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まちづくり
「地域レジリエンス」を高める必要性:災害に備えた相互支援体制を
2023年12月、オーストラリアの北クイーンズランドは記録的な洪水に見舞われた。洪水が引いた後、住民の関心は後始末と復旧作業に向いた。寄付物資の仕分け、近隣住民の安否確認、家の清掃など、互いに支え合いながら危機に対処して […] -
まちづくり
約半数の地方自治体が財政危機で「緑化予算を削減」と回答。市街地におけるグリーン開発の重要性とは
英国では地方自治体の財政危機が広がっている。イングランドとウェールズの地方自治体の約半数が緑化予算の削減に追い込まれ、スコットランドと北アイルランドも似たような状況にある。地方自治体協議会が2024年2月に行った調査では […] -
経済・産業
見通せない2051年の廃炉。福島第一原発、デブリのサンプル採取の結果は?
11月2日、東京電力は福島第一原発2号機の核燃料や原子炉内の構造物が溶けて固まった塊、いわゆるデブリをごく微量、格納容器外に取り出した。小石状の形状で大きさは5㎜程度、重さは0.7gだという。福島第一原発事故から13年、 […] -
ビッグイシューのご案内
スペシャルインタビューはブルース・スプリングスティーン、特集は「小さな私の習慣」/『ビッグイシュー日本版』2024年12月15日号(493号)
2024年12月15日発売のビッグイシュー日本版493号の紹介です。スペシャルインタビューは「齊藤工×竹林亮」、特集は「『PFAS』フリーの社会へ」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)コラージュアーティスト 河村康 […] -
まちづくり
ゲリラガーデニング:地域に緑を増やす市民活動
法的に栽培権のない土地で作物を育て、地域の活性化を促進するムーブメント「ゲリラガーデニング*1」。この活動の発起人の一人、リチャード・レイノルズはロンドンの路上で初めてガーデニングをしたとき、逮捕されやしないかと不安で、 […] -
被災地から
浪江町・赤宇木で、自分たちの足跡を残す記録集/ルーツたどり、60世帯以上にインタビューして完成
福島県浪江町津島大字赤宇木は、約85世帯250人の集落で、いまだに帰還困難区域だ。その赤宇木地区で、今春まで16年間区長を務めた今野義人さんが中心となり、13年かけて調査、取材、執筆、編集した記録集「百年後の子孫たちへ」 […] -
平和・協同
「学生たちの熱い議論を応援したい!第36回模擬国連大会支援プロジェクト」のクラウドファンディングにビッグイシュー日本も協力します
突然ですが、模擬国連を知っていますか? 模擬国連とは、参加者が各担当国の代表として、過去に行われた様々な国際会議を実際の会議と同じように議論・交渉を通じて成果文書の採択を目指す活動です。模擬国連を通して、国際問題への理解 […] -
平和・協同
投下訓練で福島市に落とされた“模擬原爆”原爆と原発、二つの「核の人災」伝える渡利地区
アジア太平洋戦争の敗戦間際に、福島市に唯一落とされた爆弾があった。それは原爆の投下訓練弾「模擬原爆」で、渡利地区の水田で作業をしていた一人の少年が命を落とした。この地区は2011年の原発事故でも高い放射線を記録した。少年 […] -
健康・衛生
甲状腺がん患った若者たち、原告となって東電を提訴──井戸謙一弁護士(弁護団長)に聞く
2011年3月の東京電力福島第一原発事故後に甲状腺がんになったのは、原発事故による被曝が原因だとして、事故当時、福島県内在住だった当時6歳から16歳の6人が今年1月、東京電力に総額6億1600万円の支払いを求める訴えを東 […] -
気候・自然
第三者委員会も作らず、闇討ちのように始まった。福島第一原発・ALPS処理汚染水の海洋放出
東京電力は2023年8月24日13時、福島第一原発のALPS(多核種除去設備)処理汚染水の海洋放出を開始した。「関係者の理解なしにいかなる処分も行わず、ALPSで処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留する」という漁業者と […] -
