに気軽に立ち寄れ […] -
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移民の人権を守る「聖域都市」は米国精神の体現。連邦政府と闘い、非正規滞在者を平等、公正に扱う
トランプ政権の発足以来、米国では非正規滞在者の取り締まりが強化され、逮捕数が増加している。しかし、米国のいくつかの都市は連邦政府の圧力に負けず、移民の人権を守る「聖域都市」として闘い続けている。 -
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高齢者は「お荷物」ではない。人生100年時代の今、改めるべき考えとは
「高齢者」の研究者、パスクアリーナ・ペリグ・シエロアに話を聞いた。高齢化に対する私たちの考え方を改めるべきであること、女性がはるかに自由になったこと、世代間の結束の重要性などについて語ってくれた。(スイスのス […] -
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「里子」経験者が語る、カナダ・ケベック州の「里親プログラム」の実情
カナダのケベック州で提供されている里親プログラム「ユース・プロテクション・サービス(DPJ)」。このサービスを通じて里子になった経験を持つ4人が体験談を語った。最初に紹介するのは、子ども時代に虐待とホームレス […] -
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女子が女子少年院に入る理由と、出た後のこと-矯正施設スタディツアー見学レポート
“女子少年院に入る女子”というと、あなたはどんなイメージを持つだろうか。 ひと昔前の「不良少年・不良少女」を題材にした漫画に出てくる「自分の言いたいことを主張する、素行の悪い少女たち」を想像する人も多いかもし […] -
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「柵も作業義務もない収穫自由の農園」-オーストリア 国内最大の難民キャンプでガーデニングを通じて得られるもの
ヨーロッパ各都市に難民が大量に押し寄せること数年、支援にあたる組織や慈善事業者らは難民が新たな環境に馴染めるよう、斬新な方法をひねり出す必要性に迫られている。「ガーデニング」や「園芸」を通じて社会の融合を目指すオーストリ […] -
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“貧困”の問題は「絶対的貧困」からスタートし、現代では「社会的排除」の考え方へ。「社会的排除」に対抗する「社会的包摂」の考え方
先進国での”貧困”は「単なる経済的な問題」としてではなく、人間関係・社会との関係性が足りないということも含める考え方が進んでいます。 その考え方では、問題は「生きづらさを抱えた人」の側にあるのではなく、排除する側の社会や […] -
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トランプブランドの背後にある勢力と政権のあり方を分析、米国が陥るやもしれない悲惨な未来を語る-著名ジャーナリスト/活動家ナオミ・クライン(前編)
カナダ人のジャーナリスト・作家のナオミ・クラインが、これまでの作品と違い、たった数ヶ月で書き上げた最新作を発表した。ドナルド・トランプが大統領選に勝利して以来、米国を苦しめている混沌を和らげる方法について明晰かつ深い洞察 […] -
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デトロイトの芸大生が考案した「寝袋にもなるコート」。ホームレス女性に仕事を提供する「エンパワーメント・プラン」がスゴイ
2013年に財政破綻した自動車の街デトロイト。一人の大学生のアイディアから生まれた防寒コートが、女性たちに仕事の場を提供し、ホームレス状態から抜け出すチャンスを作っている。 -
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田代まさしさん、佐野未来(ビッグイシュー日本)、関野和寛さん(ルーテル東京教会)によるトークイベント『依存症問題、孤立から共生へ -おかえりマーシー』レポート
2017年12月9日、ルーテル東京教会にて『依存症問題、孤立から共生へ -おかえりマーシー』が開催されました。当日はビッグイシュー日本から佐野未来も登壇し、会場でのビッグイシュー販売もさせていただきました。当 […] -
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水道「民営化」から「再公営化」へ。パリ、市民参加で45億円のコスト削減、ウェールズ、非営利法人による運営
老朽化する水道インフラに、国・自治体が直面する財政難―。その突破口として「日本の水道をすべて民営化しよう」と政府が動き始めている。しかし、水道を民営化した多くの国々では、水道の「再公営化」が湧き起こっている。海外の水道事 […] -
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少年鑑別所・少年院を経た少年が「働き続ける」ようになるまで-矯正施設スタディツアー資料より
認定NPO法人育て上げネットでは、少年院などの矯正施設を経た少年たちの自立をサポートする活動も行っています。サポートする側の少年たちへの理解を深めるため、「矯正施設スタディツアー」として少年院・女子少年院の見 […] -
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耳の聞こえない性的マイノリティの人が困ることとは?-理解ある手話通訳者が不足している現状
職場や教育現場なども含め、様々なシーンで「LGBTQ」(※)や「性的マイノリティ」という言葉が聞かれるようになってきた昨今、LGBTQであることをカミングアウトする人も以前より増えてきて、「自分の身近にもいる」という人も […] -
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「格差は社会に悪影響」を客観的データで証明した『平等社会』の著者リチャード・ウィルキンソン教授、格差社会の是正について語る
リチャード・ウィルキンソン教授は、深く根付いた社会の格差をあらわにし、より平等な社会であれば人々の暮らし向きがいかに向上するかを示す研究に熱心に取り組んでいる。 その研究結果は、研究仲間であるケイト・ピケット […] -
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巨額の賄賂、60人以上の環境活動家の殺害・・・アマゾン川流域で起きている巨額汚職の実情と対策を討議
アマゾン川流域での公共事業を獲得したい企業が政府高官に巨額の賄賂を贈り、熱帯雨林とその地に暮らす先住民の権利を脅かしている。©photo-ac -
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「民主主義」について湯浅誠さんにインタビュー/特集「再考!民主主義」より
ホームレス問題に携わる中で「貧困問題」を発見し、それと格闘するうちに民主主義の問題に突き当たったという市民運動家の湯浅誠さん。いま必要なのは、民主主義の厄介さを引き受け直すことだという。 -
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絶対王政と同じ「緊急事態条項」。人権制約、権力分立も停止して“独裁”を可能にする―永井幸寿さん
災害やテロ発生時、政府に権力を集中する「緊急事態条項」。自民党の提唱する改憲案の一つで、2016年4月に起きた熊本・大分などの九州地震でも話題になった。しかし、この条項は本当に必要なのか? 弁護士の永井幸寿さん(日弁連災 […] -
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フェイクニュースとの戦いをリードできるジャーナリズムのあるべき形とは/トップジャーナリストらと「フェイクニュース」に関する討論会をINSPで開催
今月、国際ストリートペーパーネットワーク(INSP)はスコットランドおよびその他の地域からトップジャーナリストやメディアの専門家を集め、フェイクニュース(*1)や「もう一つの事実(代替的事実)*2」、さらには […] -
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運河建設に伴う強制立ち退きに反対する農家に国家的迫害…。90回ものデモを統率してきたニカラグア女性にインタビュー – なぜ欧州議会は非難決議を採択するまでに至ったのか?
