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経済・産業
柏崎刈羽原発、施設支える杭が損傷。主筋18本のうち7本が破断、11本が変形
東京電力HDが再稼働をめざす柏崎刈羽原発(新潟県)では、ID(個人識別)カードの不正使用、施設周辺の監視カメラの故障放置など昨年からトラブルが続いている。そしてまた、新たなトラブルが出てきた。 -
経済・産業
社会課題をテクノロジーで解決するWeb3.0入門―BIG ISSUE LIVE #13 イケダハヤトが語る「社会課題×Web3.0」
ブロックチェーンを使った新たなテクノロジーによって、「中央集権型」ではなく「分散型」を加速させる仕組みが生まれた。それは、私たちを取り巻くインターネット環境を飛躍的に変化させると言われている。 今回のBIG ISSUE […] -
経済・産業
AR三兄弟・川田十夢さんに『社会問題を解決するためのテクノロジー』について聞く/BIG ISSUE LIVE
AIなどのテクノロジーが発達していくと、人間社会にどのように影響があるのだろうか。 2022年2月28日に開催されたオンラインイベント「BIG ISSUE LIVE」では、プログラマー・開発者であり、開発ユニット「AR三 […] -
経済・産業
初めて、甲状腺がんで東電を提訴。10年間、手術や転移、差別に怯えてきた若者たち
福島原発事故で被曝したことにより甲状腺がんになったとして、6人が損害賠償を求めて東京電力を訴えた。福島原発事故による被曝が原因での訴訟は全国でも例がなく、画期的なことである。2022年1月27日、東京地裁に提訴した男女 […] -
経済・産業
サイバーセキュリティ教育は小学生から―米国のプログラム「クリプトコミックス(CryptoComics)」
サイバーセキュリティに関する人材は不足がちで、特に女性が少ない分野だ。この点に注目した教育者と研究者の共同チームが、小学生女子向けの教育プログラムを開発した。開発メンバーであるフロリダ大学で教育テクノロジーを […] -
経済・産業
代替肉市場の急成長―世界人口100億人時代に備えよ
フェイクミート、クリーンミート、ミートレスミート、代替肉、人工肉、植物由来肉……名称はさまざまだが、目指すところはいずれも「動物の肉の消費を減らし、環境への影響を抑えること」だ。近年登場している植物由来の代替 […] -
経済・産業
台湾、アジア初の脱原発国家へ。フランス、大統領が小型炉の開発をアピール
COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)開催中の2021年11月9日に、フランスのマクロン大統領は国内原発の新建設と将来に向けた小型炉の開発をアピールした。これを大きく報道した日本の主要メディアの記事は、次 […] -
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カップヌードルが全世界で500億食売れた理由とは
カップヌードルといえば「安くて便利」だが、発売当初は「国際的」なイメージがあったのをご存じだろうか。「カップヌードル」は今から約50年前、1971年9月18日に日本で発売された。パッケージに記された英語名「C […] -
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お祈り・瞑想アプリ「Hallow」の効能ー教会の代替になりえるかは疑問と神父の研究者
カトリック教のお祈りと瞑想のアプリ「Hallow」のダウンロード数が100万回を超え、5千200万ドル超の投資を調達したという。Hallowを創業したのは、ミレニアル世代の敬虔なカトリック教徒たち*1。マイン […] -
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障害者の装いを豊かにする「アダプティブウェア」のアプローチ5選
片手で服を着たり、座ったままジーンズを履いたりしたことはあるだろうか。足のサイズが左右で違う人や片足しかない人が、どうやって靴を買っているかご存知だろうか。布の種類によっては触れることすら耐えられない自閉症の […] -
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食品ロス問題への新たなアプローチ:途上国の出荷工程で太陽光発電の冷蔵庫を導入
「食品ロス」は、加工、流通、消費の各段階で起こりうるが、発展途上国で特に問題になっているのは、もっと上流での食品ロスだ。アフリカの小規模農家たちは、出荷中の農作物が売り物にならなくなる問題に悩まされている。市場に届けるま […] -
経済・産業
始まるのか? 汚染水の海洋放出 東電の放射線影響評価、潮流や海底蓄積は考慮せず
東京電力HDは2021年11月17日、汚染水の海洋放出による放射線影響は「極めてわずかだ」とする評価報告書を公表した。「多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の海洋放出に係る放射線影響評価報告書(設計段階)」と題する […] -
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ウランにプルトニウム混ぜた「MOX燃料」英仏で再処理。フランス9月出発、11月日本到着
関西電力・高浜原発(福井県)で使用する燃料がフランスを9月3日に出発した。ウランにプルトニウムを混ぜた燃料でMOX燃料と呼ばれるものだ。これを原発で使用することを「プルサーマル」と呼んでいる。 -
経済・産業
持続可能性の目標を達成している企業3社の取り組み紹介
多くの企業が環境目標を掲げて「環境への配慮」をアピールしている。米国ではSDGs(国連の掲げる持続可能な開発目標)に取り組み、持続可能性に関する報告書を発表することが常識となりつつあるが、実際にはどれほどの成果を挙げられ […] -
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1月1日発売の『ビッグイシュー日本版』、表紙は「ストリートキャット・ボブ」、特集は「もう 自分電力」
2022年1月1日発売のビッグイシュー日本版422号の紹介です。 表紙は「ストリートキャット・ボブ」、特集は「もう 自分電力」です。 -
経済・産業
潮流発電は天候に左右されない自然エネルギー。その可能性と課題とは
