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健康・衛生
東京の困窮者支援、コロナ禍の影響とは/BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」その2
2021年6月19日に行われたオンラインイベント<BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」>には、困窮者支援活動に最前線で取り組む小林大悟さん(「新型コロナ・住まいとくらし緊 […] -
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釜ヶ崎の困窮者支援、コロナ禍の影響とは/BIG ISSUE LIVE #4「コロナ禍の支援現場から見えてきたこと」その1
長期化するコロナ禍の影響で、生活保護や住居確保給付金といった公的扶助の受給申請は大幅に増加。それと並行して、生活困窮者を支援する民間の団体でも、様々な取り組みが行われている。 -
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路上生活者がやる気を取り戻すにのに、まず“安全な寝場所”が必要な理由ー独のホテルステイプロジェクトより
ホームレスの人に向かって「とっとと働けよ」などと言ってしまう人が、少なからずいる。そのような発言は、就職活動以前に解決しなければならない「土台」が欠落していることへの理解不足から来るのではないだろうか。「今日 […] -
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「財政危機だから水道民営化」は火事場泥棒。災害資本主義に屈してはならない
コロナ禍が世界各地の水道事業の財政にすさまじい影響を及ぼしている。何百万もの家庭や企業が収入減により水道代を支払えなくなる中、水道事業の運営コストは急増しているのだ。カナダ・クイーンズ大学のグローバル開発教授 […] -
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30年以上別居の妻が認知症になったら?夫が綴った日々の記録が書籍化
厚生労働省の試算によると、2025年の認知症の有病者数は約700万人となり*1、そのうち約3人に2人がアルツハイマー型認知症と見込まれている。これからますます身近な存在になるであろう認知症だが、80代の高齢に […] -
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コロナ対策における「民度」頼りは的外れ、と海外研究者。日本とスウェーデンの「例外意識」とは
世界で猛威を振るい続ける新型コロナウイルス感染症だが、その対策は国によって大きく異なる。2020年初め、ウイルスについて分かっていない状況ではそれもやむを得なかったが、今では研究論文や学ぶべき事例が数多く共有 […] -
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「何度も薬物にハマる人は意志が弱い」の誤解。治療の対象として表現に配慮を
バイデン米新大統領の息子ハンター・バイデン(51)がABCニュースのインタビューを受けたときのこと。ハンターが過去に薬物依存に陥ったことについて、インタビュアーが「何回も更生施設に出たり入ったりされたんですっ […] -
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児童性的虐待の被害者は何十年も苦しみ続ける。オリンピックメダリスト、パトリック・ショーベリの告白に学ぶべきこととは
若くから才能に恵まれた陸上競技選手パトリック・ショーベリ(56)は、1987年に男子走高跳の世界新記録を樹立。オリンピックで3度メダルを獲得、現在でも世界歴代3位の記録を持ち、ヨーロッパ最高記録2m42cmはいまだに破ら […] -
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パンデミック終息を見据えて取るべき4つの行動ー世界的な科学者57人の提言に共通していることとは
新型コロナウイルス感染症のワクチン開発が進んでいるものの、パンデミック終息までにはまだしばらくかかるだろう。 長期化が避けられないコロナ禍に私たちはどう耐え忍べばよいのだろうか? ウォータールー大学心理学准教 […] -
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知的障害や精神疾患のある人たちが毎日殺されている米国の現状ー警察の訓練だけでなく社会全体の理解と支援体制が必要
知的障害や精神疾患のある人が、年間何百人も殺されているーーしかも米国警察によって。とんでもない話だ。ワシントン・ポスト紙によると、2019年に警察による発砲で命を落とした999人のうち、197人が精神疾患を患 […] -
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「食品ロス」と「ホームレス支援」は同時にアプローチ可能/コロナ禍の米国支援団体の今
「食品ロス」と「ホームレス」は別々の社会問題と見られがちだが、米国には両課題に一度にアプローチする団体が数多くある。コロナ禍の困難に見舞われながらも、廃棄処分になっていた大量の食品を“レスキュー”し、食料が必 […] -
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「ペットがいるとDVから逃れにくい」問題を軽減する必要性:カナダの調査より
カナダでは身近なパートナーによる虐待死が増え続けており、その被害者は圧倒的に女性たちだ*1。暴力を振るうパートナーの元から逃れたくても、そこにはさまざまな難題や障壁があり、その中でもあまり認知されていないもの […] -
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高齢者がペットを飼うことはリスク?それともメリット? 地域でできる支援とは
寂しさをまぎらわすためにペットを飼う高齢者は多いが、「最後まで愛情を持って世話ができるのか」「多頭飼育が崩壊してしまうと地域の負担が大きくなる」など、高齢者がペットを飼い始めることに反対する人も多い。一方で、高齢者がペッ […] -
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大学閉鎖と失業、若年層の「実家暮らし」が増加傾向ー米国の調査より
ピュー研究所(ワシントンD.C.拠点のシンクタンク)発表の報告書によると、親と同居している18〜29歳の米国人の割合がコロナ禍で増加しているという。関連記事には“世界恐慌以来の高い割合” との見出しが目につくが*1、そ […] -
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−80℃のワクチン保管:氷点下の流通「コールドチェーン」の確立がパンデミック終息のカギ