ニカラグア先住民族の農家であるフランシスカ・ラミレス(40)は、自分の家を守るため、自国の大統領と長期に渡る戦いを続けている。彼女の家はニカラグア運河(*1)の建設予定エリア内にあり、地域全体が立ち退きを強い […] -
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障害のある人が壁画制作などのアートで「町の魅力」を発信し、復興に参加-宮城のNPO法人ポラリスインタビュー
2011年の東日本大震災で637人もの犠牲者を出した宮城県亘理郡山元町で、障害のある人と地域の人々が共に復興を目指してきた「NPO法人ポラリス」。その歩みと、現在取り組んでいる「山元ストーリーブック」構想につ […] -
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「誰もがチャレンジしやすい社会をつくる~ホームレス・風俗嬢をサポートする現場から~」GrowAsPeople×ビッグイシュー トークイベントレポート
人生のなかで「もう一度、新しい人生にチャレンジしたい!」そう思った時に、「誰もが」当たり前に1歩踏み出せるような、何度でもチャレンジができる社会・誰も取り残されないより良い社会について、一緒に考えるトークイベントを201 […] -
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「障害者が働く保育園」を拠点に、難病の子どもと家族のための居場所づくり、地域との交流が生まれた…社会福祉法人はなみずき会 & ニモカカクラブ
埼玉県飯能市で保育園の運営や障害者の就労支援をしてきた「はなみずき会」。一方、難病の長女を抱え、病気の子どもと家族が集える居場所を探していた一人の女性。両者の出会いから生まれたコラボ事業。病気の子と家族が集うイベント開催 […] -
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「人に言えない仕事」「履歴書、空白期間が悩み」…性風俗産業で働く女性に、相談場所とセカンドキャリア支援を:一般社団法人 Grow As People
社会の偏見を恐れ、自分の仕事を明かせない性風俗産業で働く女性たち。GrowAsPeople代表の角間惇一郞さんに、性風俗産業が抱える問題の本質を聞いた。角間 惇一郞さん -
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報道写真家が悲惨な現実を撮影する理由-ギリシャ人初のピュリツァー賞に輝いた報道写真家ヤニス・ベラキスに聞く
ギリシャ人報道写真家ヤニス・ベラキスにとって、シャッターを切るというのは瞬間を切り取る以上の意味を持つ。この度、数々の受賞歴を持つこの写真家ベラキスが率いるロイター(Reuters)チームが、ギリシャ難民危機の取材でピュ […] -
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トランプ政権による移民政策についてのレポート。国境で逮捕される子どもたちの数、約15万3千人
米トランプ政権がメキシコ国境からの移民取締りを強化する一連の大統領令を発令した。税関・国境警備局が逮捕する不法移民のうち、約半数は中米からの家族連れや同伴者のいない子どもたちという現状にあって、この大統領令の影響を強く受 […] -
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家庭環境や経済状況、病気や障害など、困難に直面する若者が“生きる選択肢を増やす連携”を広げたい
今年で3年目を迎える「中央ろうきん若者応援ファンド」。家庭環境や経済状況、病気や障害などの諸事情による社会的不利、困難を抱え、不安定な就労や無業の状態にある若者の自立支援をサポートする市民活動助成制度です。助成を受けた団 […] -
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「来てくれて助かるよ」の声を支えに。ひきこもりや心身の障害で働けない人たちの社会参加を応援する“小さな作業所”:NPO法人ワークハウス雲
岩手県一関市東山町。日本百景の一つ「猊鼻渓」の近くで、ひきこもりや心身の障害で働けない人たちが社会復帰するための場を作る「ワークハウス雲」。宅配弁当、便利屋、ものづくり……と、どのように活動の幅を広げてきたの […] -
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「死ぬこと以外カスリ傷」:高知在住のひきこもり経験を持つ男性がつくる冊子「つきゆび倶楽部」より自伝「僕の人生はエンターテイメント」6
(その5を読む) 後記1:そこに存在しているということの凄さ (下田つきゆび)高知が誇る清流四万十川。四万十川は、私が生まれるずっとずっと昔から変わらず存在し続けているのでしょう。一ヶ月ほど前に、西日本最高峰である、石鎚 […] -
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ひきこもり経験を含む人生を総括する:高知在住のひきこもり経験を持つ男性がつくる冊子「つきゆび倶楽部」より自伝「僕の人生はエンターテイメント」5
(その4を読む) ここからは総括的なものを書く。最初に注意事項として書いたとおり僕の人生における登場人物の中に悪人はひとりもいない。つまりは奇跡的な確率で僕は運が悪かった、ということだ。 兄は本当に優しい人だった。今は1 […]