英国の電力需要が、2050年には現在の2倍以上に膨らむと予測されている*1。この気の遠くなるような値に対し、化石燃料以外の道を探る英国政府は、風力発電――最も安価な再生可能エネルギーのひとつ――に大きな期待を […] -
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机上の計画、島根原発の再稼働/直近に断層。県庁までわずか10km、崩壊は歴然
原子力規制委員会は9月15日に、中国電力・島根原発2号機(松江市)を「規制基準に適合している」と判断した。中国電力が原発の直近を通る大断層の連動を考えずに短く見積もったことを容認し、また、周辺の火山噴火による降灰の過小評 […] -
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温室効果ガス“46%減”との公約 次期首相は継承か? 経済産業省の消極姿勢に不安
前回(414号)は経産省の「エネルギー基本計画」を取り上げたが、今回はそれと密接に関連する環境省の「地球温暖化対策計画」を取り上げたい。政府はこの対策計画を9月3日に了承した。 -
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第6次エネ基、原発依存のまま。原発再稼働と運転期間60年への延長が前提
第6次エネルギー基本計画(エネ基)の素案が公開された。これはエネルギー政策基本法(2002年)に基づき、日本のエネルギー需給に関する基本的な計画を定めるものだ。およそ3年ごとに見直しが行なわれ、今回は6回目の改訂となる […] -
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被災建物の解体事業、多額の脱税容疑 下請け企業からの謝礼金や接待が常態化
鹿島建設の元営業部長が8300万円もの多額の脱税容疑で仙台地検から起訴されたと、6月29、30日に複数のメディアが報道した。それらを総合すると、東北営業支店の元部長は福島県富岡町で被災建物の解体事業を請け負う共同企業体 […] -
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広告のあるべき姿とは? 広告代理店がストリートペーパー認知度アップキャンペーンに取り組んだ
日本で「広告代理店」というと、予算のある企業や団体が、モノやサービスを買ってもらうために忙しく動いているイメージが強いが、オーストリアの広告代理店「フライング・フィッシュ(Flying Fish)」は、人々の […] -
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放射性物質含む土壌、全国へ拡散か?!公共事業での“再生利用”を目指す環境省
環境省が5月23日に開催した「福島、その先の環境へ。」と題する初の対話フォーラムを、筆者はオンラインで視聴した。1000人を超える参加申し込みがあったという。「除染で発生した除去土壌の再生利用や県外最終処分」を進めていく […] -
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福島汚染水、安価だから海洋放出とは!年1400億円超の“風評被害対策”予算も計上
政府は4月13日に福島第一原発で溜まっている汚染水を海洋放出することを閣議決定した。これに先立ち6日には福島県知事ならびに全国漁業協同組合連合会の代表と話し合ったが、海洋放出への合意は得られなかった。特に、漁業者団体の […] -
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東海第二発電所に運転差し止め判決/30km圏内に94万人。緊急時の避難計画に実行性なし
水戸地方裁判所(前田英子裁判長)は3月18日に「東海第二発電所の原子炉を運転してはならない」という判決を下した。判決理由は「現実的な避難計画及びこれを実行し得る体制が整えられているというにはほど遠い状態であり、(中略)具 […] -
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東電職員が中央制御室に不正入室。ずさんな安全管理でも、審査合格の柏崎刈羽原発
福島第一原発事故から10年。これを一区切りにしたいのか、ここにきて東京電力HDは新潟県にある柏崎刈羽原発7号機の再稼働を強引に進めようとしている。 -
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「財政危機だから水道民営化」は火事場泥棒。災害資本主義に屈してはならない
コロナ禍が世界各地の水道事業の財政にすさまじい影響を及ぼしている。何百万もの家庭や企業が収入減により水道代を支払えなくなる中、水道事業の運営コストは急増しているのだ。カナダ・クイーンズ大学のグローバル開発教授 […] -
経済・産業
ベーシックインカム導入は、社会保障や公共サービス削減への絶好の言い訳?!ー 所得格差と貧困の解消には必ずしもつながらない恐れ
新型コロナウイルスの蔓延が雇用や収入に与える影響が明らかになるにつれ、、国民に無条件で現金を給付するユニバーサル・ベーシックインカム(UBI、以下ベーシックインカム)がすべてを解決してくれる万能薬として期待値 […] -
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2050年に脱炭素社会は可能か?原発と火力に頼る「ベースロード電源」では困難
菅義偉政権は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル(脱炭素社会の実現を目指す)」を宣言した。これを受けて12月に「グリーン成長戦略」を策定し、50年には二酸化炭素排出量を実質ゼロにするという。「実質」というの […] -
経済・産業
「犯罪を減らしたいならフルタイム雇用を増やせ」ー米国の就労支援プログラム「Pathways」
「何度も犯罪を繰り返す人」と聞くと「根っからの悪人」と思いがちだが、その人がフルタイム雇用されているかどうかは、犯罪が繰り返されるかどうかに大いに相関があるものだ。日本では、再犯で刑務所に収容された人のおよそ […] -
経済・産業
必要不可欠な働き手になれるホームレスの人々ー社会的企業Beamのクラファンプロジェクト
医療従事者や教育関係者、物流や飲食産業に従事する人など、私たちの生活に必要不可欠な仕事を担う人を「エッセンシャルワーカー」と呼び、多くの人が外出を自粛するコロナ禍では、社会を支える彼らの活躍ぶりに注目が集まっ […]