ワクチンは新鮮な刺し身のようなもの。傷みやすく、超低温状態で保管しなければならない。現在開発が進められている新型コロナウイルスワクチンの主流は新しいRNAワクチン*1 と呼ばれるもので、温めるのはもちろん、冷やしすぎても […] -
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コロナ禍で住まいを失う人が増え続けている。「公的な住宅支援が必要」相談現場から悲痛な訴え
新型コロナウイルスの猛威が続き、11月に入って全国的に第三波が到来。解雇や休業要請など、深刻な経済被害を受け、住まいを失う人が増え続けている。にもかかわらず、生活困窮者の住宅問題を支えている住民確保給付金の支 […] -
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ワクチンの本格展開につきものの事故やトラブル:ポリオとエイズからの学び
新型コロナウイルスの流行で「ワクチンの本格展開」が待たれる昨今だが、有効なワクチンの誕生・流通が実現するまでには、適切な研究・開発・万全の試験、費用や入手のしやすさの問題、政府および公共機関の信頼回復、反ワク […] -
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スイス、DV被害の4人に1人は男性。「男らしさ」に縛られ、孤立する被害者たちのシェルター
家庭内暴力(DV)というと、加害者は男性で被害者は女性─そんな構図で語られることが多い。しかし、スイス国内でDV被害者の4人に1人は男性だ。男性の被害者保護に特有の課題とは? ベルンにある男性保護施設を訪ねた […] -
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マスクを拒否する米国人。スペイン風邪の時も拒絶反応で感染拡大した歴史
相変わらず新型コロナウイルス感染者増が止まらないが、こと米国においては、もはや感染予防の常識となっている「マスク着用*1」に反対する動きが依然強くある。 大多数の人たちはマスク着用に従っているのだが、その一方 […] -
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ダライ・ラマやノーベル平和賞受賞者らが警告「子ども世代を丸ごと失う可能性」ーコロナ禍で格差が壊滅的に
コロナ禍で世界中の人々の生活が一変した。これまでに約125万人以上の命を奪い(11月9日時点)、世界経済を根底から揺るがし、とりわけ発展途上国の貧困・飢餓の状況を急激に悪化させている。しかし、最も深刻な影響がもたらされて […] -
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11月15日発売『ビッグイシュー日本版』395号、表紙は「アリシア・キーズ」、特集は「感染症と共生する未来」
2020年11月15日発売のビッグイシュー日本版395号の紹介です。 表紙は「アリシア・キーズ」、特集は「感染症と共生する未来」です。 -
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『リーマンショックとコロナ禍 生活困窮支援の方向性を探る』座談会レポート-コロナ禍の支援現場で見えてきた課題とは
2020年10月16日、『リーマンショックとコロナ禍 生活困窮支援の方向性を探る』と題した座談会が大阪市天王寺区の総合社会福祉研究所にて開催された。本イベントの司会を務めたのは佛教大学社会福祉学部の加美嘉史教 […] -
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メンタル治療としてのスポーツ:サッカーで抗うつの効果があるとの研究
健康維持を兼ねてサッカーをプレイする人は多いが、精神的な問題を抱えている人たちが定期的にサッカーをすると健康状態はどうなるのだろうかーー。英国では、心を病む人が急増し、公衆衛生上の大きな懸念事項となっている。 […] -
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鬱病や不安障害について、世界中の先進的研究者たちにリサーチしたジャーナリストの主張
「鬱病や不安障害について、これまで教えられてきた考え方は間違いだと思う。」 ジャーナリストのヨハン・ハリは言う。鬱病は脳内物質の機能不全が原因なのではなく、私たちの生き方に対する反応だというのが彼の […] -
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アルコール依存症について精神科医に特徴と必要なサポートを聞いた
日本には、アルコール依存症の疑いのある人が440万、治療の必要なアルコール依存症の患者は80万人いると推計(*)されている。それぞれおよそ27人に1人、150人に1人の割合だ。「人はいとも簡単に依存症になるが […] -
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コロナ禍は地層にどう残るのかー環境に配慮した痕跡を未来に残すために
世界全体に大きな衝撃を与え、私たちの生活を一変させた新型コロナウイルス感染症を、「地球の歴史」という壮大なスケールで見るとどう捉えられるだろうか。人間ドラマの数々も長期的な視点でみれば、未来に重要となるものが見えてくるか […] -
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「ワクチンを買い占める国」は“頼れる国”か“非人道的な国”かー「ワクチン・ナショナリズム」の実態
新型コロナ感染症に効果があるとされる治療薬を確保しようと躍起になっている国々のありさまが、「ワクチン・ナショナリズム」と非難されている。その実態と道徳的に問題とされている点について、法律と世界の健康問題の専門 […] -
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経済優先で12万人の死亡者を出しているブラジル。「沈黙」で抗議する国民の切なる思い
新型コロナウイルスの感染者400万人超と世界最悪レベルの感染拡大が起きているブラジル*1。この背景には、パンデミックの危険性を軽視するボルソナーロ大統領の姿勢が大きく加担している。感染防止策を巡って、約1ヶ月 […] -
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家なき人々の死亡率が高い…「ステイホテル」法案制定への働きかけ、実現には困難も
2020年3月、新型コロナウイルスがニューヨーク市に急拡大。元から満員だったホームレスシェルターにさらに大勢の人々が詰めかけ、ソーシャルディスタンスなどままならない “危険な” 状態に。シェルター内ですし詰め状態で雑魚寝 […] -
健康・衛生
コロナ禍で達成できた「一時的な環境ストレスの削減」を永続的なものにするために
「人間の命」を中心に考えると、新型コロナウイルスの大流行をポジティブに捉えることなどできるはずもない。しかし多くの人たちが「ステイホーム」を強いられるなか、都会の真ん中で野生動物が目撃される事例が相次いだこと […]