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コロナ禍は発達障害や知的障害のある人たち、その支援者に相当厳しい状態をもたらす
新型コロナウイルス感染拡大を受け、誰もが平時より大きな不安を感じている。食料は手に入るか、生活に必要なサービスは利用できるか、仕事には行けるのか、自粛生活に耐えられるか、そして自分も感染してしまわないか… […] -
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指輪を買うときにお店に聞くべきこと-「これはどこでどのように採掘されましたか」が広まるように-ダイヤモンド・フォー・ピースの広報活動をPanasonic NPOサポート ファンドが助成
ダイヤモンドの採掘労働者を支援する「ダイヤモンド・フォー・ピース」。3年継続して助成を受けており、関心が高い欧米での支援者を増やすための取り組みや、消費行動の変革に向けた啓発活動、今後の展望について話を聞いた。 -
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刑務所内は感染リスクが高い:米国で受刑者の早期釈放など異例の措置の数々
新型コロナウイルス感染症によって、「ソーシャルディスタンス」「手洗いや手指の消毒」「マスク着用」「外出自粛」という新たな規範が生まれた。だがこれらは、受刑者たちには意味がない。 米国には連邦・州・地方の拘置所 […] -
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生活に “必要不可欠” な仕事をしてくれる人たちに話を聞いた ー 感染リスクの中で最低賃金レベルで働くことの妥当性
新型コロナウイルスの感染拡大により多くのビジネスが休業を強いられ、大勢の労働者が自宅にいることを推奨される中、生活に”必要不可欠(essential)” な仕事に就いている労働者たちについてあらためて考えてみ […] -
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偏見を持たれがちな精神疾患のある人たちに、デジタルツールを活用し課題の共有をスムーズに
精神疾患のある人たちはただでさえ苦しい状況にあるのに、偏見や差別に遭うとその苦しみは何倍にも膨らんでしまう。しかし現実には、日常生活だけでなく医療の現場ですら偏見を持たれている実態がある。この問題解決に向け「 […] -
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1日2回、週5回。ホームレスの人々のために料理を提供し続けるシェフのモチベーションとは
米国の食の専門テレビ局「フード・ネットワーク」などでは、制限時間内に限られた食材でシェフたちが料理の腕を競うガチンコ勝負の様子がひっきりなしに流れている。“テレビ受け”する設定だが、実のところ、路上生活者たち […] -
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「格差社会」は、人々の分断だけでなく経済的発展を妨げる悪循環の根源
国連の報告書「世界社会情勢報告2020」(1月21日発表)によると、世界人口の7割以上の人々が「格差」が広がっている国々に暮らしており、今後はさらに社会の分断が進み、経済的・社会的発展が妨げられるおそれがある […] -
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サイズが合わないボロ靴と劣悪な環境が、ホームレスの人々の健康を足から蝕んでいく
ボロボロの靴を履いて一日中立ちっぱなしの歩きっぱなし。およそ快適とは言えないシェルター施設で大勢の人との共同生活。ホームレス状態にある人にとって「足の健康」を保つことは容易ではない。この見過ごされやすい問題について、米ポ […] -
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世界的拡がりを見せる反政府デモ。地方を見限る政治で都市に移住せざるを得なくなった人たちへの冷遇が原因か
反政府デモが世界各地で勃発、主要都市が何ヶ月にもわたって“機能停止”に陥るなどの影響が出ている。ボリビアのラパス、チリのサンティアゴ、リベリアのモンロビア、レバノンのベイルートなど例には事欠かない。なぜいま、 […] -
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刑務所行きが決まった時にやるべき重要な手続きとは?/元受刑者の37%がホームレス状態に陥る英国事情
「犯罪者も路上生活者も、自業自得でしょ」と思われがちだ。しかし、いずれもなりたくてなる人などまずいない。境遇などに恵まれず犯罪を犯して刑務所行きになると、出所後は4割近くがホームレス状態になっているという英国 […] -
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困難を抱える若者の「はたらく」を応援する4団体が語る若者へのメッセージ:「あなたはその存在だけで価値がある」
