-
健康・衛生
毎年10万人以上を殺し、依存症者を生み出し続ける鎮痛薬「フェンタニル」
米国アラバマ州モービル郊外ーーコリー・ジェイムズ(40歳)が友人を亡くした夜のことを語る。「救急車を呼んだけど、手遅れだった。あんな状況を目の当たりにして、これは本当にヤバいって思ったんだ」。手術後の痛みを和らげるために […] -
アート・文化
表紙は「Ado」、特集は「あたりまえを壊す人類学へ」/11月1日発売の『ビッグイシュー日本版』514号
11月1日発売の『ビッグイシュー日本版』514号の表紙は「Ado」、特集は「あたりまえを壊す人類学へ」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)俳優 金城大和さん 2010年に俳優としてデビューして以来、舞台や映画、テレ […] -
平和・協同
もし吉祥寺がガザだったら――高橋真樹さんによる『ガザ・サーフ・クラブ』解説
ガザについて報道されるとき、映し出されるのはたいてい、爆撃シーンや瓦礫に覆われたまちの光景ではないだろうか。それは、「視聴率が取れるから」と「わかりやすい」映像や写真が使われるからだ。爆撃の前に何が起こっているかは、ほと […] -
公正・包摂
ガザの現実を「憎しみの連鎖」で片づけない――高橋真樹さんが語る『私は憎まない』の背景
日本では、大手メディアによるガザの報道は減ってきている。そして報道される場合でも、「憎しみの連鎖」や「宗教の問題」などという誤解を生む表現が使われるケースもある。しかしこの報道の裏には、長年続いてきた封鎖と占領、そして見 […] -
平和・協同
空爆の合間の “ふつうの暮らし”――映画『ガザ 素顔の日常』上映と関根健次さんトーク
2025年10月、吉祥寺で、大手メディアがあまり報道しないテーマにスポットライトを当てた「UNKNOWN cinema」開催された。第1回となる今回はパレスチナのガザ地区を舞台にした4つのドキュメンタリー映画が上映され、 […] -
ビッグイシューのご案内
57頭「ゾウの大移動プロジェクト」- セスナ、ヘリコプター、獣医、レンジャー50人が奔走
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物 […] -
健康・衛生
オピオイド服用の注意点ー腸や呼吸の異常、思考の変化
『フレンズ』のチャンドラー・ビング役で知られる俳優マシュー・ペリーは、2022年に発表した自伝『Friends, Lovers, and the Big Terrible Thing: A Memoir』の中で、鎮痛剤オ […] -
ビッグイシューのご案内
「ゾウの大移動プロジェクト」に参加、4人の見習いレンジャーたちに、14日間同行することに
ケニアのマサイマラ保護区(※)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生動物治 […] -
アート・文化
表紙は「シム・ウンギョン」、特集は「編む人たち」/10月15日発売『ビッグイシュー日本版』513号
10月15日発売の『ビッグイシュー日本版』513号の表紙は「シム・ウンギョン」、特集は「編む人たち」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)タレント 折井あゆみさん 2005年に「AKB48オープニングメンバーオーディ […] -
イベントレポート
路上生活者の統計が「0」の奈良県大和高田市で、ビッグイシューが出張講義をする意味
ビッグイシュー日本では、ホームレス問題や活動の理解を深めるため、教育機関や市民向け講座などで講義をさせていただくことがあります。 今回の行き先は、奈良県大和高田市です。法務省の人権啓発テーマの一つが「ホームレスに対する偏 […] -
まちづくり
「排除アート」の設置はだれの責任か
街中で見かける曲線デザインのベンチ、その間に設けられた仕切りや肘かけ。これらは、人が横になって休めないようにするためのデザインだ。空間を守るという視点では“防御的”かもしれないが、社会的弱者からは“敵対的”にも見え、日本 […] -
健康・衛生
処方薬が原因で依存症に― 数十万人が死に至ったアメリカのオピオイド危機とは
「強い副作用がある」「使用にあたり厳格な注意が必要」とされた薬は、医師が処方箋を書き、薬剤師が調剤する。その薬のせいで、何十年の間にもわたって数十万人が死亡、というようなことはあってはならない。 しかしアメリカでは「正規 […] -
ビッグイシューのご案内
見えていないし、耳も聞こえていない。麻酔がきいたキリン暴走
ケニアのマサイマラ保護区(※1)で小型飛行機を自ら操縦し、象牙・銃器の探知犬、密猟者の追跡犬とともに、ゾウ密猟対策活動や野生動物の保護に奔走する滝田明日香さん。2023年には、ケニア政府から麻酔銃の所持許可書を得て、野生 […] -
被災地から
平和を願い、福島と郡山の空襲を伝えた「はやまっ子」の子ども語り 語り部、品竹悦子さんに聞く
この夏は戦後80年を迎え、戦没者慰霊式典とともに、平和と非戦を考える集まりが全国各地で開かれた。福島県内で、戦争や東日本大震災など人々が体験した災厄や、地域に残る民話や風習、文化を地元の人々の言葉で伝えている女性がいる。 […] -
健康・衛生
嗅覚の重要性ー生き残る確率を高め、人生を豊かにする感覚
「匂い」は五感の中でもあまり重要視されにくいが、実は記憶や感情と密接に関連し、アイデンティティ形成にも深く関与している。子どもの頃によく行っていた場所ーーそこでしょっちゅう会っていた人たちの顔や名前はよく思い出せないのに […] -
健康・衛生
表紙は「オアシス」、特集は「人間と薬物。そのつきあい方」/2025年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』512号
2025年10月1日発売の『ビッグイシュー日本版』512号の表紙・裏表紙は「オアシス」、特集は「人間と薬物。そのつきあい方」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)タレント 戸島 花さん 2005年「AKB48オープ […] -
原発ウォッチ!
