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アート・文化
ブッカー賞に輝いた初の黒人作家ベルナルディン・エヴァリストにインタビュー
2019年に小説『Girl, Woman, Other』(未邦訳)で黒人作家として初めて、英国で最も権威ある文学賞「ブッカー賞」を受賞したベルナルディン・エヴァリスト。この作品は、オバマ元大統領が2019年の […] -
アート・文化
『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』のトッド・ヘインズ監督インタビュー
2021年10月より配信中のドキュメンタリー映画『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド』のトッド・ヘインズ監督に『ビッグイシュー・オーストラリア』がインタビューした。 -
アート・文化
ファッションによる挑発行為、歴史的な事例5つ
2021年9月、ニューヨークで開催されたファッションの祭典「メットガラ2021*1」に、民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス議員が、“Tax the Rich(富裕層に課税せよ)”と大きく書かれたドレス姿で出席し […] -
アート・文化
ベッドで寝る人と、人前で寝る人の感覚・表現はどう違う?ダンスグループ・ソケリッサ!と考える自由と芸術/BIG ISSUE LIVE #8 より
無意識の「こうあるべき」が、自分や他人を息苦しくしていないだろうか。「“こうあるべき”から開放された人」を目の当たりにすると、自分や人々を縛っている存在を再認識するかもしれない。ダンスグループ「新人Hソケリッ […] -
アート・文化
『イカゲーム』の英語字幕にみる、訳しきれない言葉と文化
『イカゲーム』が世界的な反響を呼んでいる。2021年9月17日にNetflixで全世界公開されたシーズン1は9つのエピソードから成り、90カ国のNetflixチャートで1位を記録、Netflix史上最大のヒッ […] -
アート・文化
文化アクセスを個人の問題にしない。遊休地を活かした文化施設をアート集団が運営
2021年9月、厚生労働省は「子どもの頃に文化的体験活動などの経験をしていると、高校生の時に自尊感情や外向性、レジリエンスといった項目の得点が高くなる傾向が見られる」との18年にわたる調査結果を発表した。(令 […] -
アート・文化
「スキニージーンズは反社会主義」と北朝鮮。ジーンズの持つ政治的意味とは
2021年5月、北朝鮮でスキニージーンズが禁止されたと報じられた*1。資本主義の「派手で退廃的なライフスタイル」を象徴しているから、という理由らしい。この“反社会主義的な行動”の取り締まりには、マレットヘア( […] -
アート・文化
9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』、表紙は「美波」、特集は「やぁ 独学」
2021年9月15日発売のビッグイシュー日本版415号の紹介です。 表紙は「美波」、特集は「やぁ 独学」です。 -
アート・文化
クリエイティブなホームレスの人々: 人を繋げる触媒としてのアート
世界各地で無数のアートイベントが開催されているが、そのような場で、ホームレスの人の手によるアート作品が取り扱われることは、ほぼない。これは非常に残念なことだ。ミシガン州アナーバーで発行されているストリートペー […] -
アート・文化
大学生がストリートペーパーを発行・運営しホームレス支援。開始からコロナ禍の現在を語る
『ビッグイシュー日本版』のように、ホームレス状態となった人たちに雑誌(新聞)販売というかたちで仕事をつくる試みは世界中に100以上ある。そのなかでも、テネシー州南西部の都市メンフィスで発行されている『ブリッジ […] -
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韓国系アメリカ人シンガー、ジャパニーズ・ブレックファスト。初のエッセイ集『Crying in H Mart』が米国でベストセラーに
深い悲しみから立ち直るには、時間が必要だ。韓国系アメリカ人のシンガーソングライター、ミシェル・ザウナーはそのことを痛いほど理解している。「ジャパニーズ・ブレックファスト」の名でソロ活動中の彼女は、満たされない […] -
アート・文化
販売者が自分の過去を「講談」で表現/BIG ISSUE LIVE #5「ビッグイシュー講談会+」
ビッグイシューでは、講談師・四代目 玉田玉秀斎(たまだ ぎょくしゅうさい)さんによる公演「ビッグイシュー講談会」を毎月開催している。2019年1月から始まったこの公演シリーズでは、ビッグイシュー創刊から今に至 […] -
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8月1日発売の412号、表紙「だるまちゃんとかみなりちゃん」、特集「見えない世界と『ソーシャル・ビュー』」
2021年8月1日発売のビッグイシュー日本版412号の紹介です。 表紙「だるまちゃんとかみなりちゃん」、特集「見えない世界と『ソーシャル・ビュー』」です。 -
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サッカーのヘディングが認知症リスクを高める。「18歳未満はヘディング禁止」の提言
スポーツが原因で認知症になる? 頭蓋骨の内側で脳が小さな衝突を繰り返すことで、認知症の要因となる慢性的な神経変性疾患のリスクが高まるとのエビデンスが増えている。英ボーンマス大学スポーツ&イベントマネジメント学 […] -
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資本主義が生み出した「働く貧困層(ワーキングプア)」、「これを変えるべきだと言いたい」― 『家族を想うとき』ケン・ローチ監督
ホームレス問題に対する社会的議論を巻き起こしたテレビドラマ「キャシー・カム・ホーム」(’66)から50年以上にわたり、ケン・ローチ監督は労働者や社会的弱者に寄り添う作品を撮り続けてきた。最新作『家族を想うとき […] -
アート・文化