貧困、虐待、性搾取、国籍、介護など、さまざまな背景をもつ若者の困難や社会に足りないもの、共通する課題や連携の可能性などを、若者を支援する団体を立ち上げた4人に聞いた。 座談会参加者今回の座談会では、2015年に始まり、5 […] -
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ファストファッションの裏側に虐待まがいの労働環境ー衣料の生産拠点がアジアから東欧の旧共産圏へ移行しつつある現状
ファストファッションは多くの人の犠牲の上に成り立っていることを、どのくらいの人が意識しているだろうか。近年、アパレル産業の生産拠点がアジアから東欧の旧共産圏に移す動きが起きていることを受け、セルビアのストリー […] -
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貧しい地域を「肥溜め」呼ばわりするトランプ米大統領。ホームレス問題に「重要な対策」を講じると宣言する真意とは
一国のリーダーがホームレスの人々にどういう姿勢を取るかは、社会的に弱い立場にある人やその支援者にダイレクトに影響し、誰を「国民」と捉えているかが如実に示される。先日の台風19号の際にホームレスの人々が避難所か […] -
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宇宙での犯罪は、誰がどこの法律を根拠に裁くのか?:宇宙旅行の時代に向けて考えるべきこと
宇宙に行ったことのある人は、世界人口の割合からするとまだまだごくわずかだ。これまでは、人類が「宇宙での法律」について考えなければならなくなるとは思いもしなかった。現在、NASAが史上初となる宇宙での犯罪行為について調査を […] -
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実習生を“人間にならないようにする制度”。部品、労働力として生活面を制限、定住を否定、どう作る! 外国人労働者と一緒に暮らせる社会─ 髙谷 幸さん
数多くの人権侵害が報告されている技能実習制度を拡大するかたちで、新たに「特定技能」という在留資格を創設した昨年の入管法(出入国管理及び難民認定法)改正。さまざまな問題が残されたまま今年4月に制度が動き出す今、根底にある問 […] -
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ダンスは優れた身体能力を持つ人だけのものではない。車いすユーザーも受け入れる「インクルーシブ」なダンスカンパニー「オール・ボディーズ・ダンス・プロジェクト」
2019年の参院選では重度障害者2名が国会議員に選出され、話題を集めた。おかげで国会の物理的なバリアフリー化が急ピッチですすみ、働いている間の介護費を参議院が負担することになるなど、当事者の当選によって環境が […] -
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「血がつながった家族に育てられるのがいい」は本当か? 児童養護施設が舞台の映画「隣る人」から学ぶ“柔らかい責任”とは
音楽は一切なく、ナレーションもない。そこには親と暮らせない子どもたちと、その横で笑い、泣き、時には痛みに寄り添う保育士の生活が静かに描かれる。 観客動員数は7万人を超え、第9回文化庁映画賞・文化記録映画部門大賞、第37回 […] -
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違法ビジネスから足を洗った2人のその後:身を助けるのは貯金の額ではなく、いかに人々のためのビジネスで工夫するか
犯罪組織に一度入ってしまうと、 “早死に” か “刑務所行き” 以外に人生の選択肢などほとんどないと思われがちだ。 しかし世界を見渡してみても、こうした先入観が当てはまるのはごく一部に過ぎず、その世界から足を洗った後は社 […] -
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日本には難病の子どもが14万人以上。子どもたちと家族が希望を持てる環境、学びの支援を。/ベネッセこども基金
医療の進歩と共に助かる命が増えた。一方で、重い病気や障害を持ちながら生きる子どもたちが地域の中で学び・育つ環境がほとんど整っていない中、NPOや市民団体が子どもたちや家族の支援を進めている。公益財団法人ベネッセこども基金 […] -
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「宗教」と「カルト」の違いとは:信者への虐待、労働搾取がある団体は「カルト」。『隔離』して『コントロール』するその手口
ロナウド・ソアレスの携帯に、4年間全く音沙汰がなかった 19歳の娘から “予期せぬ” メッセージが届いたのは2018年12月のことだ。「助けて、ここから出して」カルト宗教の拠点で監禁・強制労働させられていた娘が、他メンバ […] -