狭い土地、断層多数の「美浜原発」に増設方針–脱炭素は急務にもかかわらず
2025年7月22日、関西電力は美浜原発(福井県美浜町)で原子炉増設のための地質調査を再開すると公式に発表した。もし新設ということになれば、福島第一原発事故後、初ということになる。いまだ福島第一原発事故で発令された原子力 […] -
公正・包摂
罪を犯した人を収容する矯正施設で、聖職者が提供する“パストラルケア”とは
ドイツのある矯正施設では、4人の聖職者がパストラルケア(収容された人を「犯罪者」としてではなく「一人の人間」として向き合い、その内面・苦悩・希望に寄り添う、心と魂のケア)に従事している。地元のストリートペーパー『トロット […] -
まちづくり
「地域レジリエンス」を高める必要性:災害に備えた相互支援体制を
2023年12月、オーストラリアの北クイーンズランドは記録的な洪水に見舞われた。洪水が引いた後、住民の関心は後始末と復旧作業に向いた。寄付物資の仕分け、近隣住民の安否確認、家の清掃など、互いに支え合いながら危機に対処して […] -
気候・自然
表紙は「アーノルド・シュワルツェネッガー」、特集は「生きかえれ!四万十川 清流再生へ」/9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』511号
9月15日発売の『ビッグイシュー日本版』511号の表紙は「アーノルド・シュワルツェネッガー」、特集は「生きかえれ!四万十川 清流再生へ」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)囲碁棋士 吉原由香里さん 2007年には女 […] -
貧困・ホームレス
路上生活者を排除しても都市は安全にならないーー公共空間の”安心”を考える
都市に暮らす人たちは「路上生活者がいると不安」とみなしがちだが、路上で不安を感じるのはホームレス当事者も同じ。公共空間の安全性および脅威軽減策について提言を行っている社会学者のティム・ルーカスは、当事者の視点に立った対策 […] -
経済・産業
農地の有効活用と収入の多角化、環境負荷の低減を実現するアグリソーラー(営農型太陽光発電)の可能性
釧路湿原をはじめ、自然を破壊して行われる「メガソーラー開発」は、景観の悪化だけでなく、災害リスクも懸念されているが、同じ太陽光発電でも農地の上で太陽光発電を行うことを「アグリソーラー」といい、近年注目を集めている。オース […] -
教育
表紙は「ジェーン・スー」、特集は「不登校は育ち方のひとつ」/9月1日発売の『ビッグイシュー日本版』510号
9月1日発売の『ビッグイシュー日本版』510号の表紙は「ジェーン・スー」、特集は「不登校は育ち方のひとつ」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)瞑想・ヨガ指導者 相川圭子さん 20代でヨガの指導者となり、40代で「サ […] -
公正・包摂
食料を配布するのではなく、自炊の環境を/亡命者たちが使える移動式キッチンの設置
アーサー・インファンテは何年も前からホームレス支援に従事してきた。人助けをするのはごく自然なことだと言い、自分の子どもも巻き込んで活動している。「“してあげてる”とは思っていません。困っている人に何が必要なのかを訊ね、衣 […] -
ジェンダー
「いないこと」にされがちなノンバイナリー
自分の性別は「男性」にも「女性」にも当てはまらないと考える性自認を「ノンバイナリー」という。電通グループの調査では、ノンバイナリーを自認する人は全回答者(57,500人)の1.38%を占めていた*が、日常生活においてはほ […] -
原発ウォッチ!
イスラエル、イランの原子力関連施設を攻撃。原子力平和利用の根底を突き崩す
2025年6月13日、核兵器を保有するイスラエルは、イランの原子力関連施設などへの空爆や要人暗殺を開始した。イスラエルは以前から、イランがこれらの施設で核兵器を開発しており、自国への脅威だと主張していた。イランも大量のミ […] -
ビッグイシューのご案内
表紙は「ピアース・ブロスナン」、特集は「走れ!ローカル鉄道」/8月15日発売の『ビッグイシュー日本版』509号
8月15日発売の『ビッグイシュー日本版』509号、表紙は「ピアース・ブロスナン」、特集は「走れ!ローカル鉄道」です。 (リレーインタビュー 私の分岐点)囲碁棋士 飛田早紀さん 2011年、20歳の時に関西棋院でプロ入りを […] -
平和・協同
投下訓練で福島市に落とされた“模擬原爆”原爆と原発、二つの「核の人災」伝える渡利地区
アジア太平洋戦争の敗戦間際に、福島市に唯一落とされた爆弾があった。それは原爆の投下訓練弾「模擬原爆」で、渡利地区の水田で作業をしていた一人の少年が命を落とした。この地区は2011年の原発事故でも高い放射線を記録した。少年 […] -
公正・包摂
肩書を外して出会える場所 大阪・寝屋川の「NEFNE」が地域にひらく“汽水域”
京阪電車・寝屋川市駅から歩いて3分ほどの場所に、「NEFNE(ネフネ)」という、一見何をしているのかわからない場所がある。雑貨屋のように見えるが、本もたくさんあって、レンタルスペースもあって、聞きなれないようなテーマのイ […] -
アート・文化
「新宿ダンボール村」に生きた人たちと過ごした2年間。写真家・迫川尚子さんが語る新宿西口の記憶
1996年1月24日から1998年2月14日の2年間、新宿駅西口には「新宿ダンボール村」と呼ばれる路上生活者たちのコミュニティが存在した。2年間だけ存在したこの「村」をカメラに収め続けた写真家・迫川尚子さんに、ここで生き […]