『トレインスポッティング』から25年。スコットランドの薬物問題は悪化ー合法的薬物摂取支援、幽霊ツアーなどの挑戦
シーン#1: 映画公開から25年、スコットランドの深まる薬物危機 Choose Life 人生を選べ 映画『トレインスポッティング』の主人公レントンの有名なセリフだ。アーヴィン・ウェルシュの同名小説をダニー・ボイル監督が […] -
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5月15日発売の『ビッグイシュー日本版』407号、表紙は「カズオ・イシグロ」、特集は「“調べる”っておもしろい」
2021年5月15日発売のビッグイシュー日本版407号の紹介です。 表紙は「カズオ・イシグロ」、特集は「“調べる”っておもしろい」です。 -
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5月1日発売の『ビッグイシュー日本版』406号、スペシャルインタビューは「柳楽優弥&田中泯」、特集は「コロナ禍で考えた“民主主義”」
2021年5月1日発売のビッグイシュー日本版406号の紹介です。 表紙は葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」、スペシャルインタビューは「柳楽優弥&田中泯」、特集は「コロナ禍で考えた“民主主義”」です。 -
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過体重を悪とする社会の視線。私たちは「肥満恐怖症」!? 身体は本来何がよいのかを知っている
昨今、「ヘルシー」「スリム」はますます奨励され、「過体重」「肥満」は改善すべきものとみられることが多い。しかし、こうした社会が押しつける価値観によって、偏見や差別に苦しんでいる人々がいる。理想の身体を追求しす […] -
アート・文化
30年以上別居の妻が認知症になったら?夫が綴った日々の記録が書籍化
厚生労働省の試算によると、2025年の認知症の有病者数は約700万人となり*1、そのうち約3人に2人がアルツハイマー型認知症と見込まれている。これからますます身近な存在になるであろう認知症だが、80代の高齢に […] -
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刑務所のライティング教室ー文章表現とフィードバックの重要性
受刑者に文章を書くことを勧めるプロジェクトが、オーストラリアの南オーストラリア州の刑務所で実施されている。文章表現は受刑者たちにどのような効果があるのだろうか。豪フリンダース大学の上級講師(クリエイティブ・ラ […] -
アート・文化
8億点、40兆円相当の“タンスの肥やし”。着物を蘇らせる「タンス開き」という仕事
「きものが気持ち良さそう…」 ハンガーにかけた着物が、窓から入る風にふわっと揺れると依頼主の女性は思わず呟いた。 ベースの色はきれいなレモン色。柄は紫木蓮だろうか、鮮やかな赤紫色で枝に咲く花が大胆に描かれている。 -
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プロサッカー選手たちがチームを超え、貧困支援活動ーアンドリュー・ロバートソンの場合
このところ、貧困支援に力を入れるサッカー選手の活躍が目覚ましい。『ビッグイシュー日本版』397号では、マンチェスター・ユナイテッド所属のマーカス・ラッシュフォード選手による食料貧困への熱心な取り組みを紹介した […] -
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2月1日発売の『ビッグイシュー日本版』400号、表紙は「奈良美智」、特集は「希望へ――英国、米国、ドイツからの報告」
2021年2月1日発売のビッグイシュー日本版400号の紹介です。 表紙は「奈良美智」、特集は「希望へ――英国、米国、ドイツからの報告」です。 -
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失敗談をシェアするイベント「ファックアップ・ナイト」が世界規模で流行中
最初に「ファックアップ・ナイト」が開催されたのはメキシコだが、その後、世界的に広がり、今や90か国、321都市で開催されるまでになっている。2018年1月からオーストリアのザルツブルクでこのイベントを主催しているアレクサ […] -
アート・文化
ゾクゾクしてトランス状態になれる!?「ASMR」動画のYouTube検索が止まらない
YouTubeの検索ワード数ランキングで世界第3位*1となった「ASMR(エー・エス・エム・アール)」というワードをご存知だろうか? 自律感覚絶頂反応(Autonomous Sensory Meridian […] -
アート・文化
11月1日発売の『ビッグイシュー日本版』、表紙は「浅香航大」、特集は「いよいよ、短歌」
2020年11月1日発売のビッグイシュー日本版394号の紹介です。 表紙は「浅香航大」、特集は「いよいよ、短歌」です。 -
アート・文化
「ホームレス・ワールドカップ」18年目の大会は初のオンライン開催。その対戦方法とは?
「ホームレスの人たちがサッカーをする」と言うと、「ホームレスのくせにスポーツなんて」「そんな暇があれば働けばいいのに」という反応が返ってくることがある。しかしホームレスになる人たちは、路上に至るまでに著しく自己肯定感をそ […] -
アート・文化
一流アスリートの育成だけでなく、国民のスポーツ促進に予算を回す必要性ーポルトガルのスポーツプログラム
ポルトガルで一番人気のスポーツはサッカーだ。クリスティアーノ・ロナウドはじめ、世界的に活躍する選手を輩出してきた。そんなトップアスリートの芽を発掘するための学校スポーツプログラムが長年展開されてきた。「平等」 […] -
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アスリートも「ストライキ権」を行使できる労働者?ー 穏便な対話では変わらない社会に実力行使を
「スポーツに政治を持ち込むな」「スポーツ選手は粛々とプレーしてろ」そう主張する声も少なくない。だがこれは、いつも通りスポーツ観戦できれば、自分の知らない誰かが死のうと構わないということなのか。多くの命が理不尽 […]