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「犯罪者は充実した時間など望んではならない」? “加害者になる道”に生まれてしまった受刑者たちの「対話と演劇」のセラピー
「加害者の人権だと?ふざけるな」という意見をよく見かけるが、この記事は「被害者より加害者の人権」という話ではない。「誰にでも等しく人権はある」という観点から、加害者がなぜ加害者となってしまったのかを考え、犯罪を防止するに […] -
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犯罪者たちの更正に有効な平和的アプローチ。水産養殖プロジェクトでギャングたちが改心、人々の食卓を豊かに
南西太平洋地域の島々からなる国パプアニューギニアでは、険しい高地で水産養殖プロジェクトがおこなわれている。この取り組みが元受刑者の人生を変えるとともに、犯罪多発地域として悪名高いハイウェイ沿いの治安改善にもつながっている […] -
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8月1日発売のビッグイシュー日本版364号、表紙は「『セサミストリート』リリー」特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」
2019年8月1日発売のビッグイシュー日本版364号の紹介です。 表紙は「『セサミストリート』リリー」、特集は「ホームレス(HOMELESS)支援をアップデートする」です。 -
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家を爆撃され逃亡してきた若者がドイツで拘置所に入るハメに。少年犯罪と移民増加の相関関係
難民受け入れ政策で知られるドイツだが、少年犯罪においては移民の割合が異常に高いという実状があるようだ。それだけ聞くと、「移民は怖い」「移民は暴力的」と思うかもしれないが、若くして自国を離れなければならなかった彼ら一人ひと […] -
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有権者9億人を支える電子投票システムとは/世界最大の民主主義国インドの場合
世界的に「民主主義」がさまざまな脅威にさらされている。恣意的な選挙区割り、扇動的キャンペーン、ソーシャルメディアの操作、外部からのハッキング、他国からの干渉など、その手口はさまざまだ。そうした中、世界最大の民主主義国イン […] -
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世界の死刑執行件数は減少する中、日本はこの10年で国内最多の15件執行
2018年の世界的な死刑執行件数は前年度より31%減少、少なくともこの10年では最も少なかった。しかし国際人権NGO「アムネスティ・インターナショナル」は、数字としては減っているものの、依然として世界各地で ”冷酷な” […] -
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犯罪加害者家族を孤立させても犯罪は減らない。1500件以上の相談から見えてきた課題—NPO法人 World Open Heart
仙台市を拠点に2008年、国内で初となる犯罪加害者家族の支援を始め、これまでに1500件以上の相談を受けてきた「NPO法人 World Open Heart」。理事長の阿部恭子さんに、加害者家族が直面している問題や支援の […] -
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前科だらけだった元ホームレス生活者が、ホームレス支援プロジェクトのファンドレイザーとして活躍。再起に必要なのは「チャンス」
「ムーチ」の愛称で知られる男キース・アシュレイは、違法行為を繰り返しながら生きてきた。そんな彼を待っていたのは、路上生活と刑務所だった。だが、看守や保護観察官などから受けた親切がきっかけとなって、人生が好転。60歳になっ […] -
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インターネットは必ずしも世界に等しく開かれているわけではない。政治的思惑で「分断」される国々
インターネットは「世界に開かれた公共の場」のようなもの、大半の人はそう捉えているだろう。しかし実際のところは、国家間の対立が繰り広げられている「分断された空間」といえるのだ。 -
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「障害者雇用」は障害者のためではない。穏やかなコミュニケーションにより「誇らしい職場」をつくるインクルージョン推進レストラン
ドイツ北部の都市キールにある「フライシュティール(Freistil)」は、一般的なレストランとはひと味違う。障害のある人とない人が肩を並べて働くレストランなのだ。そこでは、障害の有無でスタッフを区別せず、いわゆる「インク […]