健康・衛生
甲状腺がんになった子ども全員に被害救済を──原告のちひろさん(仮名)に聞く
前号では「311子ども甲状腺がん裁判」の井戸謙一弁護士に裁判の争点などを聞いた。 今号では、原告の一人、ちひろさん(仮名、中通り、20代女性)の話を紹介する。ちひろさんは原発事故が起きた2011年3月、中学3年生だった。 […] -
被災地から
震災から11年。浪江町で「語ろう!会」が開催された
東日本大震災と原発事故から11年。転々と避難を続けるなかで、記憶の底にしまい込まれた震災前の生活の様子や、上の世代から引き継がれた福島県・浪江町民の歴史を語り合いながら、歴史を残すことを考えていこうという催しが、4月20 […] -
被災地から
震災から10年。被災前にあった暮らしの記憶 語り部たちが伝え続ける3・11
東日本大震災と福島第一原発事故から10年の今、福島県内もコロナ禍で、県内外から被災地を訪れる人が激減している。被災の記憶と体験を伝え続ける「語り部」3人の思いを聞いた。 「小太郎キツネ」に幸せを託す目黒とみ子さん(みや […] -
気候・自然
福島第一原発の「汚染水」、1日180トン増加、タンク1千基
経産省“海や大気中への放出処分”を計画強まる、漁業者、住民の反対 東京電力福島第一原発事故直後から毎日発生し続け、敷地内の巨大タンクに保管されている大量の汚染水。今、政府は地元の圧倒的な反対を押し切って、環境投棄に踏み切 […] -
食・農
コロナ禍でも困窮家庭への食料支援を継続。フードロスから子どもの貧困問題解決に向けた組織基盤強化にパナソニックが助成-認定NPO法人フードバンク山梨のケース
フードロス問題から子どもの貧困問題の解決へと活動の幅を広げてきたフードバンク山梨(山梨県南アルプス市)。食料支援の利用者が置かれている現状や新型コロナウイルスの影響、全国のフードバンクをネットワークで結び、組織基盤強化の […] -
公正・包摂
犯罪加害者家族を孤立させても犯罪は減らない。1500件以上の相談から見えてきた課題—NPO法人 World Open Heart
仙台市を拠点に2008年、国内で初となる犯罪加害者家族の支援を始め、これまでに1500件以上の相談を受けてきた「NPO法人 World Open Heart」。理事長の阿部恭子さんに、加害者家族が直面している問題や支援の […] -
ジェンダー
職場でALLY(アライ)を可視化・情報発信することで性的マイノリティも働きやすく。-NPO法人 「虹色ダイバーシティ」
企業や行政、教育機関などを対象としたLGBT研修やコンサルティングなどを通じて、性的マイノリティも働きやすい職場づくりを支援している「NPO法人 虹色ダイバーシティ」。理事長の村木真紀さんとスタッフの橋本竜二さんに話を聞 […] -
アート・文化
役者が路上を走り、観客がそれを追いかける—路上演劇祭 Japan in 浜松 ダイナミックな迫力、垣根のない舞台。
静岡県浜松市の街中で毎年5月ごろに開催される「路上演劇祭」。観客は道行く人々、演者は在日外国人や障害者など、多彩な背景をもつ人々が出演する。路上を舞台に変えてしまうユニークな演劇祭の魅力を聞いた。 ※この記事は2015年 […] -
健康・衛生
“ソシオエステティック”の力を多くの人に知らせたい—NPO法人 ソシオキュアアンドケアサポート
「エステティックの施術によって人を癒やし、励まし、QOL(生活の質)の向上に寄与する」ソシオエステティック(以下、SE)。発祥の地フランスでは医療現場や福祉施設などで広く行われているというSEの力を多くの人に知らせたいと […] -
アート・文化
「勝利至上主義でないスポーツ」の可能性とは/サッカー(スポーツ)大会運営勉強会レポート
アマチュアスポーツ界を中心に、パワハラや体罰などの問題が相次いでいる昨今。その多くが競争や勝ち負けを最優先される状況下の中で発生していますが、同時に不登校やホームレスの当事者など、スポーツとは無縁と思える人々にサッカーの […] -
