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貧困・ホームレス
【連載第6回 米国・路上から】帰還兵の抑えられない憤り 岩田 太郎
その男の名は、「ポール」というらしい。 背丈は185cmあたり、ぼさぼさの白髪、後頭部が禿げた60代くらいの白人で、片目がない。義眼をしていないので、その眼は黒くくぼんだままだ。 筆者行きつけのカフェで、いつもiPadと […] -
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【連載第5回】福祉を否定する福祉制度 岩田 太郎
オハイオ州コロンバスに住むキンバリー・トンプソンさんは43歳のシングルマザーだ。時給1200円ほどの製品箱詰めの仕事に就き、15歳の娘と、トレーラーを改造した家で暮らしていた。 2013年5月、キンバリーさんは子宮全摘手 […] -
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【連載第4回】飢える者を食べさせるという「犯罪」岩田 太郎
「米フロリダ州南部フォートローダーデール海浜公園で、ホームレスに食事を配っていた90歳の慈善活動家、アーノルド・アボットさんが、警察に連行された」 飢える者を食べさせることが犯罪化されたと報じる、この2013年11月8日 […] -
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【連載第3回】厳冬に備える 岩田 太郎
ここ米国イリノイ州は冬の厳しいところだ。毎冬、零下20℃くらいまで気温が下がり、雪が1メートル近く積もることがある。 京都市出身で「底冷え」に慣れている筆者だが、次元の違う寒さには参ってしまう。 ただでさえ厳冬の地なのだ […] -
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世界のホームレス支援の現場を知る! 「ハウジングファーストと社会デザイン―フランスと日本の実践から 」開催
11月4日に立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授であり、認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事の稲葉剛さんらによって立教大学にてハウジングファーストをテーマにしたシンポジウムが開催されます。 ハ […] -
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【連載第2回】クリスマスの天使(岩田太郎)
(2014年12月15日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第252号より転載)クリスマスの天使 路上生活者と、寝る場所のある人の間には深くて渡れない淵が存在する。だが、その淵に橋を架ける人は存在する。 これは […] -
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【連載第1回】危機に強い社会を作るには:エボラ危機とホームレス(岩田太郎)
(2014年12月1日発売、THE BIG ISSUE JAPAN 第252号より転載)エボラ危機とホームレス米国内でエボラ出血熱の感染が疑われる人を強制隔離することが、人権侵害かどうかをめぐり、議論が続いている。路上生 […] -
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児童養護施設退所者が直面する孤立と困難。年間相談件数1万超をサポート:「アフターケア相談所ゆずりは」
[この記事は「中央ろうきん若者応援ファンド」の提供でお送りしています] 「病院に行きたいが、お金がない」「妊娠したが子どもを育てられず、中絶費用も払えない」。児童養護施設退所者をサポート (友人宅に遊びにきたようなゆっ […] -
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社会的養護の課題。年齢制限を過ぎ、ホームレスとなる若者たち。当事者が自らの経験を語った
米国では、社会的養護(保護者のない児童や、被虐待児など家庭環境上養護を必要とする児童などに対し、公的責任で社会的に養護を行うこと)制度のもと保護された若者が21歳になるとの対象から外される。だが、彼らが自立へと移行するた […] -
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路上生活を脱した元ホームレス・入沢さん。「野武士ジャパン」を裏方からサポートする理由
ホームレスサッカーチーム「野武士ジャパン」のメンバーだった入沢さん(35歳)。現在は、食品の仕分けの会社に勤めながら、2か月に一度の頻度で野武士ジャパンの活動に参加。今回のダイバーシティカップには誘導のボランティアとして […] -
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単身・低所得の高齢者が安心してアパート入居できる仕組みを!(稲葉剛)
5月17日に発生した簡易宿泊所の火災に関して、「つくろい東京ファンド」代表理事の稲葉剛さんが意見記事を投稿しています。5月29日に「稲葉剛公式サイト」に掲載された記事を、許可をいただいた上で転載させていただきました。「 -
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なぜ単身高齢の生活保護利用者が「ドヤ」に滞留させられていたのか?(稲葉剛)
2015年5月17日に発生した簡易宿泊所の火災に関して、「つくろい東京ファンド」代表理事の稲葉剛さんが意見記事を投稿しています。5月26日に「稲葉剛公式サイト」に掲載された記事を、許可をいただいた上で転載させていただきま […] -
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スマホ時代、ツイッターを駆使するホームレスの人々が増加中。オランダの事例「@straatvogels (路上の鳥たち)」に見る、その可能性
オランダでは、ツイッターを駆使するホームレスや元ホームレスの人たちが続々と出現している。そして新たに人と交流したり、ホームレスにまつわるサービス情報を入手したり、また路上生活についてフォロワーに語ったり。彼らをつなぐのが […] -
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「今までに、有罪判決を受けたことがありますか?」という質問が、就業機会を奪う。世界で広がる「バン・ザ・ボックス」
「バン・ザ・ボックス(Ban the Box)」はアメリカ合衆国のいくつかの州で2015年1月1日から新しく導入された法律である。 これは、公的機関や民間の雇用主が求職者の犯罪歴について応募時に訊くこと、特に有罪判決を受 […] -
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お墓の前で、何を語りかけますか:ホームレスの人々が入れるお墓完成のご報告・御礼(油井和徳)
ビッグイシュー・オンライン編集部より:山谷地域でホームレス支援活動に取り組む「山友会」の油井和徳さんから、クラウドファンディングで建立資金を集めた「ホームレスの人々が入れるお墓」の完成報告が届きました。「死後の居場所づく […] -
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仕事さえあれば、貧困から抜け出せるのか?~生活困窮者自立支援制度の問題点(稲葉剛)
ビッグイシュー・オンライン編集部より:2015年4月から施行される「生活困窮者自立支援制度」の問題点について、自立サポートセンター「もやい」の稲葉剛さんの記事です。(提供:稲葉剛公式サイトより、一部編集して転載) -
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就労支援だけで若者は自立できない。 生活を含めた複合的な支援が必要!