平和・協同
若者支援の現場から「彼らが自立していくためには何が必要なのか」
3つの若者支援団体の代表が、若者が働き、自立していくためには何が必要なのか、活動から見えてきたことについて語った。 彼らは2015年に始まり、4年目に入った助成事業「中央ろうきん若者応援ファンド」の助成先。助成2年目を迎 […] -
公正・包摂
「当事者力」を高め、自己決定力を育む。就学前後の障害児とその家族を支援—NPO法人 文化・福祉・人権サポート アエソン
兵庫県播磨地域で、障害のある人の相談支援や地域活動支援を行う「NPO法人 文化・福祉・人権サポート アエソン」。最近では特に、障害のある就学前後の子どもとその家族を支える活動に力を入れている。同法人・代表理事、政本和子さ […] -
アート・文化
新人Hソケリッサ! 10周年企画 東京近郊路上ダンス 「日々荒野」ツアー#14 国立奥多摩美術館
路上生活者および路上生活経験者のメンバーで構成されたダンスグループ、「新人Hソケリッサ!」。10周年企画 東京近郊路上ダンス 「日々荒野」ツアーが行われている。14回目の会場、国立奥多摩美術館でのパフォーマンスをレポート […] -
経済・産業
岡山県西粟倉村、小水力発電から始まった自然エネルギー生産。化石燃料に頼らない地域づくり
豊かな森林資源を活用した取り組みで、環境モデル都市にも認定されている岡山県英田郡西粟倉村。1966年に建設されて47年間運転、間近に改修工事を控えた西粟倉村小水力発電所を訪ねた。 ※西粟倉村のICO構想取材を受け、ビッグ […] -
公正・包摂
ひきこもりの30~50代が気軽に立ち寄れる居場所 体験と自立と就職を応援できる場にしたい — NPO法人 光希屋(家)
ひきこもってしまっているが出来ることを考えて語り合い、考えたことを一つずつやっていく、そんな居場所の提供を目指す「光希屋(家)」。孤立しがちな30~50代のひきこもりの方々などが、ランチやコーヒーを目当てに気軽に立ち寄れ […] -
アート・文化
炎上や摩擦を回避するために知っておきたい「文化コード」。それはあなたの職場や身の回りにも存在している
趣味や嗜好で繋がるSNSにどっぷり浸かっていると気づきづらいことだが、世の中には「文化コード」という概念がある。 同じ文化コードの中にいる間は摩擦が少ないが、違う文化コードに触れるときには他者は自分とは異なる文化コードが […] -
イベントレポート
偶数月のとある日曜の朝、電車に乗ってニヤける理由。8年目の「ビッグイシュートレイン」
関東エリアでビッグイシューを購入いただいている方のなかには、「ビッグイシュートレイン」という活動をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 「ビッグイシュートレイン」とは2010年に始まった有志の活動で、「偶数月の『ビッ […] -
平和・協同
店舗で「ビッグイシュー」は売れるのか? 委託販売をしているショップ等にインタビュー
「ビッグイシュー」と言えば路上に立つ販売者から購入するのが一般的ですが、販売者のいないエリアでは「定期購読制度」をご利用いただけるほか、委託販売でビッグイシューを販売してくださるショップやカフェで購入する方 […] -
公正・包摂
「柵も作業義務もない収穫自由の農園」-オーストリア 国内最大の難民キャンプでガーデニングを通じて得られるもの
ヨーロッパ各都市に難民が大量に押し寄せること数年、支援にあたる組織や慈善事業者らは難民が新たな環境に馴染めるよう、斬新な方法をひねり出す必要性に迫られている。「ガーデニング」や「園芸」を通じて社会の融合を目指すオーストリ […] -
気候・自然
念願18年! 日本人初の野生動物獣医に認められるも、椎間板損傷…野生動物診療を続けるための応援のお願い
野生動物獣医になりたいと、18年前ケニアに移り住んだ滝田明日香さん。ナイロビ大学で医師免許を取得、ジステンパーウイルスの予防接種、ゾウの密猟対策などの仕事を続けてきた。広大なマサイマラ保護区を車で駆け回ってきた滝田さんに […]