『若者政策提案書』より、「若者が生きていく生活基盤づくり」についての政策提案です。 -
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「生活保護費のプリペイドカード支給」は何が問題なのか:支援者、弁護士、当事者、ケースワーカーの声
「生活保護問題対策全国会議」の徳武聡子さんが、3月5日に行われた記者会見を実況ツイートしています。生活保護制度の根幹に関わる重要な議論です。 「儲かるのは信販だけ」のプリペイドカードによる保護費支給 関連記事:生活保護費 […] -
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環境問題は、姿を変えた人口問題。高見邦雄さんが語る「環境破壊と貧困の悪循環」
1/3 「砂漠化の原因となる「水土流失」を「グリーンベルト」で防ぐ。高見邦雄さんに聞く中国の緑化プロジェクト」を読む 貧困に衝撃を受け小学校付属果樹園のアイディア 砂漠の緑化、それはロマンとして語られてきた。高見さんも最 […] -
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家庭内暴力に理解のない行政。「共助」を強調。POSSEスタッフが伝える「生活保護申請のリアル」が話題
NPO法人POSSEスタッフの@now_hillさんが「生活保護申請」の現場でのできごとをツイッターに投稿し、話題を呼んでいます。 家庭内暴力に理解のない行政 今日は都内での生活保護申請に同行。相談者は幼少から父親から虐 […] -
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いじめ、リストラ、突然の神経障害と失職。度重なる試練を経て「生活保護のリアル」を伝えるみわよしこさん
「ダイヤモンド・オンライン」に掲載されているみわよしこさんの「生活保護のリアル」が連載100回を迎えました。生活保護問題について継続的に情報発信を続けている、稀有な連載です。 -
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スラム街、犯罪、報復、そして「サッカー」が人生を変えた:ホームレス・ワールドカップ、スター選手のストーリー
ビッグイシュー・オンライン編集部より:ホームレスワールドカップのスター選手、マービン・ドゥドラさんの取材記事です。貧困状態を脱するために、スポーツは何ができるのか。ヒントにあふれたストーリーをお楽しみください。(提供:w […] -
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家を借りることがリスクの時代:檻のない「牢獄」と化した実家(藤田 孝典)
編集部より:ビッグイシュー基金と住宅政策提案・検討委員会が実施した調査「『若者の住宅問題』-住宅政策提案書[調査編]-」を通して、低所得かつ未婚の若者たちの多くが、親の持ち家に同居している実態が明らかになりました。 調査 […] -
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「未婚で低所得の若者」たちは、深刻な「住宅問題」に直面している
「『若者の住宅問題』―住宅政策提案書調査編―」の発表に合わせて行われた記者会見の内容を、書き起こし形式でお伝えします。 神戸大学大学院教授の平山洋介さん、「つくろい東京ファンド」などの活動に取り組む稲葉剛さんがお話くださ […] -
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若者の自立・家族形成の保障は住宅政策から(川田菜穂子)
編集部より:ビッグイシュー基金と住宅政策提案・検討委員会が実施した調査「『若者の住宅問題』-住宅政策提案書[調査編]-」を通して、低所得の若者の居住の自立が極めて困難であり、自立した若者が厳しい住宅事情におかれてい […] -
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「都市型限界集落」となった山谷:歴史とその変遷(吉間慎一郎)
[編集部より:NPO法人山友会がクラウドファンディングプロジェクト「無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てたい!」を実施した際のプロジェクトページより、吉間慎一郎さんの文章を掲載させていただきます。山谷の […] -
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「無縁死」は年間3万2千人、急増する引き取り拒否:「無縁仏」の現状(吉間慎一郎)
編集部より:NPO法人山友会が2015年、クラウドファンディングプロジェクト「無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てたい!」を実施しました。プロジェクトページより、吉間慎一郎さんの文章を掲載させていただき […] -
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「弱者の正義」が蔓延する日本:生活保護バッシングに見る、日本の不思議な国民性(イケダハヤト)
稲葉剛さんの書籍「生活保護から考える」より、印象的な箇所をご紹介。 「弱者の正義」が蔓延する日本 生活保護から考える (岩波新書)[Kindle版] posted with ヨメレバ 稲葉 剛 岩波書店 2014-12- […] -
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やまちゃんのはなし(山友会・薗部富士夫)
[編集部より:現在クラウドファンディングプロジェクト「無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てたい!」を実施中のNPO法人山友会、相談室長の薗部富士夫さんの文章を掲載させていただきます。プロジェクトのきっか […] -
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「生活保護」は、働いていても、若くても、持ち家があっても、車があっても申請可能です
日弁連が生活保護の申請についてのパンフレット「あなたも使える生活保護」を公開しています。 「実は少ししんどい」あなたへ あなたも使える生活保護(PDF) 生活保護にまつわるよくある誤解 パンフレット「あなたも使える生活保 […]